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実のない貝殻、海の底

光の網が波に揺られていったりきたり

からめとられるものはなく

魚は魚に挑んで泳ぐ


光る貝殻、これは私の耳

まるい硝子のうすみどり、これ ....
 

さらさら白い砂の上

きらきら白い砂の上

さらさら白い砂よりも

よりいっそうなお白く

まばたきもせずうずくまる

がらんどうの骨や骨

空も地平の果てもない
 ....
 


からすは東の向こうまで

月のねぐらに帰ります

朝が来るのをそこで待ち

一番鶏に起こされる

あるときからすはうっかりと

月の運行 忘れてて

起きたら西ま ....
 

キラキラパチパチ

うるさい花火

ガラガラゴロゴロ

観覧車

ぐるぐる回って運命刻む

てっぺん子供

右と左に天使と悪魔

一番下で老人が、重たい鉄骨支えて ....
 

青い空ゆく薄い雲

高い方では風速く

何でもすぐさま過ぎてゆく


青い空ゆく薄い雲

何も描かず消えてった

消えた雲たち どこにもいない


青い空だけ光  ....
 

ふるふるあめふる火花ふる

鉄の炉端の熔接の

ばちばち火花のあめふるを

がらすの傘さし散歩する


ねこはあめふりいやがって

わたしの肩からはなれない


 ....
 

私は一匹の蜂

細長い巣穴で目を覚まし

風吹く際(きわ)へ這い出して


私は一匹の蜂

見上げる空は泥塗り付けたように

青く清げ(きよげ)に澄んでいる


 ....
さすらいのまーつんさんのmortalisさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
温かな海- mortalis自由詩311-10-27
砂の街- mortalis自由詩111-10-26
寝坊烏- mortalis自由詩111-10-25
memento_mori- mortalis自由詩111-10-23
- mortalis自由詩111-10-23
あめふり火ふり- mortalis自由詩511-10-15
- mortalis自由詩211-10-13

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