すべてのおすすめ
すべてコンピューターにまかしておけば良いのだ

いつもなにやらつぶやいている冷蔵庫に
そう言ったが
なにも返事をしてくれず
両手をすきまに入れ抱きつくと温かい

冷凍庫を開けると相変わら ....
大昔は立派な国で
偉人もたくさん生まれたよ
ソクラテスにアリストテレス
みーんな悩んで
大きくなった
ああ、わかってくれとは言わないが
そんなに俺たちが悪いのか?
(やっぱ、悪いんじゃな ....
おんなはなにでできている
せいしと自尊とよくぼうと
ギャロップかたてに下北沢
ようやくひまをもてあまし
徒歩0分のカラオケあきた
とおりすがりとおりすがり
あなたのおなまえなんてえ ....
小石には刻まれた文字がある
忘れられた形見
鯨の骨の穴三つ
祖父が死んだ日は知らない
祖母が死んだ日は少し悲しかった
花びらのなかに埋もれて
小粒の涙が乾くのも早かった
遠 ....
一二(にのまえ したなが)は
つるぺたな子しか愛せない
一人暮らしの専門学生!!

そんなヘンタイ故の
寂しい青春を謳歌する彼の元に、
ある日突然キュートな
「幼女」がやって来た!

 ....
白い部屋で ひとり
夢みたいなことばかり 思い描く
そして 一周すると
今度は 闇みたいなことばかり 溢れ出す

絡み合った糸玉みたいになって
やがてすべてが 消失点へ向かう
そこまで来 ....
渋谷で夕食にした
友人はペスカトーレのセットと生
私はアスパラガスとウニのトマトクリームを頼んだ
隣の若いカップルは今しも席を立つところ
突き当たりにはインド系のカップル
パキスタン人かも知 ....
ひとつの指をひたし はじまる
どこまでか語らぬ夜の布
音の氷 青の氷
散らばる


片目の月 鉛の月
色のない筆に暴かれる
空は骨
空は骨


青のどこかに金があり ....
 
抱き合うより

見つめ合いたい

そんなお年ごろ


 
ニッカポッカ もっとずっと遠くへ出かけたいな
ニッカポッカ リュックしょって地図を広げて
ニッカポッカ ポッカロバを一頭引き連れて
ニッカポッカ 闊歩闊歩マングローブの森を歩いてゆく

暗闇 ....
かぞえる
今コーヒーカップに落とす角砂糖を
喫茶店のドアで涼やかに鳴ったベルの音(ね)を
雨上がりの街角で曲がった回数を
巻き戻して
振り返って

かぞえる
音がとぶまでCDを回した数 ....
西の夜空に

月が置いてあるよ

黄色いオレンジが

おまえの温度のようだ


夜はなぜ来るんだろう

地球のことが分からないから

この世のことが分からないから

夜は ....
夜食は食べる前がいちばんおいしいのであって

ほんとうに食べてしまってはいただけない

だから、

その先は言わないで
すきま風に吹かれたような
元栓を閉め忘れたような
福神漬けがないのにカレーを作ってしまったときのような
元から1人なのに、1/2人になってしまったような

月はほんとうにきれいか
花はほん ....
私のことばは
うつくしくない

気高くも
やさしくも
はかなくもない

繊細さも
巧妙さも
素朴さもない

気が触れたような独創性も
気が晴れるような辛辣性も
気が遠のくよう ....
眠れない腹いせに
異国の革命に

いつでも言おう
それは違うと

はっきり言おう
それが好きと

眠れない腹いせに

ちょっとそれだけのつもり

友達が霧のように消えて

 ....
流れが速過ぎるのではないでしょうか
わたしはごぼごぼと 泡を吐きながら
すこしずつ水を肺に 入れて

ひとはみな自分の目でしか、
世界を見つめられないのだから
もうすこし他人の目のことを知 ....
  あなたの
  マグカップの
  つるりとした空洞の
  最深部で
  パロールも
  道徳も
  大恋愛も
  なにもかも終わっていた
  冬になると
  唇が乾くだろう ....
知っているのは
僕の 何も 知らない
いつも僕が歩いた
昨日 ぼんやりと 歩いた道だけ

知っているのは
だけど なんだったのか 忘れてしまった
帰り道を 見つめている
誰かの思い ....
歴史に残る詩人から
100人の作品から
抜き出した
100の言葉で
飾り立て

それ 見ろ どうだ
と投稿したが

100人の亡霊が
これは我の言葉だと
ひとつ一つ持ち帰り
最 ....
世界中で 苦しんでいる人のために
詩を書こう そうしよう
橙色のポケットに手を突っ込んで
またたく間に一連の詩を引きだす

こいつはいい詩だ、と師匠は言った
いやなんの、と僕は謙遜した
 ....
もう最後だから,
イベントはちゃんとやろう

もう最後だから,
綺麗な写真残しといてやろう

もう最後だから,
ちょっとだけ優しくなろう

またね,とか
来年は,とか
薄皮一枚分 ....
僕は異物だから
君の悲しみの中で
溶けてあげられない

僕は異物だから
君の喜びの中で
泡立ってあげられない

僕は異物だけど
とても脆いから
もたれた君の肩を支え切れない
 ....
雨の日に、彼女は・・・

蛙道を通って帰っていく

街々の灯は遠く

自分の歩みだけが灯火だった

学校での辛いことが忘れられず 彼女は

Walkmanの音量を最大まで上げる
 ....
君が記憶の裏庭で
水浴びを楽しんでいる間
僕の記憶の天井は雨漏りで
傘の中、数えきれない雨粒を
指折り数えている
 
頭の中にはいくつかの泥濘が作られ
天使が次々と身を投げる
それを手 ....
誰かが 楽しそうに歌を  歌っていて
か        と
に  あ   歌というものは   届
聞かせるために      誰 聞 い
      あ か    か   て
     あるか ....
しゃがみこむ
水滴をびっしり帯びた
つめたい床

うす緑いろに
無感動に すきとおる

指先に 細い鎖をからめて
栓を ぬく。

あなたは
どこから来たのか

つまり
近く ....
どんなに痩せた
棒切れも

地に
突き立てれば
影をなす

どんなに痩せた
影だとしても

それは確かに
日を浴びて

それは確かに
時を告げ

どんなに痩せた ....
友達の奏でる音楽
目は いつも 虚ろだった
私は 一人
川面を 漂う


その きらめきを
その楕円を
周囲の斑点の中に見て 漂う


対岸に 野球少年
川の向こうに 東京が見 ....
弱い僕は常にぼくらで

大きな流れの中でしか生きられない

光り輝く大河の中で

知ってる顔は知らない顔ばかり

文字と一緒に流れていく

時間は時代を消費する

熱気と称した ....
さすらいのまーつんさんの自由詩おすすめリスト(363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
温かい冷蔵庫- 灰泥軽茶自由詩211-11-3
ギリギリギリシャの困り歌- 花形新次自由詩2*11-11-2
下北沢情歌- キメラ自由詩311-11-2
化石- アラガイ ...自由詩10*11-11-2
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白い夜- 凪 ちひ ...自由詩311-11-2
出て来ない- salco自由詩12+*11-11-1
夜_いなくなる夜- 木立 悟自由詩511-11-1
お年ごろ- 殿上 童自由詩18*11-11-1
ニッカポッカ症候群- 灰泥軽茶自由詩2*11-11-1
かぞえる- つむ自由詩4*11-11-1
四谷の夜- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-1
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月夜のカレー- かなりや自由詩411-11-1
過ぎる- faik自由詩4*11-11-1
眠れない腹いせに- かなりや自由詩111-10-31
泡日- ブロッコ ...自由詩4*11-10-30
マグカップ- 草野春心自由詩7*11-10-30
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借りもの- あやとり自由詩211-10-30
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無実/不実- RW自由詩111-10-29
異物- nonya自由詩22*11-10-29
雨の帰り- yamadahifumi自由詩111-10-29
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誰かが歌を歌っていて、僕はそれを聞いていた(それだけ)- ピッピ自由詩911-10-28
風呂の水を抜く- つむ自由詩3*11-10-28
日時計- 千波 一 ...自由詩5*11-10-28
君の現代詩が、風に吹かれて飛ばされていく- 番田 自由詩211-10-28
失われた世代- 空中分解自由詩1*11-10-28

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