夜に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
闇夜になるのが
淋しくて
誰かを想わずにはいられない

星に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
たったひとりで
何億光年旅をして
誰 ....
ドと
ミと
ファが
雪と一緒に降り出した

見上げた頬に
ドが落ちて
懐かしい匂いがする

ふるさとの無人駅で貰った
ミルク味の飴玉
柔らかくて甘い

右手を差し出すと
ミ ....
いつも私を見ているくらげは

どうしてそんなに嘘をついてばかりいるのかと

鈍く光る

私の中の嘘を全て吐き出してしまったら

なにが残るのだろうか

うすうす気づいてはいるのだけ ....
「悩み」という荷物を
背負えば
世界にひとりであるように 
ずしりと肩に、喰い込む。  

高層ビルの39階から 
ビルの足元を見下ろせば 
無数の蟻の人々が
うようよしている。 
 ....
ふと立ち止まり仰いだ夜空に 
一瞬、星は流れ 
願いごとを言う間もなく 
黒い幕の裏側へ
しゅぅ・・・と消えた 

もし、あの一瞬の光が 
無限の宇宙に含まれた 
一人ひとりの一生なら ....
ずた袋が歩く
今日の虚しさ
昨日の悲しみ
入れてない人はいない
一人もいないさ
みんなずた袋
明日になんてお絵描きしない
だからさー電車で
対面の頭ごしに
すっかり縁遠い昼間の空見た ....
浜辺に立つ
脚に寄せるさざ波
私の脚を包んでは離し
戯れる海水
そばに居る白馬は輝く

地平線を見渡す
まっすぐに昇る煙が異様だ
シンメトリーであるようで
実はアシンメトリーな風景
 ....
木々をゆすって風がないている
寒空の中 星は全力で輝き
比べるでなく
心のままに 惜しげもなくひかる

あしあと残しあるこ
昨日へ続く跡は
だれもたどりはしないけど
道しるべになるよに ....
  正午ぐらいに
  この公園の上空に
  赤い飛行機がやってきて
  幾つかの小石を落としてゆくのを
  その妊婦はじっと待っている
  背板にコカコーラのロゴが
  描かれたベ ....
不条理な夢で目覚めた朝
もの憂い倦怠感で
頭の芯がズキズキ痛む

夢とか希望とかそんな言葉で
ちっぽけな人生を飾ってみても
掴めるものといえば
ほんのひと握りの砂だけ

現実をみろ
 ....
               せつなさと呼ぶにはうす汚れ
               虚しさと呼ぶには大げさすぎる
               そんなありふれた感情は            ....
自由とは 
小さい両手を左右に開き 
仰向けのまま瞳を閉じる 
0歳のきみの姿 

両腕の翼を広げ 
きみは今 
夢の空を飛ぶ天使だ 

いつからだろう? 
僕等が大人になるにつれ ....
部屋にあった服のいくつかは      
わたしに合わないものでした

一番うえの兄のことを
二番目の兄が幾度も   
同じように語るのを
わたしたちは
雪の音をききながら
気にしました ....
心が泣いて身体が泣いた

だから私は涙を流した

そうして涙の行く先を

しっかりと見届けた


私は今でも

私のものだ
飼っていた黒猫が突然行方不明
家の玄関の鍵は掛けていた
どこか窓が開いていたのか
窓から見える風景は
空っ風舞う冬景色
街路樹の葉はあらかた落ちてしまい
魚の骨の並木道

ふと見る ....
強く高みを掴んだ
脚に力を射して
秒速の息づかいを届けた
筋肉の震え
ハチドリの余韻
ふたごの虹

高音域を続けたのち
からだをつらぬく絹糸
歌はすべて感情から生まれ
歌はすべてあ ....
ため息を
つきたいがための
ため息に、くもる窓

渦巻く言葉の上辺には
夢を、
夢らしいものを、
夢と呼んで安らぐものを
もとめた日々が
静寂している



ゼロにも満た ....
   瑠璃色が

微弱な電流を絶って不明になる
そのことがわたしのこころを危うくする、
馬鹿げたことだと思うけれど
わたしは時間について
なにもわからなくなってしまったのだ

   瑠 ....
夜更け
寒空
ふいに切り立つ飛行機の音は
機械音ではなく
上空に沸く数百の命で成り立つ音なのだと
踏み入れてはいけないよ
知れば 落ち着く日々に落ち着けず
手は空を掻き切って
いらぬ不穏を
楽園のように愛してしまうから
十六時になったので
この川沿いのベンチから立ち去ろう
綺麗な夕日を
今日は見たくない
宮島行きの遊覧船が
けたたましく船着き場を離れてゆく

週末は車が通れない元安橋
センターラインを ....
さしすせそ

歯に沁みる朝

凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す

たちつてと

舌で弾けない昼

すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ....
ふゆ
ただひとりの


さまざまないろ
さまざまなひかり
ついばむひと おもいはらはら ゆびおり消えて
積もり
かさなり
かけひき
そしらぬ目をし
つまさき立ち からころり つち ....
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
おやすみハニー

あったかくして寝てな

動物みたいになって寝てな

脳を休めるなんてどうでもいいことだよ


生きてるもの全員で寝るんだ

生きてるもの全員があったかくして寝るんだ

それがあなたの ....
前に倣って
ころんだらおわり
鬼がさしだした飴だま
三角はとどまり
はじまらない川の舌根
視座の痛点をかみ
まばたきした脳をころす
薄く張ったハム
お前には娯楽をやる
アルゴルを回遊 ....
こんなことでもなければ
何もこんな時季に帰っては来ない
間に合ったのか間に合ってないのか
話もそれほどしていなかった親戚中が集まって
おじいは三十一だった
その倍以上も時を待って
あたりま ....
今でも あの場所を流れています
高速道路の車列が整然と
途切れない 地平線のように続いて

形にならない声を
無差別に浴びて打たれ
そして 流れ 流れていく河

大きな河の膝の青タンを ....
溶けたアイスクリームの香り
赤い部屋の中に迷いこむ花びら
風も吹かない場所で君が笑う
風の中私は無口になる

やはり私の中では
この先も君がずっといちばんであって欲しい
それでも忘れて行 ....
ヤマダ電機ですれ違ったdocomoのお姉さんが可愛かっただとか
彼女と電話したのが楽しかっただとか
久しぶりに読み返したキングダムが面白かっただとか
恋のメガラバのPVがファンキーでいい感じだっ ....
橘あまねさんのおすすめリスト(1802)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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そんなくらげ- 灰泥軽茶自由詩8*12-2-10
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流れ星_- 服部 剛自由詩312-2-9
感じ- salco自由詩8*12-2-9
記憶- 小川麻由 ...自由詩2*12-2-9
冬の星- 朧月自由詩612-2-9
妊婦と赤い飛行機- 草野春心自由詩8*12-2-9
【_夢の中へ……_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-2-9
ありふれ- 石田とわ自由詩10*12-2-9
天使の羽_- 服部 剛自由詩312-2-8
ノエル- ふるる自由詩8*12-2-8
涙の軌跡- 永乃ゆち自由詩1*12-2-8
鏡の中の猫- ……とあ ...自由詩24*12-2-2
ひかりと歌とふたごの虹- たちばな ...自由詩23*12-2-2
空に消えていく- 千波 一 ...自由詩4*12-1-31
瑠璃色- ブロッコ ...自由詩9*12-1-21
【五行詩】フライト- 凛々椿自由詩812-1-17
【五行詩】off_limits- 凛々椿自由詩512-1-15
十六時になったので- たりぽん ...自由詩9*12-1-14
寒波- nonya自由詩33*12-1-14
ついばみ_跳ね- 凛々椿自由詩912-1-10
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