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音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


 ....
雲が夕暮れる

風の跡に色がついている

山の斜面にふたりがいる

ぶらんこを揺らすふたりがいる

幸福はここにもあるし

みらいにも

こんな夕景のようにあるだろう


僕はハッピーエンドな男だから ....
きょうの花びらを忘れない

玄関にまかれた花びら

あのひとの爪みたいだ


やわらかな色づき

ほのかな湿り

美しく朽ちてくれ


この桃色を掃きながら

ふっと心 ....
有限時間というリュックサックに

たくさん詰め込んだ愛や心配

一つ出し二つ出ししてゆくうちに

リュックサックには

あなたのこころが入ってゆく


それがあったかくて

 ....
銀河を見つめる

昼間の銀河を見つめている

からくりを優しく見つめている

風になぶられる

光にさらされる

力はどこから来てどこへ行くんだろう

花びらの散ったあとを

銀河を見つめる

昼間の ....
灰色のひかりが街道に爆発している

そのひとつひとつが銀河のようだ

とらえ所のないまぶしさに視線を落とす

花びらがアスファルトにこびりついている

となりの土に草葉の緑

それ ....
容疑者の写真がニュースに流れている

月が北東に隠れようとしている

あれは北西なのかも知れない

月が容疑者のように

どちらの方角にも気配を撒いている

三日月ぐらいの形を見つ ....
おやすみハニー

あったかくして寝てな

動物みたいになって寝てな

脳を休めるなんてどうでもいいことだよ


生きてるもの全員で寝るんだ

生きてるもの全員があったかくして寝るんだ

それがあなたの ....
ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ


服と重さが触れ合うから

隙間にキスをしてしまう


ぼくらは求め合う純粋だ

ぼくらは最初から永遠だ
仮面ライダーになりたかった

あのときぼくはまだ

仮面ライダーじゃなかったから

そのことばかり考えていた


三日月は満月になりたかった

ひとはみなしあわせになりたかった
 ....
太陽が違うぐるりを回って

ぼくのところへ戻って来る

おはよう

気持ちはおんなじまんまです

月が違うぐるりを照らして

その影の影が光っています

おやすみ

気持ち ....
3時間過ごしてしまった

音楽を聴いたりぼっーとしたり

おうちに帰ると屋根のうえに

オリオン、おまえならなんて言うだろう


悪ぶってみたけれど

おまえを放っておくオスなん ....
ぽつんとひかる

それだけで嬉しくなれた

淋しくもなれた

悲しくもなれたし晴れやかにもなれた

ぽつんとひかる


遠くのマンションが

白いひかりを並べていた

あ ....
西の夜空に

月が置いてあるよ

黄色いオレンジが

おまえの温度のようだ


夜はなぜ来るんだろう

地球のことが分からないから

この世のことが分からないから

夜は ....
公園よこのカーブした細い坂道

ぼくは一人で歩いていた

綿毛を取って喜んでいた

黒い音で鳥が啼いていた

光とは白だと教えていた

綿毛がぼくの友達だった

あなたと歩いた ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
きょうそとは

キンモクセイの匂いしている

それだけが湿気のように


こすれあう肌が

お花屋さんの冷蔵室の匂いだ

植物みたいな悲しみに

ふたりはじゃれあい

た ....
愛をうろつき

ともしびを踊らした

石壁にもうひとりの

ぼくが伸びて

あなたはもう帰らない


大地からの合唱のあと

ぼくのソロが

さびしくにぎやかに

夜 ....
すべてがあなたの声だった

忘れたいってもがいていた

ときどきあなたが

自身のことをよく言わないとき

ぼくはあらゆる悲しみになっていたよ

すべてがあなたの声だった

忘 ....
自然から教えてもらおうと

ぼーっと公園を見つめていた

木々や草をひかりを見つめていた


大木

根っこ



小鳥たち



草生える

葉のいろ

 ....
電車がトンネルに入ると

車窓が黒い鏡になってしまった

深海の底をたどるように

てのひらをあたためる

ぼくは世界を見つめている

こころの闇なんか信じていない


ぼく ....
ぼくはいまいきてます

いま?
いま、なんてものはぜんぶ過去だ
いま?
ぼくはみらいのいちばん尖んがったところにいる

ぼくはいまいきてます

きのうきみに写メを送ろうとしてぼくをと ....
海の森は林道からはじまっている

その入り口にはフクロウがいて

たまに人間に預言めいた案内をする

うえからひかりが射し込んでいる

月のひかりがちぎれ雲みたいになって

道には ....
朝の公園でおんなは貝殻のようだった

見つけたことを喜ぶみたいな

ぼくはひとりのガキンチョになっていた

おんなから二度キスをされた

髪の毛にしてくれたあと

ぼくから唇にした ....
悲しい歌ばかり歌っていた

ひかりもなかった

影もなかった

本質ってなんだろう

悲しい歌ばかり歌っていた


人間に進化した猿とそうではなかった猿
その違いは森からでたか ....
あんなに月といっしょだったのに

金星はひとりぼっちになっていた

でもそれは

俺の見えている世界だけのお話で

じっさいはなにも変わらないよな

流れ星だ!しばらく見つめていた ....
きのう月ははんぶんで

それはそれで気持ち良さそうに

浮かんでいる気もしたけれど

ぼくらの星の衛星は

勝手にひかりに名前をつけられている

まるでひかりが月みたいじゃないか
 ....
おまえの不在と

おまえのそばにおれの不在


見える世界に傷つけられて

見えない世界で痛みと自失

だから幸福なんてないんだと

だから永遠なんてないんだと

うそぶかな ....
いちょう並木のカフェに自転車で現れた
荷物をおく椅子えらんでいた

どこに座りたい?
ここに決まってるじゃない、

同棲とはまいにち会うということだ
秘密をじゆうに探すということだ
頭 ....
祈りつづける

明日やいまに

声高らかに凛として

アカペラが

空を渡る雲や風

君来た道にこだまする


カントリーロード


僕は幸せ祈れない

さきにしたのは僕なのに

幸せ祈るまねしたくな ....
橘あまねさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(42)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音なくひかりだけで- 吉岡ペペ ...自由詩814-4-3
みらいの夕景- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-6-30
きょうの花びら- 吉岡ペペ ...自由詩912-4-21
天気雨- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-20
昼間の銀河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-4-13
土の草葉に- 吉岡ペペ ...自由詩612-4-12
月の容疑者- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-27
おやすみハニー- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-1-9
隙間の約束- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...5+12-1-1
こころの光- 吉岡ペペ ...自由詩711-12-30
おはよう- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-21
オリオン- 吉岡ペペ ...自由詩811-11-5
ぽつんとひかる- 吉岡ペペ ...自由詩711-11-4
四谷の夜- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-1
10月の少年- 吉岡ペペ ...自由詩511-10-19
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
キンモクセイ- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-9-7
ともしび- 吉岡ペペ ...自由詩311-9-5
素直にこころを- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-5
教えてくれないか- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-24
黒い鏡- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-2
いまいきてます- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-9
海の森- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-9
貝殻のおんな- 吉岡ペペ ...自由詩410-9-6
森からでた猿- 吉岡ペペ ...自由詩610-9-5
流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-3
誓い- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-2
おまえの不在- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-8-28
いちょう並木のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-28
君の来た道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-8-28

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