?. ヘンリー?
 {引用=His Royal Harness Prince of Wells United King-damn In Gland} 
ヘンリーって変なやつ
変なやつ 変なやつ
 ....
強い風が吹いている
頬を刺す/身震いする

そんな日の空は真っ青で
遙か彼方まで澄み渡っている


昨日
君に投げつけた言葉を思う

今日
君から投げ返された言葉を噛みしめる
 ....
ひとはいつ自分の間違いに気づくのだろう
だれかが去っていってしまったときなのか
深夜に目醒め眠れぬ夜を過ごすときなのか
満員電車で家畜の様だと想ったときなのか

あなたはそれに気づいたこ ....
さしすせそ

歯に沁みる朝

凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す

たちつてと

舌で弾けない昼

すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ....
熱帯雨林の奥深くで
一本の樹が音もなく倒れる
遠い北の冬の海で
雨は海面を音もなく叩きつづける

彼が深夜 唐突に眼を開けるのは
そのどちらかの音を聴いた時だ
その瞬間 眼は闇の漆黒しか ....
それは
私の内側を
蝕んで

赤黒い
蕾を
つけるため

脈打つ
心臓に
まとわりついて

不安と
恐怖の
花を咲かすため

頭蓋骨の
隙間から
中に入って

 ....
住み過ぎた部屋
馴れ合いの一角
退廃の窓辺には
霜枯れていく電柱が三本

喧騒のフィードバック
焦燥のハウリング
そこに激情は無く
既に無く
それでも僕の怨恨は
指先から際限なく排 ....
一羽の鳩が飛んでいた
わたしの乗る列車を追いかけるように

無機質な四角い窓枠のなか
黒いコートの肩越しに
羽ばたき続ける
白い鳩の





線路を渡る架線を巧みに避けて ....
「ねぇ、さっきから何見てるの?」

「…、ああ…、ぶどうが降ってくるのを見ているんだ。」

太陽を背景に、数万のぶどうが、ゆっくりと、ゆっくりと、地面に降り注いでいる。

「キラキラしてて ....
月の粉を飲もう……。
核分裂、精神分裂。
月の光を浴びよう……。
ブラックライト、白く染まる肌。

左右一翼だけの、気の狂れた天使が、山羊の首を取り合いながら神に捧げる。
神はその風景を二 ....
{画像=120107025333.jpg}



「思い出」

幼い日シロツメクサを胸元で揺らした君は永遠でした

枕木が苔むしていて少年は永遠などはないことを知る

誰でもが大人 ....
愛する{ルビ女=ひと}と結ばれる前 
この手は一度、天にあずけた 

働く場所が決まる前 
この手は一度、天にあずけた 

これから家族3人で 
叶えるたった一つの夢の為に 
妻のぬく ....
人生という苦手な課程を落第し続けた僕の
その沢山ある蝶番のうちの
どこへと君は紛れ込んだのだろうか
君は笑っているね
君はすべてを笑っている
君は人生とも社会とも言葉とも
笑顔で向き合って ....
お正月に風呂屋へ行き 
入口でもらったサービスの甘酒を手に 
目に入った「足湯」に 
ズボンをまくって、足を浸す 

紙コップから{ルビ一滴=いってき}の甘酒がこぼれ 
お湯が一瞬、白く濁 ....
去年
義母が急逝した

晩年
持病で苦しんでいて
会えば
病気の苦しさばかりで
死にたいけど死ねないのよね、と言われると
そんなこと言わないでと
答えながら
鬱屈した気持ちになった ....
冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
譲れる花 ゆとりある胸中
譲れない花 窮屈な嫉妬

晴眼のように 総てが見通せる
不思議な胸中
邪魔な信念が総てを遮る
不可解な嫉妬

譲れる花 お人好しな花
譲れない花 揺るぎ無い ....
なんてことない不在の言葉に
愛しさを汚されたその時は
無情の荒野にうずもれて
枯れ草毟ってやり過ごそう

なんてことない不定の言葉に
審美眼を汚されたその時は
悲観の海をたゆたって
船 ....
 転がり
 笑いにおよぐ手は
 あなたの汀(みぎわ)に触れただろうか

いつしか愛は 大きく迂回する
あなたの的は
わたしたちの的であり
なのに欲しがるわたしの瞳はもろく
瑞々しい
 ....
1月 {ルビ梵天=ブラフマー}は金剛乗に還る
すると涸れ沢の畔に半裸を露わし
年若の尼が五弦の琵琶に弦を張る
きつうきつうに張るのだから
絹の撚が奏でるほどに
押えの指の血に染まる
2月  ....
朗らかだろう
安らかだろう
健やかだろう
なあ、

陽気で
呑気で
幼気で

穏和で
親身で
温厚だろう

それでいて、コイツ
まだ生きてやがるんだぜ

期待という期待 ....
酒 灯油・ガス販売店

ヤマハ (有)ヒシヌマオートセンター

西方まさふみ 後援会事務所

矯正歯科・一般歯科 なかたに歯科医院 43・1818 ↑

居酒屋ようこ

JA新あぶ ....
寂しさの上に
雨が降る

怒髪の上に
雨が降る

導きの上に
雨が降る

約束の上に
雨が降る

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
海はどこに隠れた? こんなにも空は涼しく、こんなにも山は遠慮しているのに。/それが教授と愛人との踏みならされた日々の果実のような疑問だった。/僕は居てはいけない人間なんです。あらゆる部屋、階段、交差点 .... 失った
後悔を
追いかける
俺は無常

無くなった
腹減った
飯を食う
俺は無常

虫が湧く
無視をする
虫になる
俺は無常

情熱に
蓋をする
莫迦になる
俺は無 ....
土は乾いていて、サラサラと。
女の手より柔らかい風が、表面を削っていた。
粒と粒が懸命に腕組みをしている。
もう少し湿った深い所は、虫の墓場であった。
背中を下にして、動いているカナブン、
 ....
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず


舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ


孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀


 ....
ひろげたお店を片付ける

そしてトイレで用を足したなら必ず水を流す

便器の底を覗けば
生きてきた私自身の素性が判る




早や店じまいの季節になったものだと
ひろげすぎた店 ....
冷静沈着というよりは枯木死灰だ


天衣無縫というよりは無知蒙昧だ


多面的というよりは気まぐれだ


ひたむきというよりは妄執だ


奇抜というよりは悪ノリだ


繊 ....
およそ百年前
大学二年の一人息子を交通事故で亡くした時
既に寡婦であった資産家の江古田夫人は
今度の悲嘆には到底耐えられないと思った
そこで息子のDNAを研究機関に預け
一年半後
スーパー ....
withinさんのおすすめリスト(1673)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Grade_BrightenⅠ,Ⅱ- salco自由詩10*12-1-15
寒風と青空- kauz ...自由詩4*12-1-14
彼の名残り- HAL自由詩5*12-1-14
寒波- nonya自由詩33*12-1-14
寝息- HAL自由詩11*12-1-13
- りり自由詩5*12-1-12
続・散弾的退廃思考- faik自由詩7*12-1-11
Bird_strike(車窓のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-1-9
ぶどうの降る日- 佐藤伊織自由詩4*12-1-7
nuclear_drug.- 雅寛自由詩112-1-7
連作。。。いつの間にか遠くに。。。- 永乃ゆち短歌2*12-1-7
明日のドア_- 服部 剛自由詩12*12-1-6
挽詩- 葉leaf自由詩512-1-6
甘酒の味_- 服部 剛自由詩8*12-1-6
薄墨の絆- そらの珊 ...自由詩24*12-1-1
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
譲れる花_譲れない花- subaru★自由詩18*11-12-21
相性- faik自由詩16*11-12-20
隻影- 乾 加津 ...自由詩27*11-12-15
命脈- salco自由詩7*11-12-14
ダーティーボム- faik自由詩14+*11-12-8
看板- 葉leaf自由詩4*11-12-8
雨女- faik自由詩15*11-12-6
無題- 葉leaf自由詩3*11-12-3
俺は無常- faik自由詩23*11-12-2
皿に乗せられた- 長押 新自由詩2*11-12-1
憂鬱になれる内が花- faik短歌9*11-12-1
旬なひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-11-28
「孤独というよりは当然の結果だ」自由律十伍篇- faik俳句15*11-11-25
江古田家臍次第(えこたけへそのしだい)- salco自由詩15+*11-11-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56