すべてのおすすめ
汗をかく
したしたと汗をかき
発熱しそうな体が平熱であろうとする

腹が減る
汗をかくために必要な
熱量を摂取せんがためにただ腹が減る

眠くなる
汗をかき腹を満たし
体に不要な熱 ....
ごめん バスロータリー  そうだったんだ。
直線で、グルグル回っていたんだ。

今、到着したバスは、人ものせずに
空気をのせて、走りだす。

ごめん バスロータリー
ただ立っていてごめん ....
とおくの海岸線を見つめた
とおくの海岸線には
数え切れないほどのひかりがあって
まるで
とおい海の上に
もうひとつの
ひかりの海があるみたいで
きみは
そのまんなかで
あ ....
今夜も窓ガラスを
こつこつとノックする
かぶと虫だ

息子よ
きょうの収獲はいっぴき

絵葉書はいくども読んだよ
寝苦しい夜は流氷の夢でもみたいものだ
熊の肉と行者ニンニクをかじる
 ....
俺が何を考えているかなんて誰もが知ってる
どんな本を流し読みして、どんなサイトにアクセスしてるか
どんな飯を食って、どんな茶を飲んでるか
愛想笑いの陰で何を考えているかなんてみんな知 ....
今年も砂利トマトの季節がやってきた
この県にとって砂利トマトは秋の風物詩
この地球が丸いがためにできる産業
砂利トマトの穴は今日もぽっかりと
磯辺の岩に口をあけてトマトを待っている


 ....
僕がみつめるひとはそっぽを向いて 
僕をみつめるひとと目を合わせずに 
交差点ですれ違いゆくお互いの間にはいつも 
この手に触れ得ぬ、宙に浮いた 
空気の破れ目がある 


立ち止まり  ....
                    080827


未来少年コナンを呼んだ
コナン! コナぁン! コナぁーーン!!
コナンは来ない!
来ない気だ!!
腹が立つが
2008年の夏も ....
「免許を取るには、年齢位の金がかかる」 

誰かさんが言ってた通り 
33歳にして33万という金を 
母ちゃんは惜しげもなく貸してくれた 

二俣川で筆記試験に受かり 
初めて免許を手に ....
西へと
みじかい眠りを繋ぎながら
渦潮の海をわたって
風のくにへ

海の向こうで
山はいつも寝そべっている
近づくと
つぎつぎに隠れてしまう

活火山は豊かな鋭角で
休火山はやさ ....
              080820




夜というのは
夜があるのは
地球人には当たり前
でも
太陽人には不思議なことで
夜なんて
何処にも売ってない
もしかし ....
               080819


甘すぎるので
メロンパンが
選択された
オリンピック競技

回転翼を唸らせて
ラストスパートをかける
潜水泳法の選手達

過去の ....
とざいとうざい
ここにおわしんす紳士淑女のみなさんよろしくおしげりやす
茨城代表
ディスティニーデジャブーレバーに来る酒ドラッグマニー
スローでクロールするようにずっと真っすぐスクロー ....
猿の姿をした雲が 
夏の夜空をゆっくり流れる 
胸の雲間に 
今にも満ちそうな月を 
光らせて 
           01/10/03


焼け野が原に朝が来た
痩せた影が原稿を書いている
おいらは食うものがないから
水たまりに写った雲を見ながら
焼け残った太陽の欠片を拾う

 ....
「はい、とれました」 
耳鼻咽喉科の看護婦さんが 
白い両手にガーゼをのせて 
ぼくの耳垢を見せてくれた 

「そんなにたまってましたかぁ」 

どおりで周囲の人の話す声にも 
聞こえ ....
美しい花にそっぽを向かれると 
ぼくは自らが蝿だと気づきます 

柔らかい蕾に包まれて 
花の囁きを聞く日を
ずっと夢見ながら 
周りを飛んでは見るが 
こちらに微笑む気配は 
いっこ ....
トウキョウの空は四角くて濁ってると
遠くから来た友達が
平気な顔をして言ってのけた

100年経ったらウンコも残らないトウキョウ
そんなのは何処だって同じで
特別扱いしてんじゃねぇよと
 ....
ら ら ら という文字が 
いつのまに薄れゆく 
都会の空です 

と ほ ほ という文字が 
滲んだ墨汁の雨雲となり 
黒いにわか雨の降りそそぐ 
21世紀のTokyoです 

黒 ....
なにかしようと考えていた。

それでその、
けだるく暑いせいにして、

考えるのをやめたいよなと、
考えたりした。

それでまた、

考えるのをやめるには、
どうすりゃいいかと考 ....
薩摩の国 知覧に
形ありて残れる品々が語る
失われし人々の言葉


決別の書は雄雄しくあれども
語りかける心は悲し
遺品の武器は鋭く美しけれども
人を殺すことのみ
傾けられた知恵や哀 ....
遥か昔「人は弱い時にこそ、強い」と語った 
旅人の屈すること無い「精神の柱」について。 

ある時彼は頭の良い哲学者に嘲笑され 
ある時彼は民衆に石の霰を投げつけられ 

( 人々が立ち去 ....
アナタハ ダレデスカ

身寄りも帰る場所もなく来る日も河川敷を掘じくる佐久間少年ですか
地球の汚染大気に蝕まれ余命いくばくもないメイツ星人ですか
ふたりきり
河川敷の工場跡で
下水道に住む ....
稲妻が光って轟きが来る
光った時もうその下では絶命してるんだ
じゃあ向こうから聞こえてくるのはいったい何なんだ
死んだ後に聞こえてくる音はどこから


電気の光が織り成す出来あいの世界で
 ....
 *
あの日、父さんは
僕に拳骨を一つくれた後、

西瓜を食べたいな
って、思ったら
ちゃんと言いなさいと
悲し気な顔をして
溜め息を一つついた後、空を見上げて…

確かに、
クスッと笑いを漏らして ....
平積みされた本はまだ新しい匂いがしていて
あたしたちは軽く目を閉じた
ロボ子というのはあたしのことです
隣に立っている男性が平積みの本を
二三冊下からひっこぬいて持っていく
ロボ子という ....
期待していた息子が
期待を裏切り
長年の夢をぶっ壊しました

何が原因かって
それは自滅というもので
原因なんてものじゃなく
どうして ああも簡単に
棄て去ることが出来るのか
横で見 ....
             080726



古い手紙は燃えるゴミ
新しい手紙は来ないから
Eメールのフォルダーは
後腐れ無く消去する
古い機械を粉々に
古い情報を粉々に
手品の ....
一定の間隔で
聞こえてくるこれは 悲鳴ではなく
うち上げ花火の音らしい

夜は
みえないものへの思いが強くなっていく

布団の体温がまたわたしを憎んでいる
だえきの甘いにおいが地続きに ....
生きるために
命をいただく とは
こういうことか

無心で
はらぼての小魚に食らいつく
わが子の風景を眺めながら
しみじみ 思った
北村 守通さんの自由詩おすすめリスト(685)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
汗をかき働く日- プル式自由詩4*08-9-1
ごめん_バスロータリー- パラソル自由詩1*08-8-31
ひかりの海- ホロウ・ ...自由詩3*08-8-31
かぶとむし通信- yo-yo自由詩6*08-8-31
俺が何を考えているかなんて誰もが知ってる- ホロウ・ ...自由詩2*08-8-29
砂利トマト出荷始まる- 智哉自由詩2*08-8-28
(_星屑ノ唄_)_- 服部 剛自由詩6*08-8-28
未来がまだ懐かしかった頃- あおば自由詩10*08-8-27
免許を取れた日_- 服部 剛自由詩27+*08-8-26
風のことば- yo-yo自由詩20*08-8-26
夜球- あおば自由詩13*08-8-20
カルメ焼き- あおば自由詩6*08-8-19
メモ- モリマサ ...自由詩9*08-8-18
猿の魂_- 服部 剛自由詩708-8-14
焼け野が原- あおば自由詩2+*08-8-11
耳のそうじ_- 服部 剛自由詩2*08-8-10
蝿と白百合_- 服部 剛自由詩9*08-8-10
四角い空- 虹村 凌自由詩2*08-8-3
「_ら_ら_ら_の人々_」- 服部 剛自由詩4*08-8-3
休日の午後- よーかん自由詩2*08-8-3
特攻平和観音に捧ぐ- 青い風自由詩1*08-8-2
死紺亭兄さんへの声援(エール)_- 服部 剛自由詩8*08-7-31
ムルチ(怪獣詩集:帰ってきたウルトラマン)- 角田寿星自由詩1508-7-31
創書日和【音】_ラウド、ラウド、ラウド- 大村 浩 ...自由詩12*08-7-31
西瓜泥棒の夏- 遊佐自由詩5*08-7-27
妊婦のロボ子さん- モリマサ ...自由詩1008-7-27
いらだち- 青い風自由詩4*08-7-27
妊婦のロボ子さん- あおば自由詩8*08-7-26
不眠夜- びわ自由詩208-7-24
ししゃも- 明楽自由詩608-7-23

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