すべてのおすすめ
結局のところあなたについて書くほかはないのだ。
選択肢は常に目の前にぶらさがる。
埃だらけ蜘蛛の巣だらけのシャンデリアみたいに、
ぶらりぶらりと。
肝臓の色をした月に腎臓型の雲がつかみかかる。 ....
新しい扉を開けると
君がきっと溶けてしまう
かわいくて
すこしいばっているヤツだ

遅めに降った雪を
手のひらに収まるくらい
二つ丸めて
小さいのを重ねて
まーるい炭でボタンをかけよ ....
アメン君が持つ無意味の王様
理解されようとされまいと
規格外それは不変の観念
(ほら、恋愛が科学で証明出来ないのと
同じ事だよ。要するに未知なんだよ。)


形容するならシヴァのピルエッ ....
逃げた小鳥の籠を舐めている
ミミズ腫れの美少年の隣りに
少年が姉さんと呼ぶ女が朽ち果てながらも
逆に「兄さん」と優しく連呼してくる

ミミズ腫れが
いやらしい汽笛を鳴ら ....
きょうは一面迷いなく
綺麗なくもり空であった




うどん、

そうそう、そんな丸みとつやのある色の
たたずまいである

それでも細かなダシ汁は
落ちてくる

 ....
あるお腹が空いた日
しょうがなく戸棚を開けた
何もなかった
幸せすら
見当たらなかった


あるお腹が空いた日
雨粒を一掴み口に入れた
なんの感情もなかった
ただ
冷たくなった雨 ....
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること

食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう

コールセンターに勤めれば
クレ ....
                071006


カメラを素早く
懐に
軽四輪に飛び乗って
資源ゴミの回収に行く
ごみごみした都会の隘路
人情を踏み潰して平らに光る
それなのに
 ....
歩いている
ふつうの
新聞見てる難しい顔で
ふつうの
真っ黒いおっさんや白いおっさん、
ハゲのおっさん、白髪交じりの、足の悪いおっさん、
画面を皆で見る、
自転車は走る、 ....
キレイなアヒルを撫でました食べました
星のいのちと人のいのちが競争をしました亡くなりました
星の無い世界が来る前におじいさんの無い世界が現れて
また葬儀屋が求人広告ですアルバイト可で ....
何ゆえあたしは起きているのか。
人が眠る時間に。

ああ、冷凍庫の変な安いアイスでも食せばよいのかしら。
もう意味がわからないわ、広い広いこの地球にいてガリガリくんを食べるなんて。


 ....
美術絵画が真っ黒の黒助で
それが美しいのであろうか、そうだそうだ
人の肺が真っ黒に汚れきって
空気のせいだ たばこのせいだ
黒油のほ照り具合で
黒い雨が白黒フィルムだ 墨の池 ....
「腹が減っては女も犯せん」

三度三度の食事が何よりも大切な
実験艦シュレスヴィヒ・ホルスタインではこの度
今次航海の慢性的(万世にあらず)生鮮食料品の不足を解消するため
クランケ艦長のポ ....
その道は真直ぐに港へ向かっていた
信号も交差点もなく
対向車線もない一方通行の
横に車一台が走る
天気の良い日は海を片手に見ながら
十数キロにわたる
すがすがしい道路だった
最初の一台目 ....
僕には ヒューマンストーリーが足りない
僕には ラブコメディが足りない
僕には サスペンスとホラーとアクションに彩られた SFしか残されていない

私はなぜ 氷のように固まる事が出来ないのか
 ....
「ネット詩」って呼ばれるものがありますよね?
なんでしょうね?
「ネット詩」って。
なんかいやらしい。
「ねっとし」みたいで、
粘着っぽいっていうか、
なんか、
あーやだやだwww

 ....
A,駆け足と駆け足


0コンマ何秒を争った駆けっこ
振り返ると子供の頃は



ずっと走ってた



そんな気がする

もうだめさね
85k ....
どぎついサンセットで終わった一日
夜のはじまりに静まり返る東シナ海
水平線の果て光り輝く香港の淫売宿を目指して
我等が実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタインがひた走る
ふらふら揺れながら傾きなが ....
ある日神様が降りてきて
すべての半分を君に与えた
しかし残りの半分は
自分で何とかしなさいと言われた

数日は、いや一年くらいは
与えられた半分のもので
飽きずにすんだ
けれどもまだ半 ....
おらはやらないかんことがあるけん先に帰るで
気にするこたないが
先に帰るばあよえ
待たんでええわえ
もう帰ってこんかもしれんし
また会いとなったら来るけん
心配すなや

(あたまのなかで)

お前が工 ....
先輩が威勢良く{ルビ梯子=はしご}を駆け上がり
天井近くの狭い{ルビ頂=いただき}に腹を乗せ
{ルビ扇子=せんす}を指に挟んだ両手・両足を広げて

「 {ルビ鷹=たか}・・・! 」 

と ....
このはれた
けれどもとてもさむいひに
うみにあらわれたはまべで
きみというこどもは
いたずらをくりかえす

うみねこたちがなきながら
きみのいたずらをみている



きみがした ....
ぼくが包茎だったころ
アフリカはとおく
象の足は八本あった

あのひとのほほは白く
うつむくまつげは長かった
どんな人にも天使のように微笑むので
誰もが自分はあのひとに愛されていると勘違 ....
来る 来ない 来る 来ない 来ない 来る…

散ってゆくイチョウの葉っぱを数えていたが
あくびした瞬間に わかんなくなってしまった

おととい販促のおネーちゃんからもらった
ケータイで ....
ぼくなあ、
甘い酸っぱい苦い臭い鼻のまがる液体を
朝昼晩夜朝昼晩夜三六五日毎日毎日飲み込んで
下痢をしておるのじゃよ
もう幾年も、じゃよ
未消化でどろどろとしたのを
垂れ流しておるんじゃよ ....
潮の匂いのする河口で
きみが釣り上げた秋は
きらきらと
ヴァーミリオンの鱗を煌めかせ
すっぽりと
きみの心に還っていった

ぼくはといえば
あいかわらず
仕掛けを空に垂らし
風を釣 ....
空いている電車に乗り 席に座る
駅に停まり 駅を通過し
また駅を通過し 駅に停まり
車内は次第に混んでくるが
他の席はどんどん埋まってゆくが
私の隣はいつまでも空いたまま
誰も座ろうとはし ....
ガッツ星人にやられて
爆発炎上してしまったウィンダムに
ウルトラセブンは 別れのことば ひとつかけてやれなかった

次の瞬間には ウルトラセブンは闘っていたのだ
地球を侵略者の手から救う ....
ごらん あれは
眠りの間際の窓辺たち
ごらん あれは
烏賊を釣る船の漁り火
人々の暮らしは在り続けていてくれる

汗をにじませながら
涙をうるませながら
人々の暮らしは在り続けていてく ....
多感な馬鹿
果敢な馬鹿
彼岸の馬鹿
此岸の馬鹿
対岸の馬鹿

たおやかな馬鹿
物静かな馬鹿
小うるさい馬鹿
夢見る馬鹿
現実の馬鹿
石橋を敲いて渡る

三途の川も馬鹿
地獄 ....
北村 守通さんの自由詩おすすめリスト(685)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたについてのモノローグ- 佐々宝砂自由詩908-1-26
雪だるま- 麒麟自由詩4*08-1-23
222hz- manabe kenta自由詩808-1-8
ミミズ腫れの美少年の隣り- ヨルノテ ...自由詩2*07-11-22
旺盛- ヨルノテ ...自由詩2*07-11-1
あるお腹が空いた日- 小原あき自由詩27*07-10-15
働くってことは- 恋月 ぴ ...自由詩28+*07-10-10
スナップショットで写した空- あおば自由詩4*07-10-6
ふつうのおっさん- ヨルノテ ...自由詩6*07-10-5
どじょうすくい- ヨルノテ ...自由詩2*07-8-13
ガリガリくん- 山内緋呂 ...自由詩16*07-8-1
そして- ヨルノテ ...自由詩2*07-7-23
冷凍船を拿捕する実験艦シュレスヴィヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩4*07-7-7
法定速度- ぽえむ君自由詩5*07-3-23
操縦不能- 狩心自由詩4*07-3-14
パクりました。ミリ・バニリって今なにしてるんかなあ?音楽して ...- 太郎本人自由詩13*07-2-8
ここどこやねん- ヨルノテ ...自由詩3*07-1-17
夜に向かう実験艦シュレスヴィッヒ・ホルスタイン- 大村 浩 ...自由詩15+*06-5-9
□■ひかり■□- よだかい ...自由詩606-2-5
俺は高知を着ている- ---自由詩606-1-17
穴の中_〜冬眠の詩〜- 服部 剛自由詩9*06-1-13
このはれた_さむいひに- 岡部淳太 ...自由詩13*06-1-10
ぼくが包茎だったころ- ZUZU自由詩22+06-1-5
怪人を待ちながら(Mr._チャボ_勝利への飛翔)- 角田寿星自由詩4*05-12-17
どぶさん- 太郎本人自由詩5*05-10-25
秋釣- 草野大悟自由詩12*05-10-10
私の隣に幽霊が座っていた- 岡部淳太 ...自由詩17*05-10-3
ウィンダム(怪獣詩集)- 角田寿星自由詩9*05-9-23
地下水脈- 千波 一 ...自由詩19*05-9-10
馬鹿につける形容詞- 小池房枝自由詩17*05-4-21

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