ハートがいっぱいで

あなたへの想いが
わからなくなりました。

あなたからの想いも
わからなくなって。

すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。

それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
自動販売機だけが明るく光る

夏でも冬でも

こんな山道でも、ちゃんと明るい

誰もいないのに、ちゃんと明るい

私が買わなくても、やっぱり明るい

ここの景色にはもう、自動販 ....
世の中には

悪意というものが

確実に存在する

土曜日の夜

あらためて思った

わたしは白黒つけたがる

言いにくいことを言ってゆくのが

大人のビジネスだと信じてい ....
溶けている。

そうか、この冷たさは雨。

雨、雨、そう雨。

これが雨。


月が見えない。

困る、困る

あれは、瞳、きっと瞳。

見つめてほしい、もっと。

 ....
昔ママが僕に言った
「ママの背中には目があって
 お前が悪さをした時には
 すぐに わかるようになってるんだよ」

だけど僕の背中には
あいにく目なんかなくて
君が悪さをした事には
気 ....
見上げれば



ちゃんとあるのに
届かない

そんな気がした

ブルースカイ


目に見えるものも
見えないものも

いろんなものが
浮遊している

遥か上空
飛び去る飛行機の

その上にも

ま ....
ためいきの

かず

きんもくせいの

かおり

なにかに

あやまるとするか

オレンジの

ひかりやかげ

おさなくて

かげやしない

つんとする

 ....
 
あたしが
死について考えてるうちは
死んでないから

ぼくが詩を書き終えるまで
思ってる
誰かが

そのことを
忘れたふりして
思い出した
ただそれだけの作業のような
気 ....
音楽を飲み

人は生きる

スクリーンの栄養畠

戯曲を舐め小説をしがみ

それから君の笑顔を食べて

暗い眠りから醒める

どれが欠けても困る

次にようやくパンをかじり ....
人と出会い
いずれ別れが訪れるのならば
少しでも多くの傷を
出会いと別れの間に残したい

驚きという銃傷
喜びという挫傷
悲しみという刺傷
憎しみという熱傷

もっと、深い傷と
 ....
この気持ちは
決して言葉に表せることのできるようなものじゃなかった

だけど
どこ探しても  言葉しかなくて
それでも
言葉は
あまりにも脆いから

この言葉に
とっびきりの愛をこ ....
{画像=080717222808.jpg}
ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
「ここはどこなんだろう」
と苔むした薮を歩いてると、湿ってすべる。
裸足ではないが靴底にはもう穴があいていて、リストカッターたちのように深く浅くあらゆる皮膚に傷がついている。
透明の液体が世界の ....
きみを、
やさしく殺そう
ゆっくりゆっくり
ナイフを抜いてゆくのだ


I LOVE YOU
という言葉は
何の意味ももたなかった
いいや、ちがう
ぼくが逃げていたのだ
 ....
走り去る緑

水田は
鮮やかにきらめいて

遠く木々が
燃え立つ

なんて
真っ青な
そら

これが
最後のドライブなら

そう言ってくれれば
よかったのに
街路樹を通りぬけるたび

ドップラー効果が過ぎてゆく

記憶の海

蝉が鳴いている

呼吸する波

蝉が鳴いている

夕方の明るさに

ぼくたちはやがて戸をたてる

蝉 ....
あらゆるまがりかどの公園の
無人のブランコ
ばかみたいにゴミ箱の中身はちらかったまま
カラスが群れる

夜道切り分けて曇り空は進む
ガラス窓が割れて
流線型で情報が流れ込んでくる
ひき ....
神の轍をコピーする

それを魂に貼ってゆく


十字架を背負い

ゴルゴダの丘をゆく

神に同化する

もしくは同苦する

神はなにを喜ばれるのか

いっさいを

神 ....
梅雨と真夏の狭間で
紫陽花が耐えている

真夏の青空の色を湛えて

夏が来るのを
待っている

色はだんだん
褪せていく

散りきるまで
もうすぐ
スナックで知り合えば

たわいもない話をして

エレベーターで送られて

手でも振ればさよならできる

夜の屋上できみと話せば

ケンカでもしなければ

おたがい立ち去れないよ ....
家の近所のファミレスで 
ずーっと本を読んでいた 

顔を上げるといつのまに 
店の外の世はふけて 
店内に客はぎっしり 
がやがやと賑わっていた 

テーブルの間を
小走りする 
 ....
向日葵畑で飛び交う笑顔には
スイカの玉が よく似合う
夏を詠む右手に 夢から抜け出た指輪

七夕に見つめ合う男女に 嫉妬して 花枯らしても意味ないし
数多のホタルを 天の川に放つ

真っ ....
睡り薬の絨毯の上、踊れ踊れよ宵時の神
*……Ink'rose,in close.…↓…★…//…★
虫達の拝みし手々に掠れしレヴィ記の昼
*……Ink'rose,in close.…↓…★…/ ....
{画像=080523225735.jpg}

大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
旅先の友を訪ねた 
帰りの列車のシートを倒し 
ポケットに忍ばせた 
ウイスキーの小瓶を一口 

喉が焼ける一瞬、
の後に 

聞こえて来るのは 
我胸に とくん とくん と響く 
 ....
            080630




真っ暗な中で
三時間毎に目が醒めて
ぼんやりとする
生き返ったのか
それともまだ眠ったままなのか
活動すべき時は今なのか
それともも ....
ヒロタくん

お元気でいらっしゃいますか
元気もクソもないと怒られそうではあるけどさ
俺には免許がないからさ
時候の挨拶が使えなくってさ
こっちは夏なんだけど

とにかくひどくってさ
 ....
どうして伝えたいんだろうね
未来は
自分の中にある


それは一瞬
輝いていた星砂、だったから
{ルビ現在=いま}に立っていても
ときどき砂にまぎれて
きらきらと見えてしまう

 ....
夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
色とりどりの
小さなラムネみたいな

味だって
悪くない

ほんのり
甘くて

でも
これは
魔法の薬

ちゃんと眠りに
導いてくれる

ラムネみたいに
甘い夢を
見せてくれる
わけではないけれど
相羽 柚希さんのおすすめリスト(161)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
heart- 風音携帯写真+ ...809-3-17
自動販売機だけが明るく光る- 雨野六也自由詩409-3-11
悪意- 吉岡ペペ ...自由詩309-3-2
融解、誘拐。- 那人自由詩109-1-11
僕はママになれない- chick自由詩9*08-11-21
ブルースカイ- ヒロシ自由詩108-10-8
あきのかぜ- 吉岡ペペ ...自由詩608-10-8
東京タワー- 小川 葉自由詩308-10-6
栄養- yaka自由詩5*08-10-6
痛みも忘れるほど- かいぶつ自由詩208-10-6
結局は言葉しかない- fuji自由詩308-9-8
七月の雨の光- beebee自由詩1608-7-23
迷い森- モリマサ ...自由詩8*08-7-22
君を忘れる- ゆうと自由詩5*08-7-22
走り去る- 風音携帯写真+ ...13*08-7-20
過去から降るもの- 吉岡ペペ ...自由詩508-7-18
ゆれる- モリマサ ...自由詩31*08-7-15
神の轍- 吉岡ペペ ...自由詩208-7-9
紫陽花- 風音携帯写真+ ...808-7-6
スナックで知り合えば- 吉岡ペペ ...自由詩5+08-7-6
ハンバーグの誘惑_- 服部 剛自由詩7*08-7-6
愛され上手になりたいわ- 北大路京 ...自由詩21*08-7-6
ink'rose,in_close.- 六崎杏介自由詩308-7-5
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
蜃気楼の街- 服部 剛自由詩208-7-1
三時間後- あおば自由詩7*08-7-1
手紙20080614- れつら自由詩508-6-14
砂時計- こゆり自由詩4*08-6-11
夕べのデモ行進- 吉岡ペペ ...自由詩508-6-11
ラムネ- 風音携帯写真+ ...1008-5-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6