すべてのおすすめ
ピーマンと ゴーヤとナスを 買ってきて
  
   相互不一致に おかずは迷う
天井をかき分け浮いてまた沈む浮遊した昼チャイムは重く

ざわつきも混乱も日々続いてく国道沿いを見ては陽炎

いつだって風を待ってる蜃気楼オアシスがすぐそこにある

さみしい季節だと思ってた ....
影の濃くなる季節には男物のシャツを着て立っていた君

アスファルトさえ色づいて騒がしいから両の耳ふさぎたくなる

日に一個積む諦めの白々しくかがやく三百六十個目
 吾も老人声をかくクリスチャン彼女も老齢ニッコリして

 身障者妻の勧めに近づけば一人ぽつねん笑顔にうなずく

 エアロビクス妻と通う62歳なぜか愛らしき姿をおえり
自分とはぜんぜん似ていないものを あつめて暮らす 花とか夢とか 改札で「じゃあね」の後に一度だけ振り向く君に「惚れてまうやろ」 はるのやまは

そのいただきに

じゅんぱくの

ヴェールをまとわずとも

うつくしい
そのひとが
最後のひとで
ないことを

 きみはそろそろ
 認めるべき
赤い血で
レッドフラグを
ひるがえし

 志すまま
 旅ゆく君と





    *{ルビ翻=ひるがえ}す…急に向きを変えて、
         他・(反対)の面を現す
讃美歌を謳い終えたり今日は晴れ陽だまりに75歳春

人類の悩みを思い心が痛む神に希望をしかと置くわれ

スコップをせっせと動かし庭造り妻の背中に春の温き日

眠き眼に午後の奉仕はやや辛しこ ....
一休寺

小豆の海に浮かぶ雲

枯山水に広がる甘味
狂人の如く踊れよあしたには踏まれ汚さる白き言霊

雪あかり足音迫り我を抜きドッペルゲンガー玄関を開く
あのひとの
素とか
あんまり知らないが
好きなタイプと
思う心理
ひと言の代わりに振った手のひらを降ろせずに一人振り続けている

わがままを言えば最後になるような気がして噛んだ唇から血
ひとはひと

  ポニーテールの ひともひと

 若紫のchou‐chou 墨空に舞う
箸置きに次元をかえて架ける橋 転がる二本の非常階段




きみの手のあやとりの糸たぐり寄せ真水に飛び込む指を絡めて




爪先もまなこも縦に尖らせて剥がす鍵盤しろいとこから
 ....
テカる茶が
ゴのつく虫と言えなくて
エナメルちっくな
ダウンジャケット


丈短い
タイトなトップス
もう終り
ゆるカジですよと
言えないアラフォ


先取りもいいけど
質 ....
一度きりの水を飲んだ
きみにはもう実家もなく
影も知れない
優しさなら全部あげるから バファリンの代わりに 傍に置いてよ



何も言わずに ただ料理を平らげる 私はそれが嬉しかった



君の手は 無から有を 産み出して 無限の未来を 私にく ....
白雪に赤い水飴垂らす頃 あの子は少女と呼ばれていたか




目の前を振り子がとおる 催眠を 迂闊に噛んではいけない指が




灰皿の上に広がる砂景色 嬉しかったね、呼吸すること ....
可愛がる
もっと素敵になるために
自分でしなきゃ
誰にしてもらう


片想い
愛されるのが無理ならば
自分で愛す
じぶん色にさ


堂々と していていいね
胸を張り真っすぐに ....
前年度 コピーして出す 指導案
いいかげんさを 露呈する君

子どもらは 同じことして 繰り返す
本番とちる 教師ガッカリ

見学者 発表者とも 場しのぎで
役割分担 上手すぎるだろ
 ....
 ひらめいて
 日記に書いた
ひとことが
 誰かの詩になり
 トップ10入り
さよならの 帰りぎわまで一緒だね
分かれ道さゑ なければいいのに

近いのに 果てなく遠い君の距離
手さゑ繋げぬ 透きとおる白

寒空に 冴えた月が凍てついて
 ....
初挑戦レモンアイシング粉砂糖 小さなボールに粉雪積もる 「ここではないどこか」って場所 この世には沢山あるけど私にはない




唯一の救いのようにさよならをいう文のなかに誤字をさがす日




うそつきは大嫌いだっていううそを ....
忘れない られないひとを一人きり
行方知れずに いつも思って



兄は云う 大事な愛との遠近は
距離がある分 法則に似て



わたしたち どこにも逃げる場所が無い
鏡のなかの ....
還暦になりたる人の臓物はカーボンの色 朝すすり泣く
大気圧耐えるS字の脊椎は儚き生のエピタフに似る
年月を長き指にて掻きむしり爪老い侘びぬ月面映し
平穏は耳鳴りだよと腕時計外し目を揉む薄日の読書 ....
一瞬でさらってくれたひとあふれ出すには少し遠い輪郭


背伸びしたささやか過ぎる罪のせい おとなになるを経験している


すきすきの思い出ぜんぶ消えてゆけきらいきらいが本当 ....
夕ぐれて

夕暮て青い田んぼに鷺立ちて妻と友達笑っています

夕焼けて黒い雲ある山際の道を走るや吾らが車

三上山いわれある山近江富士ひときわ高きその山の名
吉岡ペペロさんの短歌おすすめリスト(412)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕飯の不一致- アヤメ短歌111-7-21
何回も夏- 唐草フウ短歌8*11-7-15
もういないのに- はるな短歌111-7-14
日曜の教会- 生田 稔短歌311-7-10
生活- はるな短歌611-7-10
君を見送るうた- 橘あまね短歌311-5-30
晩春の_信濃の山並み_愛でながら(破調短歌)- Honesty短歌2*11-5-9
旅びと- Wasabi 短歌311-5-3
約束の旗- Wasabi 短歌211-5-1
陽だまり- 生田 稔短歌5*11-2-27
平安ブルー_31__一休寺- 北大路京 ...短歌4*11-2-12
- salco短歌3*11-2-11
好意- Wasabi 短歌311-2-10
弱むし- はるな短歌311-2-3
平安ブルー_29__若紫- 北大路京 ...短歌3*11-1-24
非常事態- 佐藤真夏短歌6*11-1-23
服にまつわる等身大- Wasabi 短歌311-1-21
一月- mizunomadoka短歌211-1-19
ラブレター- ミツバチ短歌7*11-1-5
sorekkiri- 佐藤真夏短歌10*11-1-4
磨く- Wasabi 短歌110-12-30
国語科研究部- 西日 茜短歌3*10-11-28
連なり- Wasabi 短歌210-11-28
あなたにあゑえてよかった- 西日 茜短歌4*10-11-21
粉砂糖と茶漉し- 逢坂桜短歌2*10-11-3
you- 苅田由枝短歌6*10-10-14
或る観念- Wasabi 短歌110-10-14
バ_〰_カ- salco短歌3*10-10-14
幾度もの終わり- 苅田由枝短歌6*10-10-2
夕ぐれて- 生田 稔短歌210-9-23

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