すべてのおすすめ
春だから育て過ぎます 槍などが貫いているあいすべき塔 {引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい

この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい

ひしめく指と指の間から
 ....
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ....
箸置きに次元をかえて架ける橋 転がる二本の非常階段




きみの手のあやとりの糸たぐり寄せ真水に飛び込む指を絡めて




爪先もまなこも縦に尖らせて剥がす鍵盤しろいとこから
 ....
白雪に赤い水飴垂らす頃 あの子は少女と呼ばれていたか




目の前を振り子がとおる 催眠を 迂闊に噛んではいけない指が




灰皿の上に広がる砂景色 嬉しかったね、呼吸すること ....
{引用=


水が
押し寄せている。



外は、寒いからね、



蓋のない瓶の中に
私と
君と
泡と、埃と
唾を
浮かべて



恥らいを捨てたあ ....
{引用=
かくかくしかじかで
魚の骨が喉に刺さっているからどうにかならないかなって食卓を挟んで彼が言う。
かくかくしかじかで
多分どうにもならないんじゃないかなって私は箸を口に運びながら、そん ....
君を
拒むことも
許し切ることも
ない
狭いような広いような
こんな
足の間に
託された私たちの
みらい

密やかに
繰り返される
わずかな
暴力で
からだより
こころが ....
わたしが外から持ち帰った悲しみを
きざんで混ぜてふたりで分けて
あなたが少しだけ多めに食べてくれた昨日の夜
この平穏に嘘の匂いを加えて
壊しかけたのは
わたしたちの今日です
憶測に振り回さ ....
頭の骨の中で起こることが
あなたとわたしの全てではないと
確かめながら
食べ
汲み、飲む
気持ちのよい
作業を続けていますけれど
こころは
殻なしの底なしのたまごなのです
中には
 ....
パン屋のお嬢さんが
背中をさする手つきで
生地をのばすものだから
もう 薬は要りません

開けては 閉める
逃げ道を塞ぐ
冷えて固まったガラス
透き通る壁の中

発酵したい、ね
 ....
海岸からは海岸が見えなくて
これでは砂漠と同じです、あなた
水があるだけよ
ただ水があるだけの砂漠よ

遥か 第五感界の外の霧を掴むには
衰弱するのがよいと聞きました
あちらこちらに船を ....
ゴミを捨てたいけれどゴミを出せる日が決まっているなんて
ヒトの暮らしも楽ではないな
だから
ぽたぽた落としてしまうのね 溜め込めなくて

女の子には月に一度、血液まで捨てる義務があって
永 ....
人の子たちは時間をうまくやり繰りして
表側を重ねるだけのヨーグルト(乳清だらけ)になってしまったね 昼間から
ほのかに腐った匂いにときめけ すぐに腹を下せ

酔いから醒める 体脂肪も減る
 ....
吉岡ペペロさんの佐藤真夏さんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
pisa- 佐藤真夏短歌2*12-4-5
春の温床- 佐藤真夏自由詩8*12-3-11
風通し- 佐藤真夏自由詩6*11-7-10
非常事態- 佐藤真夏短歌6*11-1-23
sorekkiri- 佐藤真夏短歌10*11-1-4
湯船- 佐藤真夏自由詩12*10-12-11
割愛- 佐藤真夏自由詩7*10-11-9
不具合- 佐藤真夏自由詩4*10-3-19
苦行- 佐藤真夏自由詩5*09-8-19
生活- 佐藤真夏自由詩3*09-6-3
瓶詰地獄(初)- 佐藤真夏自由詩3*09-6-2
対峙- 佐藤真夏自由詩9*09-5-23
時間泥棒- 佐藤真夏自由詩309-5-13
根ナシ草- 佐藤真夏自由詩609-5-3

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する