何回も夏
唐草フウ

天井をかき分け浮いてまた沈む浮遊した昼チャイムは重く

ざわつきも混乱も日々続いてく国道沿いを見ては陽炎

いつだって風を待ってる蜃気楼オアシスがすぐそこにある

さみしい季節だと思ってたこの夏また一つ輪のかかるこころ

姿見がが反射した先まぶしさも潮の匂いにも慣れてゆくの

気づくのが遅いばかりで戻れないさようなら夏こんにちは夏



短歌 何回も夏 Copyright 唐草フウ 2011-07-15 20:29:55
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