すべてのおすすめ
ひと巻きをよけいに編みしマフラーの愛はちょっぴり重いのがいい

いいこともわるいことも君がそばにいてくれるのなら全部いいこと

来た道をまた帰るだけ簡単なことができない恋は球体


{ ....
【有無】
恋人の有無気にしないお年頃 好きだから好き 好きだけど好き

【墓】
墓穴を自分のぶんも掘っておく いつでも誰か呪えるように

【丈】
身の丈に合わないギャグをしたために オレ ....
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず


舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ


孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀


 ....
山道を行く
 
水流れ青き木立の杉林曇り空には静けさがある

オレンジの紅葉咲きけり西教寺気恥ずかしげに四人で歩む

敷物を広げて座り妻語るハンミョウという道しるべ虫

山道はなだらか ....
【漕】
自転車のペダル漕ぐ足弱ってる 若いころならすぐ着けたのに

【芯】
よく飛んだ 真芯で打ったホームラン 子供相手にフルスイングし

【なう】
「恋なう」と君がつぶやく毎日を  ....
 ワカリタイ

ナニカ ガ チガウ

 なんかちがう

 雲 掴むよう

 雨 願うよう






 そうじゃない

 ちがうんだよな

  違います

  ....
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私

【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー

【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ....
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
【ゲーム】
国民がオレだけのためマスゲームなにやらせても満ちないココロ

【堅】
ひとつずつ手堅く勝ちを拾ってく 負けぬ勝負を焦らずつくる

【故】
愛故に君に別れを切り出した 後悔して ....
 

露の世の流れ淀みも知らなくに水面(みなも)に映る鳥の浮き寝や

 
 

闇深しカフェの空ほど青はなし 炎の画家は現代(いま)を描くか

この世をば伎楽と見るやさもあらん 誰ぞ誰ぞの好む筋書

ようやくとおのがじしのみ苦慮せずにすむとなりなば殺しあいせる
 ....
【初】
初めては好きな人とがイイんだよ 後に改ざん自分の記憶

【幸】
幸福を感じてたのはいつの日か思い出せない もう何年も

【細】
「細くなれ 細くなれよ」と念じれば痩せていくよ ....
奥琵琶湖周遊ドライブ

若き日々たちまちに過ぎ妻ととも湖畔を走る老年の日々

薄き陽の雲広ごりて平年の23℃の秋のドライブ

稲はみな刈入れは済み黄葉となり一年過ぎてまた歌を詠みいる

 ....
生ハムのあぶらのようにこびりつく濁る合図とするどい刃物


明日にはしなびる青の予感抱き ちんげんさいとふたりでキッチン
出鱈目で意味も不明でハイファイさ
夢でキスして蹴飛ばすラジオ

意地悪な従姉がくるよ日曜日
すぐに逃げたい宇宙旅行へ

淋しげなコラージュセンス武器にして
カウボーイたち家を出るのさ
 ....
『曲者!』と 座敷わらしを槍で刺し あれから彼女 音信不通

マンションの隣の部屋は家賃安 やたらめったら自殺ある部屋

驚いてもらえぬ私 幽霊をはじめて5年 まだ未熟者

気がつくと起き ....
通販で 可愛い男子 買おうかな ランチタイムに 妄想添えて 房総の
浜辺で信じた
存在の
あなた 今頃
どこの海にて




遠い目で
何千万の うねる波
眺める{ルビ表情=かお}が
どこか似ていて





この{ ....
秋最中産湯の部屋に坐しており産湯つかいしわが子思ほゆ

初恋の妻とちぎりし路地の家今は荒れ果て人も住まざり

卜伝の人生短し剣をとりあゆみし道のけわしかりけり
踏み出せず 躊躇する君の背中を{ルビ戦=そよ}がす 小粋な潮風 開け放し砂漠のようなせまい部屋 砂糖の雰囲気を探してる

二人して抱き合うふりして寄り添って あつめたものはばらばらの穴
みとめよう 夏は終わってしまったし あなたをぜんぜん愛してなかった

溶けているアイスクリームの傍らで 吹けばとぶような恋をしていた

場所なんてかまわなかった 季節なんて名前なんてかまわなか ....
傘も無く着る服もなく靴もなく さびしい右手と左手がであう

雨降りの日には出掛ける少しだけよそよそしい町で手を繋ぐ

あまりにも遠くて帰れない夢を手招きしているさびしい右手
車で4時間 炎天の墓苑 「おかあさん来たよ」

祝す事なき 日々なれど 景色移り 木々の色 鮮やか 

雨音の 皮膚に落ち ただひとりの人 想われる
甲羅を脱げない亀でよい 脱皮の空に泣く蝉よりも

ワンパタンアニメ アンパンマンの歌詞で泣く

「ソーラーで回ってるのよ」 ショーケースのガラスに映るひと
太陽直下屋上の熱風 吹き返せ吹き上げろ 空調屋外機の孤独

残されたものは何時だって 地を這う 雑草の草いきれ

古本「遠き落日」 まんが喫茶にて読む 一生の歯車の中

捨てられた ゴミ袋 ....
熱風と潮のからさに生足を出したというのは言い訳だろう


追想と他人の秘密を剥がす酒 求めないはずの指先を磨ぎ


隙をみせ皮膚が食われるもよおしを芽吹ける場所が賑わっていく
蝉鳴く夕暮

夏さなか涼しき夕の友の家ひときわきよくせみの鳴くなり

夏ゆえか猫痩せすぎて眠たげに人も気にせず首を掻きいる

近頃はからだはだるくうつ気味と妻と友との話すのきさき
{画像=080713215510.jpg}



*


街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする



*



吾をまね


地 ....
とくん、とくんときみはうなずいて
真昼の空をひろげてみせた

背伸びして手をのばしてもまだ遠い
青の時間につつみこまれる

目をふせて きみは何かを想ってる
雲にかくれた月に似ている
 ....
吉岡ペペロさんの短歌おすすめリスト(412)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋は球体- そらの珊 ...短歌9*11-12-26
題詠blog2011_061-070- 北大路京 ...短歌15*11-12-17
憂鬱になれる内が花- faik短歌9*11-12-1
山道をゆく- 生田 稔短歌1011-11-28
題詠blog2011_051-060- 北大路京 ...短歌18*11-11-20
ナニカ- Wasabi 短歌511-11-18
題詠blog2011_041-050- 北大路京 ...短歌17*11-11-14
題詠blog2011_031-040- 北大路京 ...短歌13*11-10-28
題詠blog2011_011-020- 北大路京 ...短歌9*11-10-23
一休み- mortalis短歌311-10-23
satura- mortalis短歌111-10-21
題詠blog2011_001-010- 北大路京 ...短歌13*11-10-17
奥琵琶湖周遊ドライブ- 生田 稔短歌711-10-17
キッチン- はるな短歌311-10-17
ねおあこ- 北大路京 ...短歌16*11-10-13
おかると- 北大路京 ...短歌27*11-9-30
通販生活- あやとり短歌3*11-9-30
春海- Wasabi 短歌511-9-27
妻の家- 生田 稔短歌311-9-25
やさしさ- subaru★短歌12*11-9-24
ばらばらの穴- はるな短歌311-9-18
かまわなかったけど- はるな短歌6+11-9-15
さびしい右手- はるな短歌111-9-1
景色- 佑木短歌3*11-8-21
- 佑木短歌2*11-8-19
熱風- 佑木短歌1*11-8-17
油断大敵- 伊月りさ短歌311-8-1
蝉鳴く夕暮れ- 生田 稔短歌111-7-28
かくれんぼ_/_子供と影- beebee短歌8*11-7-24
夏空のうた- 橘あまね短歌1211-7-22

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