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わたしはなぜここにいるのか

青天の霹靂、揺れ動く大地

奇跡のように時は流れ

沸き起こる歓びに包まれて

わたしはなぜここにいるのか

内省を突き破る、情念の牙
ひとつの声が磔にされた
影が七つ震えていた
見つめるだけで魚の群れを孕み
蒼いシーツをまとって巻貝を奥へと遡るひと
血を流す鍾乳石
鏡自身の顔 
その微笑み
宝石箱に喰われた指
そのク ....
▽ 5月病/5月3日の ℹ︎ 短文から ▽

少なくとも、色と数と線と面とが、つながる
脳内神経の束を強制的にブチ切った上でーー
再構築の島で、死ぬほど虚しくならないでね
後生だから、2 ....
薄暗がりにあなたのこえ
ここはやさしい夜明け前
半分こもるはねごと未満
わたしたちの微かな同盟
思いも越えて跳びかえす
深く眠れと祈るばかりで
無力なわたしの無力な詩
どうかあなたの今朝 ....
大体連休明けくらいから
増殖してくる
新しい生活に馴染めずに
ウジウジ悩んでいたところ
つかの間のGWによって
一旦心は晴れたものの
「明けない連休はない」の
格言通り、また馴染めない
 ....
はじめに言っておくがわたしはこれから仕事をしなければならない。たった一時間だが、1100円と少し色つきの重労働だ。これから丑三つ時を過ぎれば街は深く暗い静寂に覆われる。路面も眠っている。陶酔感より .... 脱げそうな靴下が
いつまでたっても脱げなくて
その中途半端な布が
土踏まずの辺りで
心地良いことこの上なく
もう少しこのままにしておこうと
いやいっそ脱いでしまいたいと
そんなことを感じ ....
今はテレビよりも
ラジオを聞きたい気分

軽快に喋り盛り上がるラジオ
居間の静けさを壊すことなく
上手く馴染んでいる

雨が降りそうで降らない
天気予報が曇りだと告げる

静けさが ....
見ているものは感覚であって
イメージを通り過ぎていく言葉を でも
感じている その 僕の手や足として
風景を行く頭に
酒は呑んでものまれるなあ

ポエムは読んでものまれるなあ

名言?

きゃっはっはっ
其処程には
私の死体がいるはずだ
同時に生まれてる

其処程は
空より広く海より深い
死体は時間の階段を昇る

其処程とは
もう横町を曲がったあたり

私と抱き合った瞬間
彼は ....
二〇二〇年四月一日 「論理詩」


①は②である。
②は③である。
③は①ではない。


二〇二〇年四月二日 「論理詩」


①は②より醜い。
②は③より醜い。
③は①より醜 ....
{引用=眩暈と共に溶け出してゆく人生}
掌には四月の切れ端
黄金の週は鉛色の空の下
薄紅の花びらが前を横切って行く
時間は夜から型崩れを起こし
意識はカタツムリのよう
低く低く底を這ってい ....
濡れた火
燃える水

僕らはあまりにも
性急に夢を見すぎた
僕らとは誰なのか
僕らは今どこにいるのか
たしかめようともしないまま

だからそこに出来たのは
はじめから廃墟だった
 ....
いつもの
川ぞいのみちを
いつもの
サウナスーツをきて
ふらふらはしっていると、
むこうから
春が
じてんしゃをこいで
もこもこ
やってきた。
         
もこもこ
も ....
春先の冷たい駐車場の中で一人
僕は缶コーヒーを手に自販機から戻ってくるのだ
ドアを閉めて口にする 缶コーヒーを手に そして
聞いている 同じ ラジオからのCMを
友達は今でも大学に通ってい ....
空、気持ちよく晴れ上がり
熱、程よく対流し
風、絶え間なく吹き抜けて

この黄金色の一日を
初めて出逢う照り返しを
(浮き上がるような光景を)
胸高鳴り高揚し
奇跡の取得に傾いて

 ....
人は
人として経験すべきことを
経験して
初めて成長する
誰かを好きになって
振られたり
誰かに好きになられて
恋人になったり
仕事に就いて
成功したり失敗したり

結婚して子ど ....
たまには近道を通ったほうがいいと
私の手を引いて 導く人がいる
私は
どこかへ行こうとしているのか
どこかへ帰ろうとしているのか
その人に 手を握られ 腕を引かれた瞬間
わからなく なって ....
 暗がりでくそをして、
 暗がりで手を洗う
 洗面台にも、
 浴槽にも、
 魂しいのおきどころが見当たらない
 たしかなものはタオルだけで
 そのタオルもひどく汚れてるのはいったい ....
遠くからでも
桜だと分かるぐらい
よく目立つ

窓から見える街並み
桜が春の良い所教えてくれる

風に運ばれてくる薫り
今に染み込み華やかにする

桜が多い地区
魅力的な街に
 ....
四月の世界が明るく亡びて
あとはただ蜃気楼がゆらめいていた

蜃気楼の中で
花は咲き 花は散り
人々はさざめき行き交い
明るく亡びた四月の世界が
まるでそこに そっくりあるかのようだった ....
いかな聖騎士フランキスと言えども、
軍団長ラジークの命令には従わなければならなかった。
「アイソニアの騎士よ、数日その首がつながったことを喜ぶんだな」
「小僧。そういうことは千人隊長になってから ....
それと知らずにいたほうが幸せだった
そんなこと知りたくなかった
そんなこと言って
知りたがりのくせに
行ったり来たりする気持ちの間で
どっちつかずに揺れ動く
世の中には知らなくていいことだ ....
こぼれおちていった色たちを  
奮いたたせることができますか

やわらかなうす水色が
風をふくんで
ゆっくりと 空いっぱいにひろがれば  
あの ぶきみな瞳も
きえるはずです
  
 ....
大事な物や大切な者全て亡くすのには意味がある?はぁ?お前何様一発殴らせろの根性で生きている。いつか出会える日が来た時は一発殴らせてもらおうと思う。意味のない事は無いけどさ。それでも神様を殴りたいんだよ .... 二〇二〇年二月一日 「女子高校生」


 もう何年もまえのことだけれど、電車のなかで見た光景が忘れられない。目の不自由な男のひとが杖をもって入ってこられたときのことだ。制服を着たひとりの女子高校 ....
{引用=鳥たちよ}
ヒヨドリが鳴いた
喉を裂くような声で
天のどこかを引っ掻いた
それでも皺ひとつ寄らず
風の布は青くたゆたい
樹々の新芽を愛撫するが
ささやき返す葉はまだない

公 ....
○「山頂から」
山に登って
自分の来し方と行く末を
考えてみる

○「人生とは」
人生とは
自分の足元を広げることよりも
深く掘り下げることではないか

○「楽しみ」
山登りの楽 ....
春は淡い
命がそこかしこに生まれては散る
風はそよぐ
樹々の葉がさざ波になる
風と水は似ている
そうかな
そうだよ
どちらも掴もうとしても掴みきれない
手のひらを開いたとたん
そこは ....
マークアーモンドさんの自由詩おすすめリスト(663)
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営業車の昼下がり- 番田 自由詩122-5-1
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成長するっていうこと- 花形新次自由詩522-4-30
私たちの近道- りす自由詩1022-4-29
暗がりで手を洗う- 中田満帆自由詩522-4-26
桜が満開- 夏川ゆう自由詩222-4-22
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ワイジェの丘の戦い(十三)- 朧月夜自由詩2*22-4-19
知る- 坂本瞳子自由詩2*22-4-18
夏のはじまりのヌード- 草野大悟 ...自由詩422-4-18
神様を殴りたい- 武下愛自由詩1*22-4-18
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