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波リズミカルに打ち寄せる
浜辺 灰白にて広がり

貫く漆黒の直線、
後光帯びる弧空、

やがて訪れる
深い夜闇に
点る明澄な灯り

手を繋ぎ寝そべる二人に
対立し合う世界の響き、 ....
軽やかに
紡ぐ
内から
沸き上がる
思考の糸を
生まれたての
子供のように
普遍の宇宙を
舞いながら
世界の響きに
身を委ねて

沈み込む虚脱は
苦痛の肉体と共
忍耐を背負 ....
何処にも行き着くことはなく
そっと明かりを灯すように
静かに確かに歩んでいる
過程にのみ意味浮かび
繋ぐ意味に花咲き開く
そんなひたむきな営みを
ただただ静かに晒している

(目眩くよ ....
安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる

街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと

はら ....
とっくに燃え尽きた私の夢、

桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人

わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている

私たちが生きる、 ....
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う

花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て

花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ....
淡々 降り続ける雨、朝の
しずかさ 穿ち
すぅと冷気孕み
規則正しく輪を広げる路面の水溜まり
いくつも、いくつも 遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人

揺れる傘の群れから水滴は落ち
 ....
卵形の円に
眼、光る
直線の乱打

朝陽 ひんやり
絡めるクチビル

わたし、知らない
沸き立つ潮騒の慕情

ただ延々と炎々と
続く時間、
切り裂くナイフ

欲しいな、下さ ....
世界が照り耀いている
車が通る、人が過ぎる
うっすらと青い空模様、
桜並木は白く染め抜かれ

路上にて、
アパートの隣人と出会います
彼女は親しげな笑顔浮かべ
我々は、
手と手を宙で ....
朝に桜並木を通るたび
垂れ下がる何本かの枝に
無数育つ花芽を観る

今朝に花芽はもう目一杯、
膨らみ茶黄色に揺れながら
花開くその時に備えている

沈黙のうちに生成し
盛り上がる命の ....
朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ

老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して

この六 ....
うねっている
うなっている

熱、失われ
熱、貫かれ

うがっている
うつしている

研ぎ澄まして、研ぎ澄まされて

映さなきゃ 分からない、

)わたし あなたに
)あな ....
独り、歩む途
この冷える夜に
彼岸花咲き誇る、

土手に白鷺降り立ち
用水路たどりすすむ
のっそりのそり進む

この冷える夜に 
咲き誇る彼岸花群れ

白鷺、脇に息づき進み

 ....
あるもの ふしぎ

神秘ではない
端的に 在る

のだから、

在る本 在るマスク 在るコップ
在る木 在るあなた 在るわたし

内的体験として
それら浮き立ち在る

本とい ....
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて

意識、うっとりあけてひらき

紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び

光景に溶け入るわたしが居る
病み患う少年の
皮膚の裂け目から
沸き溢れる膿、
「うう臭いなあ」と言いながら
自らの口にて吸い取る

白い少女、

想い出す。

あの娘は少女のまま沼に沈んだ
あの娘はその白い ....
ひっかかるような
にくたい
かかえ
ぬまへ
だれもちかづかない
ぬまへ
ざわめきながら
わきたちながら
ぬまへ

殴り倒す
声、裂け震え
残照のヒビキ
立ち塞がる壁
哀しみ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

もう夕暮れ、

道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
すみわたる水色
アルルの跳ね橋
輪はひろがってひろがって
川面に輪は
波打ちながら広がって
すべて一体に自ら保ち

水色、降って
降り注ぎ
わたしはいるよ、
ここにいる

 ....
曇天に
木葉 舞い落ちる
その 間 を
ママチャリ 忙しく
通り過ぎ

進む時間、
間の一瞬に 秋、現れ澄んで

降り出した雨、濡れる手のひら
手相に無数の皺、走り
老いゆく、自 ....
独りの魂の
高い壁が
立ち上がる

青を含み
空は曇天
渦を巻き
唸っている、
叫んでいる、

糸杉は蒼白く戦慄き

野性の風が吹き荒れ
灼熱の太陽、消える星



 ....
外は寒いよ
凍りつく

あなたは
大変だったろう
その命燃やし
未だ二十四

どこにいる?
何処に居る?

)オマエは七階から飛び降りて
)砂漠の棺で陶然と
)いつも夜更けに ....
詩を表したい朝に

空は青く澄みわたり
光、溢れ 光、帯び
また再び、
この街に人に私に
降り注ぎます

いのちあるもの、いのちなきもの
そのすべて 一つ一つ 覚醒し
静かに佇みわ ....
冷たい風、
死者の影に
まとわりつく

あなたのいる限り
無限の光彩輝く限り

渦巻く潮の底、
ひっそり潜む
もの 想う

瞬く星は消え
高く高く、紅色に
明ける空、
百万 ....
太陽が輝き
雨が降り注ぐ

この広大な墓地にて、

声を限りに叫んでも
誰にも届かない棺の中

沈黙の荒野を想起し
この砂漠で寝起きする

変拍子で進む旅
くぐもった声が絡み付 ....
くつろいでいるんだな
いつものイートイン、
いつもの濃いめのアイスコーヒー

午前だけ、
朝の薬に病状は落ち着き

顔を上げればガラス越し、
街はいつのまにか
雨に濡れ
傘の黄、黒 ....
父は沈黙を支配し
静謐は直観に従う

深夜に一日は生動し

わたしの思考は
宇宙へひろがる

この戦慄を貫く混沌、
この旋律を貫く企図、

躍る世界は荒野の声を響かせ

雪に ....
眠たげな空、
わたしは滑り落ちて
ひかりの大洋へ
雨降り
ひたすら泳ぐ
ひかりの大洋へ

大空、裂ける
青空、割れる
遥か臨む、
谺のウチュウ

熱い魂と熱い魂のぶつかり合い
 ....
薔薇色に燃える桜の血飛沫

まだ生き切ってない、
まだ息切れてない、
「ハッピーエンドは
レベル、高い」*

ふかく、もっと深く
今一度引き寄せられ
ループを描くように
ゆっくり沈 ....
世界が暗くなっている
車が通る、人が過ぎる
どんより曇った空模様、
細かい雨が降り始め

道にてアパートの隣人と出会います
彼女は親しげな笑顔浮かべ
手と手を宙で打ち合わせ
互いに挨拶 ....
マークアーモンドさんのひだかたけしさんおすすめリスト(113)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
浜辺- ひだかた ...自由詩11*23-7-8
とうめいに_すみわたる(改訂)- ひだかた ...自由詩11*23-3-24
永遠(改訂)- ひだかた ...自由詩523-3-22
安らぎの時- ひだかた ...自由詩6*23-3-21
夢と未知- ひだかた ...自由詩6*23-3-20
桜の花舞うこの時に- ひだかた ...自由詩6*23-3-19
雨の土曜日- ひだかた ...自由詩7*23-3-18
切り裂きジャック- ひだかた ...自由詩323-3-16
容器(初春編)- ひだかた ...自由詩7*23-3-16
花芽のうた- ひだかた ...自由詩8*23-3-12
桜並木- ひだかた ...自由詩823-3-6
- ひだかた ...自由詩523-3-4
みち- ひだかた ...自由詩523-3-1
漂白して- ひだかた ...自由詩623-3-1
紅梅- ひだかた ...自由詩12*23-2-26
いきかた- ひだかた ...自由詩423-2-23
ぬまへ- ひだかた ...自由詩423-2-22
道端の神様- ひだかた ...自由詩9*23-2-22
ゴッホの水色- ひだかた ...自由詩7*22-10-25
マの一瞬〇アラワレる秋- ひだかた ...自由詩4*22-10-24
痕跡- ひだかた ...自由詩4*22-10-21
この秋晴れの空の下- ひだかた ...自由詩322-10-21
詩をあらわしたい朝に- ひだかた ...自由詩222-10-20
散逸〇独りの異人の声、聴きながら- ひだかた ...自由詩522-10-18
ミイラ- ひだかた ...自由詩8*22-10-17
朝にくつろいで- ひだかた ...自由詩7*22-10-17
夜想- ひだかた ...自由詩622-10-8
ホノオ- ひだかた ...自由詩5*22-10-7
分裂詩- ひだかた ...自由詩322-10-5
容器- ひだかた ...自由詩722-10-5

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