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ほこり
砂粒
いとくず
羽毛
ライ麦パンのかけら
消しゴムのかす
書き損じた紙くず
こぼしたミルクの薄い被膜
三日月の形の爪
開くことなく死んだシンビジウムの黄色の蕾
裁縫の針の銀 ....
朝の歩道沿いの桜並木、
垂れ伸びた枝の此処彼処
赤らみ膨らむ無数の芽、
じわりじんわり時を待つ

老婆が立ち止まりそれを見ている
ぶつぶつ宙に言葉放ち
じっと動かず凝視して

この六 ....
●マドル●マドラー●マドラスト●子供たちは●頭をマドラーのようにぐるぐる回している●マドラーは●肩の上でぐるぐる回っている●ぐちゃぐちゃと●血と肉と骨をこねくりまわしている●そうして●子供たちは●真っ .... うねっている
うなっている

熱、失われ
熱、貫かれ

うがっている
うつしている

研ぎ澄まして、研ぎ澄まされて

映さなきゃ 分からない、

)わたし あなたに
)あな ....
鱗がすべて剥がれると
女はかたちを失くして空になった
砕けた酒瓶のモザイク
背徳のステンドグラス
これら切り傷はすべて風景によるものだ

昼の弁当を持たない子供は母の靴紐で綾取りをした
 ....
花の話をしていると
何で花の話をしてるんだろうね
という話になって
僕らが花だからじゃないかな
ということでよく見ると
お互いに花だったね
とわかって
笑って
咲いて
入学す ....
嫌なことがあっても
好きな音楽があれば
楽になること知っている

生活の助けになっているし
生活を盛り上げている

毎年好きな曲が増える
毎日のように
新しい曲が生まれている

 ....
 沈丁花の香しさ
 小風に誘われて
 こころが遠い場所へタイムリープしてしまう

 「ここから見ると。」
 海沿いは照り映える鱗波がどこまでとなく続き
 うっすら空に霞がかる

  ....
○「春がまた巡ってきた」

梅の花が咲き
鴬が鳴き
桜の花が咲く
春が
また巡ってきた
春は
別れのとき
出会いのとき
悲喜こもごもの春が
また巡ってきた
僕も七十回目の春が巡 ....
すべてのものが露わになる前の世界
夜明け前の朝は、そうした匂いが感じられ
鳥は瞼を微動させて小さく羽毛を震わす
風は樹の洞に仕舞われて
リスの鼓動がすこしづつ増してゆく



時を軽 ....
あなたは僕の大切な人
世界に向かって開かれた
僕の唯一の窓
僕の名を一番呼んでくれる人
僕の名を一番理解してくれる人
人生の半分以上をあなたと生きた
それでもまだ
あなたに触れよ ....
独り、歩む途
この冷える夜に
彼岸花咲き誇る、

土手に白鷺降り立ち
用水路たどりすすむ
のっそりのそり進む

この冷える夜に 
咲き誇る彼岸花群れ

白鷺、脇に息づき進み

 ....
あるもの ふしぎ

神秘ではない
端的に 在る

のだから、

在る本 在るマスク 在るコップ
在る木 在るあなた 在るわたし

内的体験として
それら浮き立ち在る

本とい ....
 会社の正門を出ると横断歩道を渡って右折する
 そこに
 名前も知らない神社がある

 給料日に銀行へ寄る時だけ利用するようになった
 神社の境内のわき道
 一人通れる足幅の草だけが禿げて ....
○「夫婦喧嘩」
お互い口を聞かないでいたら
3月が来てしまった!
外では
梅の花が咲き鴬が鳴いている

○「夫婦喧嘩」
妻のいうとおりには
できない
そうかといって
夫のいうとおり ....
朝の光に華やかな
紅梅の花の群れ、流れて揺れて

意識、うっとりあけてひらき

紅の点描、今や無数無限
朝の光彩を闊達に浴び

光景に溶け入るわたしが居る
凪いでいた
こころは
畑の隅に捨てられた乾いた豆の鞘のよう
燃やされることもなく

冷気の中で目を覚ます
落日よ 
遠く烏たちを巻き込む業火の蕾
咲きもせず散りもせず

ふくれあが ....
鳥かごみたいな
カバンの中に
大切な本を
持ち歩きたい

部屋の隅で
広げた世界を
丁寧に折り畳んだ

それはまるで
スカートの裾を
抑えるように
風の誘いを断った

カバ ....
漬物があれば
白いご飯を美味しく食べられる
最高の組み合わせだろう

白いご飯と合わないもの
探すのは大変だろう

朝は白いご飯と味噌汁がいい
和のものがいい
日本人の体に合っている ....
病み患う少年の
皮膚の裂け目から
沸き溢れる膿、
「うう臭いなあ」と言いながら
自らの口にて吸い取る

白い少女、

想い出す。

あの娘は少女のまま沼に沈んだ
あの娘はその白い ....
その朝が来ても

その明日が来ても

代わり映えのないことよ、



目をつぶってら


  
  
ひっかかるような
にくたい
かかえ
ぬまへ
だれもちかづかない
ぬまへ
ざわめきながら
わきたちながら
ぬまへ

殴り倒す
声、裂け震え
残照のヒビキ
立ち塞がる壁
哀しみ ....
同調圧力は弱いようだ
承認欲求も薄いよ
ところで
耳かきと詩作は似ていると思いません?
ふとした快感・・・ 「ふと」 いい響きだ

情報と金が大海原で泳いでいる
ぼくは釣りはしない
そ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

もう夕暮れ、

道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
二月は冷たい熱をまとった光
包まれた小枝は銀色の針金
青々とした空に刺さっている
そして導かれて小さな蕾がこの世に顔を出すだろう

優しかった過去の手を想う
手も語ることはないけれど
私 ....
冬の日差しを背に受けると暖かでした

布のブックカバーはザックリとよい手触りです

賑わう道の際にある私の影の中で

詩集のページを開いてみました

ある詩をゆっくり二度読みま ....
腹の立つことがあんまり多いと
もうただ笑って過ごそうと思う

怒りに任せて喚いて怒って泣いて
それでもなんにも解決しないから
もうただ笑うしかないんだよね

笑ったからってなんにも解決し ....
駅前で
交通遺児のための募金活動を
眺めていて
私の起業家精神に火が着いた
「こ、これだ!」
恵まれないと言えば
私だって相当恵まれない
気の毒この上ない人なのだ
「恵まれない人(私) ....
チンポコを
どうコネくりまわしても
うんともすんとも言わない
第一性欲がない
AV見ても何にも感じない
しかもだ!
食欲もないときてる
この俺から
性欲と食欲を取ったら
一体何が残る ....
自らを
奮い立たせる
{ルビ焔=ほむら}を胸に
我が道を往く 
マークアーモンドさんの自由詩おすすめリスト(663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あさのゆか- そらの珊 ...自由詩12*23-3-10
桜並木- ひだかた ...自由詩823-3-6
LA_LA_MEANS_I_LOVE_YOU。- 田中宏輔自由詩10*23-3-6
- ひだかた ...自由詩523-3-4
バンドマン帰らず- ただのみ ...自由詩2*23-3-4
花の話- たもつ自由詩623-3-3
好きな音楽と過ごす- 夏川ゆう自由詩323-3-3
春霞- リリー自由詩5*23-3-3
独り言3.3- ホカチャ ...自由詩6*23-3-3
夜明け前の朝- 山人自由詩6*23-3-3
あなたは- たもつ自由詩123-3-2
みち- ひだかた ...自由詩523-3-1
漂白して- ひだかた ...自由詩623-3-1
三度目の小径- リリー自由詩5*23-3-1
独り言3.1- ホカチャ ...自由詩4*23-3-1
紅梅- ひだかた ...自由詩12*23-2-26
土と銀- ただのみ ...自由詩2*23-2-25
カバンの詩- ミナト ...自由詩923-2-24
白いご飯- 夏川ゆう自由詩623-2-24
いきかた- ひだかた ...自由詩423-2-23
変身- AB(な ...自由詩323-2-23
ぬまへ- ひだかた ...自由詩423-2-22
世間と釣り_耳かきの快感- 空丸自由詩723-2-22
道端の神様- ひだかた ...自由詩9*23-2-22
しるべ- そらの珊 ...自由詩9*23-2-22
布のブックカバー- 八重もぐ ...自由詩11*23-2-22
笑ってねぇ- 坂本瞳子自由詩1*23-2-21
株式会社ぼきん- 花形新次自由詩123-2-21
私は追い詰められている- 花形新次自由詩123-2-20
焔の道- 服部 剛自由詩323-2-20

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