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この恐ろしいほどの
時間の無駄使い

無駄使いだけど
ただ無駄なわけではない

一番の贅沢かもしれない
お金も名も無いけれど

この命の
どうしようもない物語

この物 ....
夏が来たら
夏のことを書く
もうそれだけでダメだ
このクソ自称詩人どもが!

猛暑日に18℃設定の部屋で
アレクサに
クリスマスソング特集を
要求している
俺の自閉症の息子を見習え! ....
二〇二一年三月一日 「生きていた火星人」


 ロバート・シルヴァーバーグの『生きていた火星人』を読み終わった。火星人が生きていたことがわかったところで、物語は終わる。主人公の10歳の少年と9歳 ....
ビートルズを初めて聴いた中二の休み時間
直観と感覚が一体化した

直観は向こうの奥底からやって来て
感覚はこちらの世界からやって来て
繋がり共働した

僕はこんなにも自由だ
僕はこんな ....
霞んだ滲んだ奥底から
仄かに姿を現すもの

深い、深い
海の底にいるように

無音のうねり
無音の夜

限りない広がり
限りない響き

忘却と思い出の狭間に立たされて

奥 ....
七月を纏って
汀を歩いてゆく
寄せては返す 透明な波

やがて小さなさびしい桟橋へ
たどりつくだろう
そこから灰色の舟で
向かうだろう
いちばんなつかしい日へ
記憶と予感との ....
私の父は
競馬に入れあげ
家、土地、ありとあらゆる財産を
注ぎ込んでは外れ
終には破産、一家離散に
追い込まれました
両親は離婚、姉は風俗穣
私は高校に行けずパチンコ店店員で
生計を立 ....
おかえり
やってくるものたちよ
君らのことは
昔から知っていた
真っ赤な顔して
小さな手足をぐーぱーしていたころから
思えばそのころ
宇宙のすべてを知っていたはず
だんだん忘れたわけな ....
そして私は
静かに
狂う
小径で すぅと
鬼やんまとすれちがう



ありがとうが
口ぐせの私だが、
礼も過ぎれば
無礼になる
それでもさ



誰もいない
林の陰で ....
銀色のプラットフォームは静かだ
何かが終わってしまったような
白い虚ろな光があたりを満たしている

駅名表示もない 時刻表もない
すべての列車はもう過ぎ去ってしまったのかもしれない
他の乗 ....
二〇二一年一月一日 「わが愛しき娘たちよ」


『80年代SF傑作選』上巻の4作目は、コニー・ウィリスの「わが愛しき娘たちよ」女子寮にいる女の子が主人公。そのモノローグで語られる話がちっともおも ....
手持ち無沙汰に膝にのせ
撫でたのは 猫でなく
ことば以前のなにか
死者からの便りのように
ふとカーテンをはらませて
沸騰する
静けさに
肌をそばだてながら
缶ビールの残りを一気に飲み干 ....
自称詩人が
元首相の身代わりになって
撃たれたなら
元首相にとっても
日本にとっても
自称詩人本人や家族にとっても
どれだけ良かったことだろう
大切な人の命を救いつつ
自称詩人が思い描 ....
彼が銃を撃ったその先にあったものを
思う 存在していた標的と そして
聴衆のかき消されたざわめきの中で
銃の落ちていた路上を
自称詩人の精神構造が
銃撃犯や放火犯と同じなのは確かだ
自称詩人を野放しにしてはならない
奴らはまだ自分達にも何か出来ると考えている
しかし、短ければ半月もしないうちに
自分のやっていること ....
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
静けさの含み持つ何か 
自らの心落ち着いた時に
期せずしてやって来る何か

過去へ遡行しながら
未来から到来する
未来から到来しながら
過去へ遡行する

胸奥から込み上げ溢れ 溢れ込 ....
指に指の毛が生えていること
永いあいだ、すっかり忘れていた

まだ僕に夢も希望もあったころ
いつかの祖父らと田植えをしたのに
降りていく
夜空の底へ
降りていく
瞼を閉じて
降りていく

やはらかなそこへ
そこなきそこへ
はらはらはらはら舞いながら
やさしいことのは散らしながら

降りていく
宇宙の底 ....
テレビの中で
人々の行き交う雑踏の渦に
少年は独り立ち尽くして
涙をこぼしている

「なんで僕はここにいるの?」

私はテレビの外から
少年に音の無い声で語りかける

「この世界 ....
きみがどう思っているかなんて
考えもしなかった
僕がどう思っているかを
伝えようとして
精一杯だった

もう少しだけ
やさしい人間だったなら
きみの言葉に
耳を傾けることができたなら ....
「高市」発言で精神が折れた

日本を取り巻く現在の状況を把握して

経済のことも真面に捉えて

消費税減税が必要だということを

きちんと理解した上で

積極財政を唱えているのだと ....
二〇二〇年十三月一日 「学園紛争」


 ぼくは同志社大学の1980年度生だ。1980年度に入学したって話だけど、ぼくの大学一回生の後期の授業は、学園封鎖で潰れた。後期テストはレポート試験だった ....
壁に
貼り付けられた
横顔

忌々しい
誕生の記憶

古ぼけた
カセットレコーダーから
繰り返される
子守唄のフレーズ

色彩は意味を為さず
ただイメージだけを
後方へと追 ....
夜に
道行く人の顔、白く浮き上がり
満月
独り独りの魂が、彷徨する
街道に沿って
ぽつぽつと点灯する黄色い灯り
追いかけて、追いかけて

刹那開かれる永遠に

そっと息継ぐ精霊を  ....
押し寄せる
下校放送響く
夕焼けの校庭

僕ら相撲をとっていた
円い線を砂に描き

中原くんは強かった
尾崎くんは弱かった

斜光が僕らを照らしていた
僕らの命は躍っていた

 ....
覚醒する意識に
一瞬が泡立ち
永遠が開ける

熱風吹く青の下、
日傘をさした人々がいく

歓びに充ちて
凝視する
世界は光
永遠の戯れ
今日も
色々とあった
でも
何とか今日も
おやすみできる



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
部屋にいる
それだけで逃げた気分になるのは
わたしが臆病者だから

誰の気分も害さずに
自分の気分だけ害して
天井を見つめる

自惚れに気づくのが
遅すぎたのはわかってる

世界 ....
宙空の先のビー玉の喧騒
夢はわちゃわちゃ過ぎていき
白雲もくもく青空に湧く 

夏の街には太陽燦々
老婆と少女が手を繋ぎ
踊り廻るよ、廻り躍る

死の標的を撃ち抜いて
生の覚醒に眩め ....
マークアーモンドさんの自由詩おすすめリスト(663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
贅沢な無駄使い- シホ.N自由詩322-7-27
おまえらのダメなところ- 花形新次自由詩122-7-26
詩の日めくり_二〇二一年三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩11*22-7-25
ビートルズと自由・直観と感覚- ひだかた ...自由詩522-7-24
コンタクト- ひだかた ...自由詩722-7-23
- 塔野夏子自由詩6*22-7-23
長澤まさみ- 花形新次自由詩122-7-18
金貨- やまうち ...自由詩7*22-7-18
※五行歌_三首「静かに_狂う」- こしごえ自由詩5*22-7-18
銀色のプラットフォーム- 塔野夏子自由詩6*22-7-11
詩の日めくり_二〇二一年一月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*22-7-11
純粋遊戯- ただのみ ...自由詩2*22-7-10
自称詩人から変わるチャンスを無にした- 花形新次自由詩222-7-10
要人の死んだ日- 番田 自由詩122-7-10
世界平和のために- 花形新次自由詩222-7-9
※五行歌「宇宙の涙」- こしごえ自由詩3*22-7-8
フルサト- ひだかた ...自由詩8*22-7-7
田植え- クーヘン自由詩10*22-7-7
むおん_ちんもく_むげん_むてい- ひだかた ...自由詩5*22-7-6
約束- 服部 剛自由詩122-7-5
- 花形新次自由詩222-7-4
「高市」発言で精神が折れた- ジム・プ ...自由詩2*22-7-4
詩の日めくり_二〇二〇年十三月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*22-7-4
貼り付けられた顔- 花形新次自由詩322-7-2
精霊の夜- ひだかた ...自由詩8*22-7-1
校庭- ひだかた ...自由詩922-7-1
世界- ひだかた ...自由詩8*22-6-30
※五行歌「おやすみできる」- こしごえ自由詩5*22-6-30
部屋- TwoRivers自由詩8*22-6-28
夏空(改訂)- ひだかた ...自由詩9*22-6-28

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