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安らいでいる
昨夜の疼痛発作、
嘘のように
安らいでいる

街は今、彩り豊かな遠景
浮き上がり消える美の残照
時は静止し息を潜め
奥まる意識に桜の花、
散らす はらはらと

はら ....
毛糸の陽だまりにも春は来ていた
健気に母が計算した数式は
今朝、消しゴムで消しておいた
経験だけではどうしようもない
結論や結果があって
けれども僕らは
健康な明日を願うのだった
 ....
パイナップル










有名な文学作品との語らいの途中で「人って体裁を気
にしすぎると本質を忘れがちだと思って生きてきたけ
ど本質のエレメントの文字や概念も今やAI ....
あしたから春です
という宣言がされ
そこかしこで煙があがった

すべてを語ろうとする僕たちは
不足を抱えることになり
かろうじて嘘ではない かもしれない
くらいの言葉で
このほそい ....
脳天に五寸釘を打ち込んで
血が噴水のように鮮やかに
飛び散って美しい
自称詩人が唯一人のために
なった瞬間だ

道端三姉妹の名前を
思い出せない
こんな時にネットを使うと
ボケ防止に ....
とっくに燃え尽きた私の夢、

桜の花々白く白く青空に映え
その下を忙しく歩き過ぎる人

わたしとあなたは
ばらばらに進みながら、
一つの目的地を共に切り開いている

私たちが生きる、 ....
順番がきて
名前を呼ばれて立ちあがったけれど
なんて言えばいいのか、なにを言えばいいのか
わからなくって、ぼくはだまったまま
(だまったまま)うつむいて立っていた。

しばら ....
○「青春の回想4」

僕の友人の話である
中学生の時に二つ上の先輩から
いきなり呼び出されてめちゃめちゃに殴られた
どうして殴られたかはまったく心当たりがなかった
しかししばらくするとそれ ....
真っ直ぐ容赦なく進む時間に
春、桜の花 絢爛に舞う

花道、進み全身を浸せば
不思議なくらい、
瞬間 瞬間 現れ出て

花吹雪はいずれ
私という存在に垂直に降り
時間という緩慢な容赦 ....
翼が生えてきた 日に日に大きく育って
ゆく けれどそれは 誰にも見えない 私自らにも
見えない なぜならそれは 私の内側へと
生えていたから 見えはしないけれど ただ
たしかにそれは 翼である ....
コンパスは串刺しの太陽を食らう
インクの肢体その所作に風で眼を濯ぎながら
めくれる笑顔の残像が染みになる鈴を吐き戻す娘の青い蝸牛菅で
処方されなかった秘密は気刻みに棘を起てる時計
流れに垂直の ....
春だというのに肌寒く
しとしとと降る雨が桜を散らす
まだ咲き誇る姿を見てはいないのに
水分を含んだ枝は俯いている
薄紅色の花弁が川面を流れてゆく
灰色の空に月の姿はあらず
寒さが益々感じら ....
 机の上で
 アレはこうして
 コレはああして
 この角度は写りがよくて
 ここにはフタをして

 ああ、貴男は
 いつもいつもそうだった
 かっこよく 生きたいのですね
 その ....
1.夢のあわいにて

ホームベーカリーだけが
空虚をこねている午前4時
退屈した彗星が
1.5人分の足首をまたいでいく

死にゆくものたちが膨らませる
気球にのってそれを追いかけた ....
世界が暗いので、相対的に私は明るい

雨だ。一弦を鳴らし、
耳に少し明るすぎる音を確かめて、
朝はもっと暗くあろうと努める

そうしないと、不理解が空を覆い尽くしてしまいそうでしょう

 ....
淡々 降り続ける雨、朝の
しずかさ 穿ち
すぅと冷気孕み
規則正しく輪を広げる路面の水溜まり
いくつも、いくつも 遠去かり近づき

急ぎ歩く人、また人

揺れる傘の群れから水滴は落ち
 ....
雨の246
緩やかなカーブを
白いコルベットに乗ったおまえは
160kmで曲がり切れずに
ガードレールに突っ込んで
死んだ
Mよ、おまえの死んだ場所には
三年過ぎたのに
まだ沢山の花が ....
やっと運ばれたラーメンに
小さなゴキブリが入っていたので
店員のお姉さんを呼んで苦情を言ったのだが、
なぜかマトモに話を聞いてくれない
挙げ句の果てには
「もう、これ以上粘着しないで下さい」 ....
卵形の円に
眼、光る
直線の乱打

朝陽 ひんやり
絡めるクチビル

わたし、知らない
沸き立つ潮騒の慕情

ただ延々と炎々と
続く時間、
切り裂くナイフ

欲しいな、下さ ....
時に悩みに取りつかれて

どうにも思考が鈍ってしまうことがある

散歩に出て、公園の辛夷の花を見上げる

五部咲きくらいか、白一色六枚の花びら

裏に紅の筋が入るが、樹によりけ ....
世界が照り耀いている
車が通る、人が過ぎる
うっすらと青い空模様、
桜並木は白く染め抜かれ

路上にて、
アパートの隣人と出会います
彼女は親しげな笑顔浮かべ
我々は、
手と手を宙で ....
草が夏を繰り返している
雲になることを空想していた少年は
九九の練習を終えた後
空港事務所の職員になった
苦痛ではない、けれど確かな痛みが
暮らしの中、靴にも降り積もっている
空気 ....
{引用=


雨に

敷石が
打ちつけられて

街路を
アーケードを
抜ける

人は
皆、足ばやに
とおりすぎていく

誰も皆
コートを 被り
人は、帰りにいくね。 ....
傷つけないあなたと
傷つかない私が好きだった
 今朝
 東の空に羊雲がびっしりと
 ヒツジたち
 みんな揃ってどこへ行くのか

 出勤すると社員証を提示する守衛室前に
 片足を付け根から轢かれた状態で居る
 路上の 蛙
 目を ....
二人でいつも
放課後を探した

教室のカーテン
裏から見える世界は半透明で
人が踊るには丁度良い

誰かが食べ残した
ドーナツの穴を潜り抜けて
知らない場所まで行こう

セーター ....
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ....
 一時間ほど止まないかもしれない
 路面に跳ねる雨しぶき

 ショッピングセンター出入り口の側
 売り場フロアーから流れてくる冷気で落ち着き
 ふと 気付くと
 丸みのあるヒップラインの高 ....
朝に桜並木を通るたび
垂れ下がる何本かの枝に
無数育つ花芽を観る

今朝に花芽はもう目一杯、
膨らみ茶黄色に揺れながら
花開くその時に備えている

沈黙のうちに生成し
盛り上がる命の ....
 壮麗な科学技術の夜明けまえ
ボクとあなたが苺の関係だったということ
 そのことが不可解な生き方に付加価値を付けてボクの証明につながり
つなぎ合わせのリボンを引きちぎる獣たちの姿を予見し ....
マークアーモンドさんの自由詩おすすめリスト(663)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安らぎの時- ひだかた ...自由詩6*23-3-21
景色- たもつ自由詩623-3-21
パイナップル- 足立らど ...自由詩323-3-21
すべてを語ろうとするぼくたちは- はるな自由詩523-3-21
忘れて- 花形新次自由詩123-3-20
夢と未知- ひだかた ...自由詩6*23-3-20
四月になると- 田中宏輔自由詩17*23-3-20
独り言3.26- ホカチャ ...自由詩5*23-3-19
桜の花舞うこの時に- ひだかた ...自由詩6*23-3-19
内_翼- 塔野夏子自由詩10*23-3-19
地図と蓄音機- ただのみ ...自由詩3*23-3-19
身の程知らず- 坂本瞳子自由詩2*23-3-18
独白- リリー自由詩6*23-3-18
孤独の形成- 平井容子自由詩423-3-18
相対的に私は明るい。- 印あかり自由詩523-3-18
雨の土曜日- ひだかた ...自由詩7*23-3-18
国道246号線- 花形新次自由詩123-3-17
ゴキブリ飯店- atsuchan69自由詩5*23-3-17
切り裂きジャック- ひだかた ...自由詩323-3-16
辛夷の花- 八重もぐ ...自由詩3*23-3-16
容器(初春編)- ひだかた ...自由詩7*23-3-16
繰り返す夏の- たもつ自由詩823-3-16
_雨。- ryinx自由詩5*23-3-15
science_fiction- mizunomadoka自由詩723-3-14
月曜日- リリー自由詩9*23-3-14
アフタースクール- ミナト ...自由詩623-3-13
高野川- 田中宏輔自由詩17*23-3-13
蛇の舌- リリー自由詩12*23-3-12
花芽のうた- ひだかた ...自由詩8*23-3-12
雲母の究明- アラガイ ...自由詩20*23-3-11

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