すべてのおすすめ
抱き締めるように繋ぐ
暖かくて大きな手
大丈夫だよ。と
励ますように聞こえた
頑張ったね。の一言
些細なことを共有し
少しずつ対話を重ねた
その日一日の終わり
今はもう遠い ....
残されたままの想いが
粉々に砕かれて
足元に散らばっている
伝え忘れた事も混じり
洗い流すように見えた
頬に浮かぶ涙のあと。
今、悲しみを乗り越え
私は更に幸せとなる。
....
地球は今日も回り続ける
1時間に40,000kmのスピードで
ジェット機の2倍のスピードで
今、目まぐるしく回ってる
そう、僕たちは宇宙旅行をしてる
地球という乗り物 ....
何を見ても聞いても
満たされない
渇きが消えない
これが現代の病巣
欲望に身を焼いても
疲弊した心と身体が残るだけ
自分の殻に閉じ籠もっても
欲望は消えない
外に出て
みんなと幸 ....
手を見た
死体の手のようだ
死んで少し経てば
赤みもなくなり
温かみもなくなる
俺の身体
今はふと
手を見て生きている
身体とは
虚しいものだ
少し経てば
空っぽの
からからだ
それはぼくの口をついて出たけれど、そのたびにまぎれもない呪いとしてできるだけ離れたところへ遠ざけ、忘れようとした。もっとも不当な予感だったし、書きつけることによって、それが現実のものになるのを恐れた ....
少しずつ景色は冷えていく。
眺めた窓から見える景色は
徐々に白く靄がかったように曖昧になる。
凍えるような街の空気に
誰もが逃げ出そうとしている。
彼等は何処に向かうんだろう?
そ ....
さまざまなモチーフをちいさな
お花畑のように語りましょう
好きな言葉を心に詰め込むことで
いっぱいの幸せ気分になれるから
からみあった糸をほどいて
ほんとうをみつけてもいいん ....
生まれて初めて見た
こんなにも沢山のチマチョゴリ
京都で暮らしていた頃
頼まれ仕事で
結婚式場へお弁当を届けにゆく
式場は由緒ある場所
黄緑の木々が繁る、厳かな静けさの中
黒光り ....
思いがけず声をかけてもらった
その一言に胸を目頭を熱くした
大切に心で育てたあの日の感情は
言葉では言い表せない
未来からの自分の声を
しっかりとキャッチして
今の自分にリンクさせる
....
新聞という情報ツールに
改めて、心底感心させられる
新聞配達をしていた十代の頃
それは重くて辛い紙束
それはただの新聞紙
日曜日の午後、夫の髪を染める
風呂場へ行く夫を見送り
足 ....
君の黒と見紛う蒼に、
僕は何処までも沈んでいった。
君と同じ色しかない世界。
音さえもゴウゴウと沈んでいく。
思い出せ。
宇宙(そら)を見通すような青を。
彼方まで続く陽光の一筋を。
....
サンサンな太陽の下で
キラキラと輝くワタシ
ポカポカの愛を抱き
ピカピカに輝く毎日
○「駐車場」
スーパーの駐車場は
僕の田舎の高齢化が
よくあらわれている
ふらふらしながら前屈みに
歩いている年寄り
買い物カートに寄りかかりながら
歩いている年寄り
こすりキズつき車 ....
木は生えた 風景の中に
訪れた 公園に 色は
焦げ茶なのだとこの目には見えた その
僕の持つ この 知識によって
そして 今日も生きている肉体で
一本の 立つ 空の下で
今日も 一人 歩い ....
道を間違えて迷い込んだ学生街
近隣でもっともお安かったから入ったのだ
その店の名は「クマリマー」
大きな窓辺にガネーシャが並ぶ
とてもすいているカレー屋さんだ
最近の学生は裕福なのだろうか( ....
そらの水槽を
ゆっくりと魚たちが滑空してゆく
僕たちの教室は
まるでへばりついた岩影みたい
どこにも行けない窮屈さで
ぶつかり合う金魚たち
尾鰭や背鰭がひらひら
揺れ惑う
こころだけ狂 ....
自分の弱さを隠したくない夜がある
誰かのせいにして誰かを求めている
そうやって明日のパズルを組み立てながら
崩れそうな不安を積み上げている
ガードレール越しで携帯を覗く子
....
キスをしたい。どんな。夜の水滴のような。
短い呼吸と音楽。それは部屋かな。
きっと部屋だろう。個人的で親密な部屋。
わたしはきみと初めてだ。初めての夜。
窓は薄く部屋の明かりを消したら ....
日を左右に反転させても
日
日を上下に反転させても
日
日を裏から見ても
日
日はどこから見ても
日
日はすべてで
時空間ととも
自遊自 ....
やさしい詩を
夜に編みたい
たとえば
晩ごはんのポトフが
美味しくできて
舌を火傷したこと
たとえば
昨日は晴れてたのに
朝、洗濯をし忘れて
また晴れの日を待っていること
たと ....
突然の電話で私の詩を褒めちぎる
たまたま同人誌への掲載作品を読んで
ここがこう素晴らしくて感動しましたと
その批評は見事で褒められて嬉しくて
こちらもデレッとしてしたところで
この詩を多 ....
裸の枝に実る柿
菊西 夕座
季節が頭をめぐらせて仰ぐ空へと囁くたびに
懐かしさは生まれた日の ....
庭に雑草が生え
それでもかれらも懸命に生きているんだから
とかテキトーないいわけして
日々その成長を眺めていた
ふと目のなかに入ったのは
一輪の茶色の花弁を持った花だった
ちいさな ....
閑散としている通りの端に
通いなれた立ち飲み屋がある
店主の女将さんは愛想がよくて
ついつい飲みすぎてしまう
術中にはまっているようだ
ふと奥に目をむける ....
ぼくは何か人とちがうことをしたい
何をしたいかはまだわからない
けれどぼくは何か人とちがうことをするために
生まれてきたような気がしている
人とちがうこ ....
秋というのは 死の匂いがかすかに漂い始める季節
そういえば 私の右目も死につつあります
光は来る けれど 深く沈むように
匂うように闇が染み渡る
枯れゆく広葉樹の葉の裏に
荒ぶる海の影が揺れ ....
左手首に残る掻き傷の赤く腫れたる筋
三角の爪の痕が
薄らと桜桃のように熟れて浮かび上がる
外気に触れるたび僅かな痒みと痛みが
己が存在を知らしめる
どこか、
いきたいの
誰もいないところが
私の安寧で
私の
私の殺してほしいを
抑制するから
人から傷つけられて
私が人を傷つけて
ドバドバの血が
ひたひた地面濡らして
雨が ....
白くて水をたっぷり含んだような手
節の見えない長めの指
綺麗な淡色のマニキュア
カウンターに置かれたそれは
何か美しい生き物のように魅惑的で
コツコツ ....
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