すべてのおすすめ
一文字、二文字、三文字
積み立ていく
あと一文字で頂上というのに
ガラガラ、ガタガタと
崩れ落ちる
残念、無念と
再度、
一文字、二文字、三文字
積 ....
不毛の果ての楽土に
崩壊する一陣の青い風
それはかつて私の鳩尾で
搏動し 鼻腔を通って吹き出で
あらゆる通行人の
喘息にも似た溜息を巻き込み
その土地へと闖入していったのだが
aともαと ....
{引用=
わたしはこれが全身と、その著しい力と、
その美しい構造について
黙っていることはできない。
『ヨブ記』第四十一章第十二節
}
およそ完璧なる日々というものは
頑なにわれわれ ....
今日は大掃除実施予定日
誰が決めたのかな
掃除指定場所が発表された
浴槽と台所
100歩譲って浴槽はいいけど
台所は奥さんの担当じゃないのかな
換 ....
言葉なんて、空気に消えていくのが一番気持ちいいんだぜ
記録したり読み直したり責任持ったり、そんなの下らんプー
自分の存在なんて、空気に消えていくのが一番気持ちいいんだぜ
名を残したり人前に立 ....
はらっぱにさいたなびかないみずよりとーく
熟した実がなりヒヨドリがついばんでいるを
メトロノームに穴があいたようなそら
菜にかえれば
かじかむほど
とおく
帰省した池のほとりで
生き残ったツリーが光ってる
小石を拾って投げてみる
魚たちごめんね
横断歩道で停車すると深々とお辞儀される
私も誰かにありがとうって言いたい
母と妹は海外旅行。寝 ....
頭の中の白い雲が流れ去る
見えず、聞こえず、時が流れ去る
身を任せるままに
心の隙間を埋めていく
贅沢な時流れ
我は我を取り戻す
ときどきここは土のおとがする
どうしてか振り向きたい
そうしてどうするかはわからない
わからないまま/眠っている
そうして春を飛びこえてしまう 後ろ向きにしゃがんだまま
足下 ....
その昔
ひとり女が魔法の鏡に尋ねた
「世界で一番美しいのは誰か」と
魔法の鏡は
「世界で美しいのは白雪姫でございます」と答えた
それまで毎日親しく言葉をかわして
鏡はその孤独な女の理解者だ ....
それはよく晴れた屋外で
強い陽射しのなか
つば広帽をかぶった人びとが
対岸を代わる代わる望遠鏡で覗いていた
それはツアーで
白い歯を見せて笑う人びとは、のんびりしていて
皮膚は黄金色に焼け ....
カプセルが
音も立てず床を転がって
机の脚で止まる
私はそれを拾って飲み込んでみる
(人間が飲んだら死ぬよ)
どうせ夢だもの
カーテンが揺れて
雪風が吹き込んでる
水も ....
必死に
生きなきゃ
と身構えるから
苦しくなるのだ。
もっと気楽に
・
いのちは、
こころのなかの
今は亡きあの人
今は亡きちびちゃんたち(ペットたち)
この大切な悲しみ
....
夜来風雨の声に耳を澄ませている
さざんかは
桜よりは強情だから
簡単に散りはしない
容易く咲かない分
しぶとく咲いている
遅咲きの矜持とでも言うべきか
真冬の灰色めいた色彩の町で
紅朱 ....
ごめんね ハナさんの話はもう聞かない
そう伝えたらハナさんは一瞬黙って
どんどろどんどん またその続きを話しはじめた
どんどろどんどん どんどろりん
ハナさんのハナシは留まることをしらない
....
今年はライブによく行った
シンディローパーの武道館で火がついた
音楽映画もたくさん見た
新宿のシンオンサイは楽しかった
池間由布子は衝撃だった
気がついたらリハーサルかと思った
世の中にこ ....
動物園の隣に都会ができた
都会は色彩にあふれ賑やかだった
動物園に雨が降れば
都会にも雨が降った
都会に春がくれば
動物園の桜もきれいに咲いた
塀や樹木に遮られて
動物は都会の様 ....
枯れた枝をゆする風が
夢を失くした鉛色の砂を運ぶ
砂は吹き溜まりに積もり
赤いガラスの粒が、
虫の死骸や
いつかの木の実、
藁、
埃や毛玉とともに絡まる
やがて畦道を転が ....
冷気で顔が痛い
町中のベランダにも
深い冬が来ている
ベランダから見える星
近視の私でも見える星
見惚れて
寒いのに部屋に戻れない
あの人も見ているといいな
勝手な ....
夕闇気味の
しずかなふるさとのちいさな町を歩く
暗い山が
間近に覆い被って来る
灯りの点きはじめた家家に
砂を舞わすように
吹くは歳を経た古びた微風
振り返るひととてなく
いつ ....
馴染みのある町が
変化する 都市へと
本当に 都市になる
それが幸福なのか
誰も知らない
けれど止まらない
止まることを恐れる
私たち
焦っている 発展へ
気位だけで ダメな ....
声がする
オレンジ色を帯びた
ベージュの声がする
まだ微睡みが
解け切らないまま
声を返す
ライム色を帯びた
グレーの声を返す
一日が動き出す
声が始まる
....
いずこより、辿りつき
ひとは、来て、
ひとは、生き、
ひとは、果て、
ひとは、ゆき、
ひとは、死ぬ、
ひとは、笑い、
いずこかへ、消えてゆく
それが消えそうだけど
....
笑うこと
できないほどのどしゃ降りに
濡れて歩いた諦めの夜
ケラケラと
大笑いしてスキップし
街で踊るあの子をみていた
ぼんやりと
走るその子を目で追った
....
私の頭は終わりのないルービックキューブ
ピタッとハマる瞬間を探している
朝起きて、服を着てピタッ
顔洗い、飯食ってピタッ
話して、落ち着いてピタッ
腑に落ちて、納得し続けることで、落 ....
綱引きのような手応えで
引き寄せられない未来
右手で探った未来も
左手でつないだ夢も
手触りは変わらない気がして
無人の車列が車庫に入っていくように
静かに夢の奥へと入っていきたい ....
若さにさよならしたら
そのあと
どうしたらいい?
そんなこと
思ったら
どうすればいい?
と
書いて
ウルマン
出てきた
けれど
....
神様の絵筆からこぼれ落ちた
茜色にあやされて
泣きそうになるのを
子供らしい頬のあどけなさに
家路に背を向けたことなかった
鳥の立つ空を見上げながら
本当は自力で
....
空には白い雲が浮き
水の泪を落とす
土を優しく潤し
日を浴びた
木が瑞々しい
林へと育ち
川の流れとともに
森へと広がる緑に
人びとが平和に住みだす ....
私は
花火大会の
幻の
花火の
音を
聞いて
いました
とても
綺麗だったよ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17