缶切りできみのこころを開けてゆく 指を切りつつざくざく進む 何気なくひらいた
絵本の頁のなかに
千代紙で折られたお雛様が
はさまれていた
どうしてそこにいたのか
記憶をさらっても
出てくるのは
春の真水ばかり

けれど
そのお雛様には見覚え ....
おっきなあいつがいるからかな
あすをよぶ7時が
こわくてたまらん

桜咲くらん
おおきな玉ねぎのした
川面のはないかだ

花粉のつごもり
めまぐるしいR7
いきるかいきまいか
 ....
詩とは何だろう
不思議だ
いつもそこに戻ってくる
けれど私たちは
分からないものばかりだ
そのなかで
闇のなかで
小さな明かりを灯して
手探りで歩いてきた

詩とは何だろう
永遠 ....
朝、
電線は
小鳥たちがさえずりあうところになった
声を投げかけてかえし
うけとめては投げかける
にぎやかないとなみ

ひかりさすほうへ小さなからだをむけて
羽毛に今日の熱をとりこんで ....
ばんざいばんざい
ぼくたちはともだちと
みにいくんだ
せいいっぱいの
アンコール

あのステージで
もう一度
ともだちなんだって
みにいったんだ
小さな足で
このステージを
小 ....
 おはようと爽やかな声

 振り返るとクラスのマドンナ

 それだけでちょっといいこと

 いいことは探しちゃだめ

 無造作に落ちているわけじゃない

 常日頃のちょっとした ....
窓が泣き出した
ぼくはめげずに
外へ出て歩きだす
雨とみぞれが
傘の上でダンス
濡れた土の匂い
白い息
かじかむ掌
雪の予感
水たまり
を意識しながら
生きていることを
味わう
そんなにも傷ついてあなたはどうしたの

誰も知らないニュースをお知らせします

あなたの心の鉄橋が落ちた

みんなのお世話をしていたひと

森の奥の 静かな崩壊

金魚は呼吸を遠慮 ....
足元で小さな花が咲いて「こんにちは。」と微笑んでいる
庭の水仙たちが「私に名前をつけて。」と囁く
ハンバーガーショップのガラスケースの中で
美しい緑色のグリーンサラダが「私を食べて。」と僕を ....
音も無く過ぎ去ったものたちが語らなかったものを洗いざらいぶちまけていく明け方の夢、目覚めた時ベッドのヘッドに食い込んでいたサバイバルナイフ、それは俺のお気に入りのものだったがそれが俺の手によって行 .... チョコレートにリキュールで
モーツァルトらしい

モーツァルトを聴かせて作られた
蔵粋らしい

酒にモーツァルトを聴かせたものらしい
くらしっくと読ませるらしい

生きてる間に聴くも ....
身の回りでは、なんて素敵なことなんだろう!的なことがリアルに起きていたりするので、ほんのひとかけらですが、お裾分けしちゃいます。

1、鳥さんのプレゼントの巻

ばあちゃんが、にこにこ ....
だからいったよ

どこへ

だからいったよ

なにを

「どんなもんだい」とほこらしげなくもんのせんせいも「くもんいくもん」とうたっていますが、くまもんはチョコレートはいら ....
五線
5銭
いちどの付箋、口笛

付箋、聴こえた
スマホのアラーム、ペットボトル、天井、壁
冷蔵庫、玄関、手袋と靴、ドアから階段
ゴミを捨てた息白く

つながる、つながらないか

 ....
思考の本質を観察を通して理解することの難しさは、次の点にある。
すなわち、思考に注意を向ける魂にとって、
思考はすでにあまりにも容易な仕方で正体を現しているのである。
しかもその場合の思考は魂に ....
自分でも非常に独特な場所にいると思う。


自分に割と好意的なコメントをくださるのは、田代ひなのさんや、秋乃夕陽さんなどの一般主婦の様相を漂わせる明るい系のヲタクイメージと少し遠いところに位置す ....
本を読むとき
書き手と読み手の間に
秘密同盟が成立する
これが好きだ
紙の本ならでは

スマホでは
秘密同盟は
保証されない
感じる
ダダ洩れているのを

でも本読まない
三 ....
たいくつくつたいくつくつたいくつくっつきたいくつくついでにつくえつっぷしたいくつくつたいくつくつたいくつくついくつくつがえしてたいくつくつたいくつくつくるしみはぬいてたいくつくつたいくつくつく .... こおりが雨になるときに
聞こえてくるアルゴリズムなのでしょう
緑が散りばめられた声のなかで
抱きしめられた宝石だ


小さな声で鳥をよんでる
それはわたしにはわからない希望
顔をくしゃ ....
そうか、大丈夫なんだな
うちは無事だと言い切れるんだな
それでは記者会見開催で進めてくれ

テレビ局がテレビ撮影禁止して
紙芝居記者会見だと非難された
フジテレビの轍を踏むなよ
そんなこ ....
 あるとき、atom、つまり、「原子」という言葉が、ディキンスンとホイットマンの二人の詩人の詩に使われているのを発見して、これは、おもしろいなと思ったのである。それというのも、当然、この二人の詩人 .... 一行目が二行目ならば二行目は一行目ではないこれは偽である

二行目が一行目ならば一行目は二行目であるこれは真である

三行目が一行目ならば二行目は二行目であるこれは偽である

四行目を平行 ....
トランプはゲームだ
国によって遊び方は
違うということだ

遊びで仕事をしてはいけないが
仕事で遊ぶのことは大事だと言う
新たなゲームも作れるし
メチャクチャなルールでも
試してみない ....
寒い日は プリンたべたい
寒い 寒い プリン プリン
プリンは からだがあったまる
風邪も なおります
(個人差 あります) 

プリンは プリン体がたまりますか
どうだったでしょうか
 ....
 いま、わたしは、西院というところに住んでいるのだが、昨年の三月までは、北山大橋のすぐそば、二十歩ほども歩けば賀茂川の河川敷に行けるところに三年間いた。その前の十五年間は、下鴨神社からバスで数分の距離 .... 地は堕ち人々の叫びが聞こえる
笑い合った家族が一瞬にして哀しみに変わる
疲れ切った人々の朦朧とした現実
瓦礫の下に生き埋めとなった人々の無念な嘆き

年の始まりが自然による災いの炎と化す
 ....
 {ルビ形象=フオルム}を一つ一つとらえ、それを書物のなかに閉じこめる人びとが、私の精神の動きをあらかじめ準備してくれた
(マルロオ『西欧の誘惑』小松 清・松浪信三郎訳)

 言葉ができると、言 ....
 冬日さす
 湖面を西風渡り行き
 岸の石垣でひとり聞き入る
 しづかな波の音

 水鳥が、あちらこちらで
 織部色の小々波についと潜り
 また現れて陽を浴びつつ
 光っている
 冠 ....
人生を捻じ曲げる、
まっすぐに終わりへとむかう
ひどく短絡的な直線を
乱暴にぐいっ、と曲げる

きっと皆は、この僕が
まっすぐ進むと思っていただろうな
でも突然、進路を捻じ曲げたから
 ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1755)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころのかんづめ- 福岡朔短歌2*25-3-26
紙の雛- そらの珊 ...自由詩11*25-3-22
さくら_咲く_RUN- wc自由詩7*25-3-22
詩とは何だろう- 999自由詩125-3-19
愛のとなりで- そらの珊 ...自由詩5*25-3-15
ともだちは春のにおい- wc自由詩8*25-3-10
ちょっといいこと- 佐白光自由詩7*25-3-10
一月の雨- 自由詩10*25-3-8
静かな崩壊- 松岡宮自由詩1325-3-5
「縄文マインド」- ジム・プ ...自由詩4*25-2-28
失くしたナイフ- ホロウ・ ...自由詩5*25-2-23
チョコレートゴースト- wc自由詩12*25-2-22
こんなにも素敵なことが溢れている日々を- 阿ト理恵散文(批評 ...5*25-2-18
チョコレートゴースト- 阿ト理恵自由詩5*25-2-14
たいくつくつ- wc自由詩10*25-2-11
〈死んだ思考〉と〈生きた思考〉について1.*- ひだかた ...散文(批評 ...3*25-2-8
自分が現代詩フォーラムやビーレビューと言った場所において、ど ...- 鏡文志散文(批評 ...2*25-2-7
秘密同盟- りゅうさ ...自由詩11*25-2-7
たいくつくつ- 阿ト理恵自由詩8*25-1-28
ひかり- kawa自由詩525-1-27
ブジテレビ- イオン自由詩2*25-1-25
語の受容と解釈の性差について──ディキンスンとホイットマン- 田中宏輔自由詩10*25-1-19
百行詩- 田中宏輔自由詩11*25-1-19
アメリカントランプ- イオン自由詩3*25-1-18
プリン- kawa自由詩5*25-1-16
THE_GATES_OF_DELIRIUM。_──万の川より ...- 田中宏輔自由詩9*25-1-15
共に越える- 栗栖真理 ...自由詩4*25-1-15
LET_THERE_BE_MORE_LIGHT。_──光の詩 ...- 田中宏輔自由詩9*25-1-14
冬景色- リリー自由詩8*25-1-14
- atsuchan69自由詩24*25-1-14

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