動画クリエイターの橋本美千夫さんが、拙詩集『ソナタ/ソナチネ』所収の一篇「夏の水」を見事な「映像詩」にしてくれました。
朗読は詩人・画家の印あかりさん。使用音楽はショパンの練習曲作品25-1《エオリ ....
{引用=直視できない静物}
しっとりした朝だ
一夜で山の色味はずいぶん変わり
黄ばんだ光の川底
紫陽花は
くすんだ化粧の下
よく肥えた死を匂わせる

寡黙な季節の形象を前に
ついこと ....
 ものうい口づけの時
 真昼のカーテンが そっと身をよじらせ
 触れ合った歯の小さな音をも
 ききのがさない

 ある時
 生命を捜し求め
 悲しい広さを見い出した
 貞操を否定す ....
考えたらすごいことよね
昭和 平成 令和と 3つの時代を生きてるのよ
昭和生まれが明治生まれの人を見て驚いてるのとちょっと同じ感覚かしら


私が生まれたのは昭和51年 西暦でいうと1976 ....
○「成長するために」
人のせいにしていては
いつまでたっても成長できない
草がアスファルトの小さな隙間からでも
伸びてくるように
我々人間も必死に努力しなければいけない

○「正常な社会 ....
奪われた大事な領土取り戻す未来永劫弾け続ける

壁もなく空爆もない町に住む土地の権利書胸に抱きて
ピントを甘くして
眉を和らげて
眺める

風ブレを気にしないで
意味を追い駆けないで
眺める

昨日までのわだかまりを
水鳥が曳いていく
明日からの気がかりが
湖畔の欅を越え ....
もし足立区がガザ地区だったら
常磐線を使う人は
とても大変だなと思う

そう考えるとガザ地区が
足立区だったら良かったのに
とも思う

足立区の人は幸せを噛み締めて下さい
ああ 幸せに
気付くかどうか。
花にほほ笑む人と
花を踏む人の
違い
何も思っていない。こうしていることを、部屋で、でも日々はあまりにも早すぎた。イケアに行くたびに切りがないくらい増えていく欲しい家具のように、そのようなことを思いながら、また次に行って買おうとしている家 .... 手はさわり
落ちていく
あたらしく
たどりつく波
その波のかたち
平日の空気を
涼しい寝台特急は泳ぎ
車体を残して
溶けていく

あなたは積木の
手本をしている
手は繰 ....
今も
一つの
存在が
無くなった
ここにお墓が
出来る。ここに
拳位の大きさの
丸い石を置いて
その存在のお墓としよう。
丸い石を置かれて
お墓となった
ここは
しるし
生き ....
歯痒い思いをしたのか、それとも、迫り来る死に抗おうとしているのか、群青色の蛇がバ・ダ・ダン、バ・ダ・ダン、と、鞭のようにしなりながらのたうち回っている、俺は、リズムとしては一貫性の無いそれを、パン .... 私の
こころは
清濁で
満ちている
だから私だ
○「他者理解」

☆自分の心のコップを
空にしなければ
相手の心は入ってこない

☆相手の心のコップに
勢いよく
自分の心をつぐと
ぜんぶコップから飛び出してしまう

☆喉が渇い ....
夜道を歩いていると、今日は、ゴロツキたちはいなかった。ゴロツキというのは、外でメシを食っていたり、ベンチに座っていたり、飲んでいたりする連中のことがそうで、心の中でそう、呼んでいた。通りに立ち止まって .... 毎日毎日
目にしているのに
行ったことのない場所がある
立ったことのない土地がある
踏んだことのない石がある

電車がやって来たけれど
それは反対側のホームだった

知っているのに知 ....
やられたら
やり返すと
君の言う
誰にやられた
わかりまてん

わからないけど
とりあえず
誰をか殴り
誤爆の


もう帰る
家はどこにも
ありません
何やってんの
 ....
花見すらしない人たち通過点ただそう思い関心がない

珈琲という飲み物を楽しみたい苦味の強い大人の世界

四月でも大雪が降り驚いた平成最後の寒さなのだろう

初夏の風体にとって心地良い何処か ....
鳥たちに怒られながら、桑の実を摘む
抱えたボウルに次々とほうりながら
これは私のものよと、何度言っても怒られる
何度も何度も、鳥たちは同じことを言う
こちらも負けじと言い返す
だけどすぐに疲 ....
また戦争の時代が始まっている
ウクライナで
パレスチナで
人間のもっとも愚かで悲惨な戦争が
また起きている
日本では
マラソンだ!ゴルフだ!野球だ!と
スポーツに熱狂している中で
テレ ....
日の暮れ方の川辺り、{ルビ湯女=ゆな}の手の触るる神の背の傷痕、
  ──その{ルビ瘡蓋=かさぶた}は剥がれ、金箔となつて、水の中を過ぎてゆく……


({ルビ魚=いを}の潰れた眼が、光を取り ....
食べることは生きてる証し
我が人生は、食べることが目的
──でもないけれど、
事実は、かなりそれに近い

さて、今日は何を食べようかな?  

中華そば大好き
煮込みハンバーグ激ウマ
 ....
その塊は例えるならば
草原に紛れた矮小な虫
誰をも妨げること無く
誰をも咎めること無く

そこに在る証といえば
微かな呼吸でしかなく
誰もが気付かずに居て
穏やかに楽しむばかり

 ....
観葉植物に餌をやり忘れて
餌はやらなくていいんだよ、と
言葉で教えてくれた人がいた
階段のよく晴れた踊り場のあたりにも
エタノールの匂いがしていて
その間、何本かの準急列車に
乗り ....
 目覚めた時にすでに憂鬱

 カーテンを斜めに開いて落ちる雨に憂鬱

 「ごめんなさい」が言えなかった昨日の自分が憂鬱

 下駄箱を蹴っ飛ばして靴の踵を踏んでいる自分が憂鬱

 土砂降 ....
ふる里の彼岸花さく夕暮れに 落穂拾いの煙たなびく
遠き日の幼き子らが踏み惑う 彼岸花さく里の夕暮れ
この度
自称詩人を身内に持ち
多大なる被害を被っている
家族が結束し
自称詩人被害者家族の会を
結成することになりました
目的は自称詩人を止めさせ
社会復帰させることと
自称詩人の温床 ....
永遠と思ったことが
後悔でしかない
春先の霞が澄み渡る風に飛ばされ
蒼然と光が落ちる
青さを一層増す丘陵地帯
あ、あの、あのね
ね、その

それ、 おきて

居ないものを見た
居 ....
藤井聡太が21歳で
8冠に輝いたというのに
私は還暦を過ぎて
自称詩人をやっています
どうせあと5、6年の命なので
今更他のことは出来ません
私はこのまま死ぬまで
自称詩人でいいのでしょ ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1755)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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