黒い森に満ちてくる水の囁き
乱立した死を足元から咀嚼して
本能すら気づかないまま飼い馴らされ
鳥も猿もみな魚になる
愛の骸の揺籃は腐った銀河のよう
崩れ去って昼も夜もない今
柔らかな時計の ....
ゆるすからゆるされるのだ

ゆるさないからゆるされないのだ

あたしをひきちぎる

あなたのひとみ

にんげんみたいなぬいぐるみ


悲しみのピアノ

短調の和音

ゆび ....
誓いで始まり誓いの創造が続いた一ケ月だった
吸う息には香が宿り吐く息は暗示に富んだ一ケ月だった
幸福の陰で生まれた小刻みな錯乱が華と化した一ケ月だった
進むべき道が無数に枝分かれして川が増殖 ....
巣から落ちて干涸らびた雛鳥の
虚ろな目が空を見ている
とっても綺麗だから
イヤリングにしたくなるね

ねえ、そんなに見つめても
決して辿り着けないよ?
それとも小さな魂だけは
この惨い ....
自分と他者にズレを感じていて、社会が僕に求める像に違和感があって、自分のことを説明してくれる、解説してくれる用語をずっと探していたんだけど、無理に探す必要はないのかなと最近思った。他者からカテゴライズ .... 才能の定義とはなんであるか、なんていう細かいことは置いといて。でも簡単に言えば、「僕には才能があるんですよ」なんて宣伝しなくても誰かしらに受け止めてもらえる何かをそう呼ぶ、ということになるだろう。 .... あっちへふらり

こっちへふらり

地図ももたずに

どこ行くの

スマホももたないで

道に迷ったら

どうするの

いやいやそれも旅の醍醐味
自称詩人に
詩の才能はもちろん
作詞の才能も
作曲の才能も
ダンスの才能も
ありゃしない
あったら
自称詩人である訳がない

例え一時の流行だったとしても
世の中を席巻するには
 ....
さとる君が
あい
と書く

愛 哀 相 藍 eye

さとる君が書く(あい)は
愛だというけど
僕は(あい)の中に
藍と哀と相とeyeをみつける
逢と合もみ ....
「ねぇ、だから、顔って裸なのよ」
「そうだね」
「顔にも下着があったらいいなぁ
 下着付けて化粧完了って」
「そうだね、大変だものね」

「ねぇ、もう、寝坊してどうしようもない時
 その ....
勝手にやっとけとも言えない

風邪なら休まなきゃいけない

か弱きひとが罪を重ねる

それは理不尽?

それは普遍?

それともよくある不公平?

歩いていると落とし穴が

 ....
あなたがたはちゃんと選んでいるのかい
空白を叩くサジ加減を吟味しているのかい
骨から削りだしているのかい
厚削りだからよく煮出そうとか
中華だから野菜は繊維に沿って切栽しようとか
景色をどん ....
一角獣が来ないかなあ、と思っている
全部解決するのになあ、と思っている
さっきから突っ立って待っている
一向に来ないので待ちくたびれている
乙女じゃなきゃだめかな、と思っている
確かに年を取 ....
晴れた港の
防波堤を歩いた

コンクリートのひび割れから
小さな花は灯る
テトラポットは
夜ごと
組み替えられている
それらが
いつか砂粒になるまで
続いていくとしても
さかなの ....
何となく気分が乗らないとき
音楽も文字も
救世主とはならなくて
いや 
本当はわかってる
誰かのもとに幸せが届いてるのだ
私は
それに嫉妬している

自分の小ささが 
それもかなり ....
芝生の生い茂った
小高い丘のてっぺんに
池がありました

そのほとりに
風車のように
クルクルと回る
赤い花が咲いていました

その花を見ていた僕は
淋しくって
淋しくって
思 ....
4つに切ったいちじくの中身は紅色で
トマトとコーンも入れて
香りと彩りのよいサラダとなりました
いちじくは時期が早いと甘いナス?な味だけど
今回は良かった

ブロッコリーも上手く茹でた
 ....
星4.5の7テン表札リーチ外した
総合病院サンセイ柄→様緑→殿赤→精神激アツ→りんサンセイ柄→表札左手持ち
余裕かましてドヤタバコなめぷで表札押し込んだらプシュン
しじみブルったにもかかわらず ....
ひともよわい生き物です

それは死にたくなるからではありません

生きようとするからよわいのです


星空に

まるで影絵のような

時を

見上げます

不協和音と
 ....
他者の放つ言葉でたくさん傷つけられてきたし、それと同じくらい僕も他者を言葉で傷つけてきた。
これからも他者と傷つけ合うだろう。悪意がなくとも言葉で人を傷つけてしまうこともあるし、言葉では人を慰められ ....
街路で踊るバレリーナの黒髪は長過ぎて、12tトレーラーの後輪に巻き込まれてしまう、悲鳴を上げる間もなく、踊りに陶酔したままの虚ろな表情で、のけぞるように飲み込まれたプリマドンナ、クルミの殻が割れる .... 秋の夜に
煌々と浮かぶ半月は
闇に艶めく大地のあちこち
銀の涙を溢しながら
陶然として傾いていく

わたしは寝床でゆっくりと
その推移を辿りながら
迫り来る世界の無表情に
今夜もやっ ....
綺麗な言葉を並べることができない
穏やかさや 潤い 愛を語りたいのに

瞬間の歯車の中で繰り広がれる物語
悲しみや 苦しみ 
ささやかな幸せさえも 零れ落ちてしまう

通過点の 点のよう ....
薄っすらと
はった氷を割る
秋が終わる音がする
霧がかった紅葉の
空がまだ青い
辿る記憶の先に
肩車をする夫と
肩上のわが子
手を振る
生きることとは
悩み過ぎ去ったあ ....
夜風はぬるく低きを流れ
あちやこちやに華が咲く

そこかしこ
手が絡み合い蓮に成る
ゆらりぬらりと結ばれて
愛しきものを求めるか
赦せぬものを求めるか
ただただ生を求めるか
手の群れ ....
仕事に憧れ新入社員
仕事に馴染んで進入社員
仕事に染まる浸入社員
仕事の暗部に侵入社員
仕事を語らず神妙社員
仕事を片付け辛抱社員

信じるものはすぐ割れる
ワイフが俺の顔をじっと見て
「あなた顔色悪いね」
と朝からいう
悪ければ悪いで
ほっておいてくれればいいのに
と思う俺
年を取れば
顔色の悪い日ぐらいあるだろうに
命には限りがあるのです
タマネギ伯爵が言います
それを知ってほしいから
我々は皆を泣かすのだと
タマネギ伯爵は言います

隣のタマネギ伯爵婦人は
始まったわよとの溜息を
リキッド状にし ....
詩作品そのものが、パブリックアートとして存在する風景は考えられるだろうか?紙に書いた詩が駅の掲示板か何かに貼り付けられている。とか、石碑に文字を刻み込んで詩が設置されているとか。数多いる詩人の中でパブ .... 「黄色い傘」

きいろい傘が咲いていて
わたしのうえに 屋根になっている

かさついた
この指は
皿を洗い刺繍をし文字を打ち

自由になりたくて
書いていたはずの文字に
とらわれ ....
足立らどみさんのおすすめリスト(1754)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
編み直される時間- ただのみ ...自由詩8*19-1-27
シグナル―ゆるし―- ペペロ自由詩1019-1-27
一ケ月- 葉leaf自由詩119-1-27
飛翔- もとこ自由詩24*19-1-26
思ったこと- 水宮うみ散文(批評 ...2*19-1-25
才能とは前例のない武器である- ホロウ・ ...散文(批評 ...3*19-1-24
自由旅- 天鳥そら自由詩3*19-1-23
米酢元気- 花形新次自由詩219-1-21
あい- 世界世紀自由詩2*19-1-20
顔ブラジャー- イオン自由詩2*19-1-20
シグナル―分水嶺―- ペペロ自由詩319-1-19
コネチカット- ドライ運 ...自由詩2*19-1-19
一角獣- やまうち ...自由詩3*19-1-19
冬のパズル- そらの珊 ...自由詩16*19-1-7
花の葬列- umineko自由詩3*19-1-7
赤い花- ゴデル自由詩4*18-11-29
サラダ- ふるる自由詩2*18-11-24
CR石垣りん- nemaru自由詩2*18-11-22
星空に- ペペロ自由詩318-11-21
詩を書いています- 水宮うみ散文(批評 ...5*18-11-19
ラスト・ワルツ(路上のソワレ)- ホロウ・ ...自由詩2*18-11-18
半月とのっぺらぼう- ひだかた ...自由詩6*18-11-17
土曜日のハーフムーン- あおいみ ...自由詩4*18-11-17
やさしい音- かんな自由詩7*18-11-17
- 帆場蔵人自由詩5*18-11-17
進入社員- イオン自由詩1*18-11-17
口から出る言葉- zenyama太 ...自由詩1*18-11-17
リキッドマジック- ブルース ...自由詩4*18-11-14
パブリックアートとしての現代詩- 腰国改修散文(批評 ...4*18-11-13
ちいさなちいさなことばたち_二- 田中修子自由詩1418-11-12

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