ごつごつとふしくれだっていくものが
望む形に程遠く
お前を育てていくのだとしても
遠く海を越え吹き渡る風に
しなやかな枝を延べたい願いがある
ペラペラと国家機密を喋るオレあした天気になりますように あの虹は君に向かって架かっているのだろう
消えないうちにクルマを飛ばせば逢えるのかもしれないな

幸せの音がたぶん鳴っているんだろう
庭には綺麗な花が咲いてコドモが唄ってるんだろう
とき ....
彼らは
魔法使いとして
法王から除外されて
いたのだが
領主たちは
彼らの可能性に期待を馳せた

彼らの功績は
黄金にまごう真鍮となって
いまでも生きている

パセリ・セージ・ロ ....
太陽が現れて、眩しい光が差し込む
  水面に揺れる地平線
  蒼く染まった頭上から

    歴史を振り返ることなく
    生活を語ることなく

  背中には影
  光と同化すること ....
ただ
あどけなさにいた季節
純白と翡翠の子守唄
濡れた温度が優しくて
秘密の杜で
穏やかだった
毒の甘さを知らぬ頃

未通女に柘榴を差し出したのは
楽園の蛇だったのだろうか、未知 ....
ねんねこや涙の教えたる理由 ねんねこの子を守りたる闇となる 天体球技に魅了されて
果てしない喜びと乱舞に満ちてゆく

青や赤や白や黒の星々のゲームは留まることなく
終わらない試合を続けている

ぼくの歓声はまるで黄色く変色しながら
球体の行く先を ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている

明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
 ....
ラパパンパン
ラパパンパン

世界はラパパンパン
君はラパパンパン
僕にもラパパンパン

出会いはラパパンパン
大切なラパパンパン
友達とラパパンパン

愛してラパパンパン
朝 ....
何者かはわからない
狐のお面を着けた
誰かが
ぼくをじっとみつめていた
紅い鳥居の陰から
何かを呟いている

よく聞こえないので
誰なの? と
聞いてみると
ぼくだよ
と応える
 ....
来るわけもない電話を待って
呼ばれていない場所へ出かける
いつものやり方くりかえし
たぶんわたしは終わるのだろう

降る里のない想いのことば
白い袋に詰め込んで
イブの夜にはサンタになっ ....
手が触れ合ったら
kissしましょう


こんな晴れた日には
ことばなんかいらないわ。
目覚まし時計
あさのCAFE
揺れるカーテン誘っているから
通りを歩いて
手が触れ合った ....
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように とびっきりの笑顔ひとつください
おいくらでしょうか?

こころの痛みを鎮めるお薬ひとつください
どこかにありますか?

曇りのない青空のもと
もうお気に入りの傘も要らないと
言ってくれ ....
魔法使いが
ドライバーを手にやってきて
雪原を走る夜汽車を止めました

壊れた換気扇の交換

最後に頑張って回る姿が
とても可哀相で
「よく頑張ったね」って二人で言いました

私た ....
温かい味噌汁を飲んで
おまえが泣く

何があったか
聞かないけど

私も台所で泣く

ご飯食べてけと
口うるさい母親に

気がすむなら味噌汁食べてやるよって
えらそうに言ってた ....
なぞるゆびさきは
ましろ

正確に淡々と辿る円
重ねるほどに無心
重なるほどspark
呼吸は止めて
息を併せる
トロット
流星の
よう

軌道
描く掌
重心は下 ....
ねんねこやアンモナイトに戻る前 昨日まで他人のふたり葱鮪汁 鯨の遠吠え
骨横たわり
ラッパ吹く
誰がため
月が傾く頃
金色の砂が器から溢れ
胎内に響く
もうすぐだね
もうすぐだね
梟のウィンク
深淵なる森の一瞬
針葉樹の欠伸
我らからすれば永遠に等しく
命が宿るは奇跡に等しい

明星 ....
色のない空気が
皮膚に纏わりつく時の流れ


すっかり固まって
ただ立っている
ただのぼく


四方八方
積み上がるノイズ
耳を覆うほど
騒がしくて
本当に聞きたい音が
ど ....
顔を合わせることもないのだが
納品先のユニークな店長

真夜中の搬入なので
鍵を開けセキュリティを解除して
作業をするのだが

厨房内のホワイトボードを
ふと見れば

  欲しいも ....
その影は赭(あか)い
一切の善を焼き尽くさんばかりに赭い

人の形(なり)をしているようで
その実
無形(むぎょう)の怨(おん)である

直と喰らい憑き
針ほどの穴を瞥(み)つけるや
 ....
愛妻が愛人に出す葱鮪汁 マネキンと違う体型秋刀魚焼く 揺るぎない態度が歩むアスファルトの硬さで
両腕を失ったのは誰か
絶えず歩み続けることで
身体の抱擁を犯されたのは誰か

足跡は連なり
その道は物語を一つ語りだす
独りの表現を誇張し
劇 ....
粘土で塗り固められた体に
蜜を垂らして
それを貪り食う君が見たい

血塗れ 血眼になって
汚れたって構わなくて
寧ろ血を一滴残らず
飲み干すぐらい
誰かを食べる
君が見たい
 ....
たけしさんのおすすめリスト(610)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
北の木- Lucy自由詩1615-12-4
ペラペラと国家機密を喋るオレあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-4
あの虹は君に向かって架かっているのだろう- 北大路京 ...自由詩1315-12-4
錬金術師- レタス自由詩415-12-3
太陽- 鷲田自由詩415-12-3
ユニコーン- レモン自由詩15*15-12-3
ねんねこや涙の教えたる理由- 北大路京 ...俳句215-12-2
ねんねこの子を守りたる闇となる- 北大路京 ...俳句115-12-2
宇宙競技- レタス自由詩415-12-2
水晶のレモン- 北大路京 ...自由詩1015-12-2
ラパパンパン- 北大路京 ...自由詩515-12-2
異体- レタス自由詩6*15-12-2
ふゆのおさいふ- もっぷ自由詩8*15-12-2
Je__te__veux- レモン自由詩8*15-12-2
愛された髪をばっさり切りましたあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌415-12-1
priceless- 梅昆布茶自由詩19*15-12-1
換気扇- ガト自由詩13*15-12-1
味噌汁- ガト自由詩6*15-12-1
trace- レモン自由詩9*15-12-1
ねんねこやアンモナイトに戻る前- 北大路京 ...俳句315-11-30
昨日まで他人のふたり葱鮪汁- 北大路京 ...俳句415-11-30
深海より愛を込めて- 秋也自由詩315-11-30
280日間_近くて遠い日- 秋也自由詩515-11-30
ノイズノイズ- 寒雪自由詩115-11-29
店長- 梅昆布茶自由詩1215-11-29
闇(くら)いところより湧くもの- 貝の石自由詩2*15-11-29
愛妻が愛人に出す葱鮪汁- 北大路京 ...俳句215-11-28
マネキンと違う体型秋刀魚焼く- 北大路京 ...俳句215-11-28
歩み- 鷲田自由詩615-11-28
濃艶- 瑞海自由詩4*15-11-27

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