涙しか残らない恋でした


躰だけが目当ての偽りでした


恋は涙に反転しました
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
還る棲家を識らぬよう

解れた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒しゆく ....
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように ピーちゃんが逃げたよ鳥かごが空だあした天気になりますように 風が文句を言う。だから僕は頷く。若しくは日常語だけを話し、沈黙を忘れる。太陽は感情を曲げないで一直線に走る。だから僕は座る。若しくは歩みを止めて、目的地を捨てる。雨は時刻を知らせる。一秒毎に100粒の .... 雪が降らない
音符ひとつ落ちてこない天上
澄みすぎて
画面のなかのようなこの街
詩人になるのは
後にしようと決めた
私という女子 の足下は
いつからか三次元だったらしく
きみ  ....
落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
寒く冷たい夜に
悲しくならない人は
どれほど温かい人なのだろう
どんな温かい人がそばにいるんだろう

体いっぱいに
乾いた冷たい風が吹き
涙を拭って
それきり

呼び止められる
 ....
潮騒の岩鼻に立って
潮の流れを見つめてゆけば
そこにどんな大魚が潜んでいるかは
だいたい察しがつく

今日は石鯛狙いなので
サザエに間借りしたヤドカリを金槌で一撃を加え
遠くの潮目に放り ....
岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
ストリートビューで覗いたサチコんちあした天気になりますように ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように 恋敵がイイヤツばかりでちと辛いあした天気になりますように ふところでブラをあたためときましたあした天気になりますように できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
覚えている 山の色、海の匂い
夕焼けの中、一緒に遊ぶ隣の家のお兄ちゃん
記憶は遥か遠く、遥か遠くに居て 瞬間に迫りくる

過去は止まり、描写は言葉を忘却している
感情の色を失くし、刻む脳裏の ....
イトヨリの虹色美しき

脂が誘うサバの文化干し

アジの開きにたまごかけごはん

イワシを購い飯をかきこむ

鮮やかなカツオをさばく母の面影

サンマの煙りに涙する

冬の寒ブ ....
とても食えないから
詩人の食事は貧しくて
目玉焼きと納豆が精々のところ

まてまて!
立ち食いの天玉そばを思い出せ
松家の朝定食でもいい
そこに天国があるのだから
貧くともプライドを忘 ....
てのひらに
転がる大粒のガーネット
それは血の色
珠玉は明日を占いながら

許された種族はボヘミアに彷徨うジプシーだけだった
インスピレーション
暗い森の声がする

夜の帳な ....
クリスマス女ばかりの研究所 下町の神社の端にクリスマス 恋愛の輪廻転生クリスマス ヤモリの張り付いた電信柱が
オレンジ色の灯りをともし
夜の歌を静かに歌っている
夜の秒針を刻んでゆく
ぼくは落ち着けないでいた

あの中華そば屋までの果てしない
道のりは
とても遠くて ....
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように 子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように それは

決して重い訳では無いが
無視できる軽さではないくらい
時計の針みたいに
三片の金属は回る
手のひらに乗るこれが、僕の心だ


「どうしようもなく君が好き」
と ....
疲れた人の家
には
疲れた人がやってきます

ある人は
人との関わりに
ある人は
競争に
ある人は
愛することに
心を修復するために
疲れた人はやってきます

人から離れ ....
たけしさんのおすすめリスト(610)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初体験- レモン俳句9*15-12-9
もがり笛- レタス自由詩415-12-9
俺は俺まゆゆはまゆゆ君は君あした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-12-9
ピーちゃんが逃げたよ鳥かごが空だあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-9
風景画- 鷲田自由詩515-12-8
雪が降らない- フユナ自由詩6*15-12-8
オルガン- たま自由詩1515-12-8
つめたさに- 瑞海自由詩7*15-12-8
磯釣り- レタス自由詩715-12-8
仙境- レタス自由詩515-12-8
ストリートビューで覗いたサチコんちあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-12-8
ウサギよりキツネ追いかけてるアリスあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1415-12-8
うつほ- レモン自由詩29*15-12-7
後悔を数えてしまう不眠症あした天気になりますように- 北大路京 ...短歌615-12-7
恋敵がイイヤツばかりでちと辛いあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌115-12-7
ふところでブラをあたためときましたあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-12-7
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1515-12-7
空白- 鷲田自由詩1015-12-6
- レタス俳句3*15-12-6
詩人の食卓- レタス自由詩415-12-6
旅人- レタス自由詩415-12-6
クリスマス女ばかりの研究所- 北大路京 ...俳句215-12-6
下町の神社の端にクリスマス- 北大路京 ...俳句315-12-6
恋愛の輪廻転生クリスマス- 北大路京 ...俳句215-12-6
闇路- レタス自由詩11*15-12-6
愛人の前ではさせぬ傘開くあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-5
子の眠る枕元へラジコンヘリあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-12-5
ハ長調を奏でる波長- 凍月自由詩4*15-12-4
疲れた人の家- 瑞海自由詩3*15-12-4

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