【おへそ】


りんごちゃんと なづけられた おんなのこ
今日は りんごのようにいいにおい
きのうは もものように いいにおい

林檎のおへそは いいにおい
林檎の ほかのどこの部分よ ....
クリスマス新陳代謝の悪い棚 地球儀や深く齧られたる聖夜 背骨だけ大人になってクリスマス 彼はとても静かに暮らしていた
職業は図書館の司書だった
毎日職場に行っては
本を分別し
新たに購入する本を検討する

静かに帰宅すれば
柔らかに妻が頬笑み
お疲れさまでした と言う
 ....
カピパラを焼いて食べずにクリスマス サンタだけ腹式呼吸できてない 人々は足を動かす
サッサッサッ バタバタバタ
トントントン タッタッタッ
生活というリズムを繰り返すため
肉の欠片を全身に集めて
凍てつく日も 火照る日も

朝起きて、食事を食べ
仕事 ....
聖なる岸辺の花祭りの朝に
残された遺骸
痩せこけたヨガの行者は
余命を河に託し
生老病死にたどり着いた
無尽の砂に包まれ
人々は去り
魂の抜けた物質だけが残されていた

野犬の遠吠え ....
聖夜から聖夜の旅や巡恋歌 サンタとのキスを正義が引き離す ぬめぬめとしたサンタからプレゼント 冬に聴く
チェロのソナタは
暖かく
珈琲すすり
窓を眺める

公園の
ベンチにすわり
病葉を
ひとひらふたひら
かぞえるまなこ

わが書斎
森林のように
わけいりて
記憶 ....
風にゆれる暖簾をくぐれば
そこにお前がいた
退屈そうに
新聞を開いたお前は
俺をみてただ頷く

斜め前の席に座り
婆様が注文を聴きにくる
戸惑いながら

カレーうどん

今日の ....
 何代も受け継がれたレコードプレイヤーからのノイズが心地良い。
 今夜はクラシックでもジャズでもない。
 忘れ去られようとしている昔のレゲエのレコードが深く響く。
 今夜私は二十年前にタイム ....
公園の銀杏も散ってしまい
樹々の枝だけが
空を刺している

広場のベンチの陽だまりに
うたたねしているお爺さんの
寝息はとても安らかで
ぼくも欠伸をしたくなった

冬の情景はブリュー ....
 
私は
想いながら
   死んでゆく。


喜びに包まれた名を
明かすことなく
内なる焔は
ひかりよりも

まばゆい。


噫、
おもはざるひの無ければ
かぜの音にき ....
「死ぬために生きる
それだったら もう少し 
生き続けられるかもしれない…」


となりに乗り込んだ ピンクのかたまりが
内部分裂 暴発を くりかえしているのにも気づかず
ほ ....
私には
“かる”
が足りない

{引用=狩る}
死に物狂いで
欲しいものを追い求める
信念が足りない

{引用=枯る}
本当に参ってしまって
乾涸びるほどの
絶望が足りない ....
クリスマス喉の奥よりショットガン 手のひらに聖夜と書いて夢芝居 世界は回る
くるくる回る
私が悲しみで
打ちひしがれてる時も
お構いなしに
くるくる回る

大切ななにかを
亡くしたとしても
世界は最初(ハナ)から
興味無い、という様な顔で
 ....
霧によって大気が見え始める
霧は大気を着色するのだ
だが霧は大気に代替し空間に代替する
もはや大気も空間も存在せず
そこには霧があるだけだ
満たすということは
満たされたものを ....
ユーモアとして届かない聖夜劇 思ってた未来と違うクリスマス クリスマス知らない町の影になる アイナメと若鮎の甘さは妻の味

すき焼きに染みこむネギに舌打つ

豚汁に浮かぶ脂の美味さ

出刃を研ぎ石鯛狙う

シロギスの透明を如何に料理せむ

ふつふつと湧き上がるサザエかな
 ....
壁の向こうで
雨が歌う
今夜
雨は涙とちかしく壁に染み入る優しさで
噂の流星はみえずじまい
空のステージに
始まるはずだった
ピアノに向かって
私のためにとは
言わないけれど ....
苦しみは夜のネオンに芽生え
朝の日常に消える
そうして透明な世界は回ることができる

迷いは夜の闇に映えて
朝の陽光に存在を消す
そうして各々の生活が回り始めることができる

一人の人 ....
クリスマス心の傷に塗る薬
たけしさんのおすすめリスト(610)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おへそ- るるりら自由詩16*15-12-22
クリスマス新陳代謝の悪い棚- 北大路京 ...俳句315-12-21
地球儀や深く齧られたる聖夜- 北大路京 ...俳句215-12-21
背骨だけ大人になってクリスマス- 北大路京 ...俳句215-12-21
王の末裔- レタス自由詩515-12-21
カピパラを焼いて食べずにクリスマス- 北大路京 ...俳句115-12-20
サンタだけ腹式呼吸できてない- 北大路京 ...俳句115-12-20
リズム- 鷲田自由詩515-12-19
ガンジス- レタス自由詩415-12-19
聖夜から聖夜の旅や巡恋歌- 北大路京 ...俳句315-12-19
サンタとのキスを正義が引き離す- 北大路京 ...俳句215-12-19
ぬめぬめとしたサンタからプレゼント- 北大路京 ...俳句215-12-19
歳の瀬- レタス短歌3*15-12-19
そば屋で- レタス自由詩6*15-12-19
ノイズ- ヒヤシン ...自由詩6*15-12-19
冬の陽だまり- レタス自由詩1015-12-19
Hallelujah- レモン自由詩29*15-12-18
『DRIVE_ALIVE_SURVIVE』- 座一自由詩12*15-12-18
かる- 瑞海自由詩8*15-12-18
クリスマス喉の奥よりショットガン- 北大路京 ...俳句115-12-18
手のひらに聖夜と書いて夢芝居- 北大路京 ...俳句515-12-18
くるくる回る- 自由詩6*15-12-17
- 葉leaf自由詩415-12-17
ユーモアとして届かない聖夜劇- 北大路京 ...俳句115-12-16
思ってた未来と違うクリスマス- 北大路京 ...俳句215-12-16
クリスマス知らない町の影になる- 北大路京 ...俳句315-12-16
夜の想い- レタス俳句1*15-12-16
トモダチ- Lucy自由詩20*15-12-16
展覧会- 鷲田自由詩815-12-15
クリスマス心の傷に塗る薬- 北大路京 ...俳句315-12-15

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