150910


ぬけた!
 ぬけたよ
ぬけぬけとぬけたんだよ
ぬけがけのだちんものこさずに
ぬけたおれたちをのこし
そこなしぬまのほとりにおきざりに
ず ....
水時計に溶けていた
血液の雫があって
時計の器の外には
一枚の翼が堕ちている
静かな痕跡がある
誰しもの夢のなかで
真夜中にも時間を報せる
いっぱいになった
聖なる水時計は
透明な水 ....
球体は弾けた
その飛散した一粒一粒の種子が
時代をあまねく代弁するかのように
ある方向へと向かって流れ出す

思い出して欲しい
白い腕が守ろうとしていたのは何だったのか
幸運の女神は目を ....
自然であること自然に衰えてゆくこと

ぶつかりながら消耗しながらもえつきる流星

いつ どこで

誰が 何を 何故?

自分のだけの視野で批評も感想もなくて
生きることも可能だが
 ....
安保法案反対もデモも自由だけど、「強行採決」という言葉を使う意味が分からない。与党が法案を通せる議席数を持っているのは、投票者による投票行為の結果であって、それを否定するのであれば民主主義から否定しな .... 駆けた
夜の夢を
君のために
その熱量は
人生で一番荒いから
足が燃えた

賭けた
指差す方向どちらに
行く方が正しいか
それに答えはないので
手のひらは燃えた

掛けた ....
感情があるからダメだったのか
そんな訳はないと思いながらも
否応無しに下がっていく体温


勝手に好かれて
勝手に嫌われて
何の説明も無いまま進んで
いつの間にか無かった事 ....
戯れが過ぎたのか
名月が遠い 待てない心臓が加速始め

この訪れの麗らかさを

深呼吸トクトク鼓動にはもって上体を反らして

螺旋の儚い軌道を静止飛んでいる

ひたひたの心に ....
何か
   
大切な物が 欠けて
情緒が欠落している

月に
力を
借りただけ

魔力が落ちないように
ヒトを
食っただけ



だから どうした
眠れない夜だったから
架空の国へ出かけた

王位継承
森の魔物
結界の霧雨

本を閉じると
外も
いつのまにか雨

この雨が結界なら
私も連れ去ってくれ

見わたす現実の
 ....
銃口を突きつけられた一休にやけに激しい風が吹いてる カルピスを薄め薄めてもはや水やけに激しい風が吹いてる 恥ずかしそうにして
横たわる真白い身体の
すぐ近くにある
誰も知らない部屋で
あの扉を開くことができる鍵穴に
ぴったりと
はまり込む
秘密の白い鍵穴に
鍵を当てはめる

Eroti ....
ひかりのあたる角度によって
ものごとは綺麗に反射したりえらくくすんで見えたりもする

シャンデリアのある素敵な応接間
ある生命は空間を得るために代償を払う

それを得られない一部は
高速 ....
箪笥の奥深く秘められていたいくつかの小箱
おそらく母の物であろう歯の欠けた櫛に
出合ってわたしの心が波立つ

そして 夭折した兄たちの名に混じって
ボクの名が乾ききった小箱

それは ....
きみの取扱説明書をみつけた
ちょっと古びて
もう保証書もどこかへいってしまった

皮膚を剥いでゆくように
すこしずつものを整理してゆく

基本性能だけでいいのだ
死ぬまでにデフォルトの ....
かき氷を
噛み締める音が
透き通る
氷の粒の結晶は
ちょうどひかりが
零れおちるみたいに
花火の黄昏にある音のように
ころんころんと
ふたりの記憶のなかでも
響いている

ずっと ....
私の父は18の時に航空兵に志願した
飛行機乗りになりたかったのだ
もちろんお国のために
命を捧げる意義を信じて

間に合っていればきっと特攻に行っただろう

出征するはずだった日の1週間 ....
そんなに透明では
生きていけない

突然泣き出すから
君の明日を憂うよ

美しい心の結晶
ポロリ

どんなに一生懸命
君は
生きているんだろうか

笑わせようと
君のまわり ....
ひとつの微笑みを基点として
暗喩の肖像をなぞるように
閉じた眼窩に灯す

瞬きをするより速く
私はあなたの核心に吸い込まれていった
すべての史生の機軸を発火前に戻してしまうことを
あなた ....
掃除も料理も嫌いだけど
洗濯だけは好きで
洗濯物がよく乾くから
夏が好きだ

洗いたての洗濯物を
ひとつひとつ太陽の下に干すとき
いい匂いがして
気持ちよくて
カゴの中身が宝物みたい ....
右手の痺れがとれない
小指と薬指の感覚がない

いつもの山田先生はひとこと
これは頸椎だから松崎先生のところに行きなさい
まだ午前中で間に合うから
ちゃんと血圧も測ってね

松崎整形外 ....
お母さん、私ね、学校にin loveなboyが八匹もいるんだよ

金魚に餌をあげていたら 
次女が後ろで不意に大きな声を出すものだから
目の前の水槽に
突然金魚が九匹飛び込んできて、
その ....
トロイの木馬作戦が漏れているやけに激しい風が吹いてる 無職でも自称地球防衛隊やけに激しい風が吹いてる 嘘みたいに

ネコと遊ぶと
いつも私は
満たされるの

怒りや
悲しみが
原点に 戻ってゆく

生きてることも
いいなと思えるの

だから

大切なのは
言葉だけじゃな ....
胸のファスナーを下して
白い綿毛に包まれた
幼い夢の息の根を止めて
そうして入り日の燃え落ちる
血だまりへ
交わることで違え 
意味を失する言葉のように
縺れたまま ひとつの肉塊となり
 ....
現実と
取引なんてしないよ

誰も 
何も

売り渡したりしない

魔物、吸血鬼、魔法使い

みんな
ここに居ていいよ

私の胸の中に   
カーテンの隙間から
穏やかじゃない光が差す
透き通る君の横顔は
夢のような気がした

触れられないのは
きっとそのせいである

いつの日か
別れの時が来る
ということも ....
覗く子が目高の空を暗くする
たけしさんのおすすめリスト(610)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そこをなんとか- あおば自由詩7*15-9-10
水時計と妖精の翼- りゅうの ...自由詩9*15-9-9
◎示唆の行方- 由木名緒 ...自由詩16*15-9-8
案山子- 梅昆布茶自由詩1215-9-5
行為- こひもと ...自由詩6+*15-9-4
かけた- 瑞海自由詩8*15-9-3
まだ人間のままだった- 凍月自由詩4*15-9-3
小さな秋の戯れに- 朝焼彩茜 ...自由詩17*15-9-3
BUSTER- ガト自由詩5*15-9-3
冥府の門- ガト自由詩11*15-9-3
銃口を突きつけられた一休にやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-9-3
カルピスを薄め薄めてもはや水やけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌615-9-3
Erotic_Hazard- りゅうの ...自由詩8*15-9-2
蛍日記- 梅昆布茶自由詩1915-9-2
臍帯- イナエ自由詩22*15-9-2
空っぽについてのマニュアル- 梅昆布茶自由詩1915-9-1
かき氷の遠い夏の音- りゅうの ...自由詩10*15-8-31
私の原点- Lucy自由詩20*15-8-29
ピエロ- ガト自由詩6*15-8-29
◎捕囚- 由木名緒 ...自由詩8*15-8-28
命の洗濯- ガト自由詩10*15-8-28
痺れた日々- 梅昆布茶自由詩1515-8-27
ボーイが八匹- 夏美かを ...自由詩35*15-8-27
トロイの木馬作戦が漏れているやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌515-8-27
無職でも自称地球防衛隊やけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-8-27
ノラ- ガト自由詩5*15-8-27
闇の恋人たち- ただのみ ...自由詩16*15-8-26
私に宿るもの- ガト自由詩4*15-8-26
横顔- 瑞海自由詩3*15-8-25
覗く子が目高の空を暗くする- 北大路京 ...俳句415-8-25

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