こういうことをいうと詩論といわれたり…
どりや
ここぞここぞ、気にするなと
云われることを気にしたい



こんにちは、現代詩




呼んでいいものなのか僕の知り合いなのか ....
薄く棚引く天蓋を
轟音が
かっぴらいていく
お婆さんは耳をふさぐ
鼓膜は
ふさがれていく美空へ
明け渡す


呻りが一律になる
町並みがミュートに進む
となりの君が 君でなく
 ....
くしゃみが出ると切なくなって 物陰 愛しく 肌寒く

制服の胸は はちきれんばかりの暗闇かくして

スカートに忍ぶ秘密には あなたの指がしみついたまま

そのまんま歩いてるから 少しだ ....
二階建て文化住宅の
一階の端に住んでいた
雨の日は軒下で遊ぶ

家中の傘を持ち出して
白い塗装の 錆びきってぼろぼろの
鉄階段を カツンカツンとのぼっていく

赤い無地の
カサカサ音 ....
口裂け女の噂を広めた女性は口が裂けていた

公衆電話はワープ装置としても使われている

ティッシュペーパーの72組目は他と質が違う

夜が訪れると同時に太陽は体育座りをして行儀よく次の ....
   
光沢するチラシの千箇寺
一種類一枚ずつ折り込んで
束ねて舐める唇に ぴとり 貼りつく 


拭えない合成洗剤と摩擦熱
指紋と一緒に綴じて 
継続。
継続。

虚構が隣に  ....
針と糸を携えて
張り裂けた君を縫い合わせ

言葉をかける
ゴメンね、ゴメン
気付けなくてゴメン

苦しさが溢れて行って
君は張り裂けた

針と糸を携えて
言葉をかけていく
ゴメ ....
窓辺にいる子は
みんなふるえて
綺麗という字を
こわがっていた



だって
かまきりみたいだから
夢の中 嘘の塵に咽せ、目覚めた
まだ朝の始まっていないガラス越しの街を見下ろし
ベッドに戻ろうとす
ふと気付く
嘘は塵どころか、塊となり
生臭い悪臭を放って
私の体内で脈々と胎動していた! ....
まいあさ
僕が
この僕であることに目覚める
はてなダイアリー
燃えくすぶる焦土が続く

誰もいない台所
立てたコーヒーの
苦い香りは
抽象
起き上がる重力加圧の具体性

多分コ ....
サキとは昔から似てなかった
サキは母親似で
それがずっとうらやましかった
サキは生まれたときから妹だった

サキは小学校のころから
勉強が苦手だった
勉強が得意だったわたしは
いつもど ....
とっくに別れた女と
まだ電波の手紙で
やりとりしてたが
やっと僕の根本が
伝わって
あきらめて
関係ぜんめつみさいる
そんな朝だ

ノーコメント
言葉は今ぼくに
強すぎて
だか ....
逮捕されたそのオトコには
十億円の借金があったそうだ
四十年のジンセイで
どうやったらその借金が出来上がるのか
そしてそのオトコの数年は
十億円の価値のある
ものだったのか
それとも
 ....
雨は降りそそぐでしょう禁じられても
大地は受け止めるでしょう嘲られても

たとえ何億回囁かれたとて
愛は愛でございますとも
たとえ道端で売られていてさえ
人は人でございますとも

あた ....
うちの近所の橋の下に
ホームレスのおっちゃんが一人住んでいて
橋下さんと呼ばれている

橋下さんは五十代半ばくらいで
よく釣りをしている
釣れた魚は焼いて食うらしい
釣りをしていないとき ....
君の周りに人が群がっているのは、

君のその、聞き癖のせいだ。

君はつまらない政治の話でも、

オタクの漫画の話でも、

それが世界一面白い話でもあるかの様に興奮して聞いている。
 ....
たったひとつの睡眠を
羊たちと分かちあって眠る
もこもこしてるね
なんて今日は言わない
めえ、と寝言を言っても口をふさがない
数をかぞえない
何も思い出さない
お父さん死なんといてな
と私の耳がなっている
別に、早く死なないかなと思った日々がなかった訳でない、夜中セキの音が聞こえると私の闇は凍りつく

何だか、目の前のほとんど病気をしたことのない父が ....
 


 夜明けはちかい
 けさは3時から起きて
 調べものをしている
 ほんとうはきょう
 水曜日はぼくの公休日なのだが
 うちあわせがあって午前中だけでも
 でてくれといわれたの ....
セブンイレブンでバイトをしている
友達に会いに行く

「彼女と別れた」と告げるために


そう言うと友達は、
黙ってアンマンを差し出した。

猫舌の僕は熱々のアンマンを食べることが
 ....
AとBとCとDとEとFの六人の日本人が居酒屋で一緒に酒を飲んでいる。
AがBに聞いた
 「ねえ、お前って古くからの日本人の血以外で何処の国の血が混ざってる?」
Bが答えた
 「俺の父方の曾祖父 ....
愛のうた 歌う楽器が ウクレレて

(私は大阪人です)
  ー浅野悦子さんにー 


  あなたにささげた
  一篇の詩が
  あなたのこころに
  着地した
  しおらしく
  喜んでくれたのだ
  くものように
  ふんわりと
  ....
フラフラ歩くな
すぐ祈るな
食後の腹筋なんかするな
ダルいとか言うな
ダルイとか言うな言うたらシンドイに変えたりとかすんな


ちゃんと隅っこまで掃け
まだ捨てるほどゴミ溜まってへ ....
立ち並ぶビル群の幽霊
ビル風が吹き抜けると
敷かれゆく風の線路の上
滑らかに空中列車は行き交う

乗客は皆視線を落とし
日常に見つからぬ出口を
携帯電話の画面に封じ込める

 「 ....
それはずいぶん昔のことだ。

あたしはその日、夕食の当番だった。当時の我が家では日曜日の夕方
を時々あたしが担当していた。といっても中学生の作れる料理なんて
たかが知れている。カレーライス。
 ....
    

    窓をあければ 外は雨
    ぼくには こころの傘がない
    雨にうたれる アウトデッキのテーブルと
    椅子よ ぼくという関係が
    関係の外で アウトロ ....
ひとつだけ
たくさん
あげるから



ひとつだけ
たくさん
たべてね



おねがいね。
おとうさんが
とてもおおきなつぼをもらってきた
かぞくぜんいんで
おおさわぎしながらいえにはこびこんで
りびんぐのすみっこをかたづけて
なんとかおくことにせいこうした
きれいなもようが ....
白い犬がほえる夜
空は今日はまっさらで
風も吹いてはいない
こおろぎが鳴いていたけれど
今は深海のように静か
もう眠ったのだろう
わたしは学校の屋上にひとり・・・
ネオンの光が創り出す
 ....
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