凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ....
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ....
サボテン
               mizu K
空からあまつぶがふってくるのに
今日の空は晴れている
にわかに雲がはしっているので
風がわらって
走っていって
あとにのこされた僕は ....
青色の銀河

青色銀河団さんという人がいて時々作品を拝見させてもらう。青色さんはどこか自分の作品に不満だと言う。”下手くそだなあ、どうしてこんな詩がいいと思ったんだろうって。”いつもとても丁寧に書 ....
耳鳴りがしている

迎撃隊がツノ笛を「ピィー」と鳴らす音や

日没に雲がモクモクって立ち込めていく音

それから末っ子の象が地団駄を踏む音

ぼうっとする夢の中で

ぼくは耳を切っ ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
ミッキイのおもいでばなし


きみとぼく
いかしたマウス
キャンデイを山ほど食べちまって
虫歯が痛くて
毎日
泣いたね
1999年8月某日

午前七時起床
朝食後、心理テスト
当てはまると思うものを○で囲む
それからこのテストを作った奴が俺よりちゃんと世界を観ているのか
どうかということが一時間に一度くらい ....
{引用=
空おちる。はれも、ときどき。そら落ちる。PULL.

というのをパクッて
{引用=
「!」: 空おちる。ハエも、ときどき。そら「!」落ちる。 m.qyi

というのを書いた ....
幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキ ....
よろよろと海岸線を歩いていると
月が見えた
タバコの煙が風に乗って流れた
ああ俺は
照らす光におびえながら立っている

それから海に向かって眼をやった
錆びた商店街が背中にあった
波は ....
美しいものを見るとき
ドキンとからだのどこかで音がして
ぼくはハッとふりかえる
遠い昔のあるときに
捨て去ってしまった故郷がそこにあるかのような気がして
なぜだろう

美しい人を見るとき ....
さわらせてよう

というので
さわらせてやったら泣いた
どっちかっつーとそういうのが感じるほうです。

といったら
にやっと笑う
おー
てめーぶっころすといって
しばらくばしばしぶ ....
            丼

扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳がな、
扉を開けば波打つ涙晴海の穴ぎょろりと不動明王の瞳が ....
幹さん詩の朗読を教えてください
というメールがさいたま県草加市の女子高生から来たので
月曜に池袋で待ち合わせた
新宿のMARZで見たのだという
体験したのだと!
つまり、既におれを知っている ....
来年で還暦を迎えるという女社長と
静かな応接室で向かい合って二人っきりで打ち合わせ


社長 ここの表現はこれでよろしいですか

ん なになに どこかしら

ここです ここ

えー ....
浮遊するのは 短い 手である
切り取られている それらは
いなくなった 僧侶であり
僧侶の 泥の数珠である

浮かび上がるのは 指先である
アスファルトの 教義に
道徳の 邪 ....
幹さんの詩のファンです、もしよかったらわたしの詩をみてください
という
要約すると、というようなメールがきたので
連絡をとって新宿で会うことになった
こういうメールがたまに来るようになったがた ....
ふと
寂しくなったので
何か作ろうと思い台所に立つ

頂き物の里芋がたくさんあったので
とりあえずそいつを煮ることにして
丁寧に皮を剥いて丸くする

冷蔵庫に鶏の挽肉があった
さやい ....
投函された吾郎ちゃんはポストの臭さに思わずおならをし、それに首をくくっていたお母さんが、三千年前の童話を読んだので、妹のお花は丁稚奉公の旅に出て、同じように毒風呂に入って
いたお父さんの真似をしたペ ....
感情の 吐露が
毒を 飲んでいるので
私は 今日も
宗教に つくす

ために
赤緑の 魚が
上流に 上る頃
宗教は 潰れている
ために
案外 黒い浄土が
死んでいる
そんな 気 ....
たぶんノルウェーあたりに
巨大な送風機があって
そこから送りこまれた冷たい風が
君の頬を桃色に染める

わかさぎのエスカベッシュ
南瓜のキッシュ
ハッシュドビーフ
そして食後には
ア ....
とても悲しいことはわかっています
涙を流しても 構わないということも
十分すぎるほどに 理解しているのです。

線香のにおいにも 嫌気がさすほどに
理解しているのです。

だから、私 ....
 理論は、陳腐なものだ。まれに文章を書いている時、そう思う。
「本物の親友に言葉はいらない」と友部正人が語ったというが、実際、触れ合う事によって、人は触発されていく、そんな気がする。
 10の読書 ....
あなたは 息を しているのですか?

あなたは 呼吸を 止めているのでしょう。

私の 並べ立てた 言葉の 配置に
無呼吸の 弟子が 
立ち並んでは
盲目の 仏像

問い掛けるので ....
きらめくシャンデリア



天蓋つきベッド



ガラスの靴と、



コルセット





そして庭にピンクのバラが咲いていたら





わたしはお ....
冒涜の 証の 器が
生まれていたので
宗教の違いを 感じる

私は 打つ
あの 人物という名の 恐れを
あの 人物という恐れ 多いまで

満月が 明るいので
一人の 男が 歩いている ....
 バケツに頭を突っ込んで、水の中の微生物
を見ていた。はがれそうなコンタクト。ギリ
ギリのところで私は目を閉じる。
あれ?今、確かにイカダモが!

ザバアッ!

顔を上げた勢いで、バケツ ....
戦いたいですね

争いたい

鎌をもって

馬か龍か知らん想像上の動物にまたがって疾走です

目のくりぬかれた赤い馬

巨大な狼

サキュバスの巨大な尻にのっかり

太陽の ....
三匹のすもも




好かれて切ないすねすもも。
好けば嬉しやつややかすもも。
好きでうるおうおぼこのすもも。

それ、いちにのさん

恋で潰れた割れすももおっう

恋であ ....
初代ドリンク嬢さんのおすすめリスト(634)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光臨- 天野茂典自由詩1106-5-15
no-title- 士狼(銀)自由詩20*06-5-6
サボテン- m.qyi散文(批評 ...606-5-4
青色の銀河- m.qyi散文(批評 ...506-5-4
象の耳鳴り- シャーロ ...自由詩106-4-10
不眠症と戦いながら- 天野茂典自由詩11*06-4-3
To_Mr._Carter_1:_ミッキイのおもいでばなし- m.qyi自由詩306-2-6
鳥取大学付属病院精神科閉鎖病棟のおもい出- 馬野ミキ自由詩1906-2-1
僕のハッピィアワー- m.qyi散文(批評 ...506-1-30
金金金(キムキムキム)- 馬野ミキ自由詩54+06-1-24
静かな海- 石川和広自由詩9*06-1-19
感情をことばにすることの圧力がぼくを押し殺してしまってからも ...- 七尾きよ ...自由詩5*06-1-12
おっぱい_- モリマサ ...自由詩10*06-1-11
- m.qyi自由詩506-1-8
ハーケンクロイツ- 馬野ミキ自由詩12*06-1-6
おっぱい- 大覚アキ ...自由詩205-11-19
浮遊した土葬- 奥津強自由詩9*05-11-15
LIVEALIVE- 馬野ミキ自由詩10*05-11-14
里芋- 大覚アキ ...自由詩7*05-11-14
腹痛- 奥津強自由詩3*05-11-8
毒と宗教の_上流- 奥津強自由詩8*05-11-4
ノヴェンバー・ステップス- 大覚アキ ...自由詩1005-11-2
だから私は正座をするのです- 仲本いす ...自由詩5*05-11-2
人としての生き方- 奥津強散文(批評 ...305-11-2
仏の_問いかけ- 奥津強自由詩605-10-30
お姫様の家- 一代 歩自由詩3*05-10-16
toi_la_rock- 奥津強自由詩4*05-10-5
喪失の記- 木葉 揺自由詩6*05-10-1
はてなダイアリーの秘宝- 馬野ミキ自由詩605-9-30
三匹のすもも- m.qyi自由詩905-9-28

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