誘惑してまた漂う欲
  消えよう、と。
  
  レコードが内包する闇
  うっすらと透けて見えるカーテン
  
  雫から滴るスペル
  と、点。
  滲まずに 立って
  ....
桜の木の下で出逢ったあなたに
伝えたい事がどうしてもありました


伝えたかったです
口では恥ずかしくて
意味が変わるのが恐かったです
文字にしたら
きちんとまとまって
あなたに伝わ ....
 燃えてしまった本棚
 夏の初めに
 私は火事を出した
 寝タバコの根が
 羽毛布団におちたのだった
 それは現場検証で
 消防署員の説明で聞いた話なのだが
 ぼくの布団の片隅は
 真 ....
アライグマが洗い物をしていることで人気のレストランは
今日も客で賑わっている

時々厨房から
アライグマの鳴き声がして
その度に客から歓声があがる

嫌な人件費削減方法だ
とか
動物 ....
湯気の立つ肉塊を
両手で拾い集めて
ふたりを収納しても
まだ
身元は割れない。

発車を急ぐ特急は
ふたりの命など
雪よりも軽いらしく
せかせかと汽笛を鳴らす。

母と息子を一瞬 ....
青い空の向こうから
巨大な顔が降ってくる
にこにこにこにこ
笑いながら
うわあこっちにくるな
抱き締められたいと
ずっと
いえないで
暮らしの青や黄は過ぎ行き

いまここに
ことば
ぐりぐり
むねにボーリング玉
泣いている声

凍るほどに

レーンを見つめる
ピン ....
思いつきで
カネに化けてみた

よう
元気?

友達に話しかけてみる

おう
これで昼飯 食いにいくか
けっこうな臨時収入だな
幾らになる?1,2,3

あわてて逃げ出す
 ....
ピッピは嫌いだ、すぐ牛乳の話ばかりする。



「ピッピなら飼っていいでしょう」「ダメよ難しいのに」



てーんてててーんててーん ピッピー!! はーい



ピッピ ....
 

おうい

て声が聞こえる
聞こえる

振り返らない

熊が山を降りてゆく
呼ばれたわけでもないのに

呼ばれたのは
君じゃないのか
とさっきから
そこでしゃがんでい ....
くすこはつんぼ
むかしから
なにもきこえぬ
かんじてる
くすこはふれる
はなのこう
やけにげんきな
ばばのこえ

てづくりゆかた
なつまつり
はなびうちあげ
ひかりみた
 ....
私は昔から男の腕にもさもさ生えているあの毛が大嫌いなのであって、それは例えどんなに大好きな人のものであっても変わらないのである。しかしだからと言って、極力腕毛の濃い人は避けるとか、付き合ってから濃いこ .... それは 私の中の悟りのようなものなのかも

小学生の時に こんな事がありました。
「どんな風景でも良いので 風景画を描きなさい。」と言われ 好きなようにスケッチして絵の具の色をおきました。
 ....
 

  
 杏のさがは悲しい地下鉄
 もぐらのように
 地底に潜っておはようをする
 何層にもエスカレーターを
 乗りついで地獄篇*のアクリルにあう
 蜘蛛の巣のようにはりめぐらされ ....
迷子のお知らせをします
赤い帽子をかぶった
ワンピース姿で
後期量産型の
中年男性が
迷子になっております
アナウンスはスロープを
なだらかに崩れ落ちる
伏せられたメガホン
かぶせら ....
かげふみ かげふみ

かげ いつつ

よにんきりしか いないのに

かぞえてみると

かげ いつつ


あのこが かえってきたのかな

はしっていくかげ おいかけて

や ....
緑の夜行電車。

さるが運転するので間違える。
 太いものはいろいろあるが、
 みんなどっしりとしているわけではない。
 たとえば、ジャンケンの強い
 太一君。
 こいつはふぁ〜として、とてもじゃないが
 横綱のオーラはなんかはちっともで ....
先日、ふとしたきっかけで、在日朝鮮人一世の詩人であられる金時鐘先生のことを思い出す。昨年七月初めにお酒を一緒にする機会があって、その時のことを思い出したのだ。

 あの時先生に言われた言葉で強烈に ....
牛乳が必要だ

牛乳が必要だ 皆さん
通り過ぎるうしろの自転車灯も
コンビニの袋も
皆 白いじゃありませんか

愛する人に会ったのは 夏


キンモクセイの花びらが
オレンジに ....
だから
ふりむかないことにする
いつでもどこでも
撃ってくれ
防弾チョッキは着ていない
君は
エプロンで
マシンガンだから
僕は
好きだったんだ
俺は推敲していた
つまり、ちゃんと書こうとしたところや詩っぽくしようとしたところを省いた。
くだ のばし
風 渡る
皮膚

二枚に 別れた 
黒 と 黄色

とじれば

の 上
メール ではなくて

手紙 を書きたいと

思いますが

今は そんなもの 

受け取ってくれる人は

いません

へたくそな字で たどたどしく

手紙を書いていたのは
 ....
?.

{引用=
「俺は白だ!」空が泣いていた。空は自分のことを白色だと信じて疑
わなかったのだ。「違うよ、君は青色なんだ」「嘘ばっかり!」どう
しても聞いてくれない空に、僕は鏡を持ち出した ....
ある朝、母は出社前にわたしに言った
「お前を精神病院に連れて行きたいよ」
 

 SONYの
 小型スピーカー
 の横に
 ちいさな木の鉢を置いた
 卓上から溢れて

 ROCK
 マニック・ストリート・プリチャーズ
 をかけると 
 
 木 ....
パレードがいってしまう
オープンカーがいってしまう
紙吹雪がいってしまう
にぎやかな楽隊が
歓声がいってしまう
   
パレードに手を振った
誰かが
こちらに手を振った
私が手を振る ....
深い霧の中から現れた「鳥の人」は初めて会う種族の人間だった
噂では深い霧の立ち込める日にそびえ立つ巨塔の元に時折現れる
とのことだったが、それがこんな場所だとは思ってもいなかった。
祖父の話では ....
公園のベンチで
よだれをたらしているひとが
木星に廃屋を建てていた
初代ドリンク嬢さんのおすすめリスト(634)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誘惑- 湾鶴自由詩304-10-17
しかき- くれいじ ...自由詩104-10-16
満月- 天野茂典自由詩504-10-16
皿洗い- 桜 葉一自由詩504-10-16
特急の鼻- 草野大悟自由詩4*04-10-15
- チアーヌ自由詩1204-10-15
レーン暮らし- 石川和広未詩・独白2*04-10-15
カネ- ポチット ...自由詩4*04-10-15
じぶん- ピッピ川柳1004-10-15
連音/脂喰坊主_と- AB(な ...自由詩704-10-14
くすこへ- 石川自由詩804-10-14
うでげ- 捨て彦散文(批評 ...304-10-14
曼陀羅絵巻のように- ひより散文(批評 ...10*04-10-13
白鯨*- 天野茂典自由詩304-10-13
3000リットル- 黒川排除 ...自由詩804-10-13
かげふみ- こむ自由詩3*04-10-12
さるが運転- 金バ未詩・独白1*04-10-12
- 湾鶴未詩・独白2*04-10-11
君が今まで読んだ全ての本を思い出してごらんなさい。それが君と ...- はらだよ ...散文(批評 ...504-10-10
白色恋唄- 山内緋呂 ...未詩・独白1004-10-10
マシンガン- バンブー ...自由詩1104-10-10
推敲について- 馬野ミキ散文(批評 ...1004-10-10
- 砂木自由詩8*04-10-10
手紙- こむ自由詩3*04-10-10
douze- ピッピ自由詩11*04-10-9
- 光冨郁也自由詩4*04-10-9
LIVE- 天野茂典自由詩204-10-9
パレード- umineko自由詩604-10-9
霧の中で- 自由詩204-10-8
2835年(弥勒17年)- 本木はじ ...自由詩604-10-8

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