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凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
  桃の節句だ
  いい名じゃないか
  家には仔犬のももちゃんと
  4歳児のリーちゃんがいる
  まだフェミニズムとか騒がない
  同じ人間だが
  やはり性差はあると思う
 ....
  

   朝はいつ空けるか
   モダンアートのような
   朝焼けが見たい
   心の中が掻き立てられるから
   燃えてくる海
   でっかい太陽がイビツになってる
   いっ ....
  

    一滴の血
    一滴の汗
    一滴の涙からできている人間がいる

    全細胞にくまなくゆきわたっている
    人間が美しいのはそのためだ

    人間誰 ....
  

   集中する
   全精神を動員する

   無

   生まれてくるものは

   かわいいことばたち
   母親のように

   無

   陶酔する
   ....
   仏壇に父の写真が飾ってある
   テナーサックスを持ったブロマイドだ
   父の33回忌は終わった
   母が庭に咲いているミモザの花を切ってきて
   飾ってある
   そとはも ....
 

   鷹の目は鋭い
   300mは軽い
   目標物を
   正確に捕らえる
   猛禽類だ
  
   鷹の目の眼力が欲しい
   表現するための
   正確な
    ....
   夕日が差している
   やさしい夕日だ
   母の匂いがするミルクのような
   乳のような匂いがするお酒のような
   静かさだ
   ぼくはきょう出発できなかった
   家で ....
  シェフトフではないが
  不安である
  なんと言うこともなく不安である
  落ち着いていられない
  地震が来る
  火事がでる
  死が迫る
  急勾配の地下鉄のエスカレータ ....
  分からないことは分からない
  嫌いなことは嫌いだ
  はっきりいえることがいい
  分かることもある
  好きになろうとすることもある
  分からないからいいこともある
   ....
   朝3:26分起床
   いまは食事を取ったところだ
   パソコンを開くと私信が5通来ていた
   こんな真夜中に
   ぼくの作品を読んでくれるなんて
   ありがたいとおもう
  ....
  

   あまり淋しいから
   ひとりで寝ている
   
   午後15時10分の憂鬱
   外は晴れている

   これから風呂にはいる
   温もればいい

    ....
 

  まだ夜は明けない
  カーテンも開けない
  日曜日は明日のことが気になる
  開放感はない
  ちょっと気が重い
  体調も気になる

  だが休みには変わりないのだ
 ....
   牛乳を飲む
   ジェームス・ディーンのように
   世の中は甘くない
   だから牛乳を飲む
   アメリカのようなボトルの牛乳はないが
   紙パックの牛乳でたくさんだ
   ....
  

   午後4時
   部屋のカーテンは締め切ったままだ
   どこへも行けなかった
   ビデオを見るのも
   音楽を聴くのも
   ジャンボ機で彼女に会いに行くのもできなかっ ....
     まだ未明である
     カーテンは閉じられたままだ
     あらゆる可能性がある
     土曜日には
     未来がある
     音楽を聴くのもいい
     ビデ ....
 

  若草色のミニの少女が
  夕暮れのバスに乗り込んできた
  バスがパッと明るくなった
  バスは海まで
  直行する

  ばら色のミニをはいた少女ッがひとり
  明るいバ ....
  明るさは残っているが
  パソコンのために電気をつけた

  部屋の中を金魚がいっぱいおよいでいた

  ぼくも水槽の中にいた
  ぼくの部屋は水族館だったのだ

  あしたは ....
  外はまだ暗い
  きょうは8枚きりの食パンを食べた
  いつもダブルソフトなので
  一枚分にしかならない
  ひもじいのはいやだ
  冷蔵庫をあさったが飯になるようなものはなかった
 ....
  早朝フォーラムを開くと
  17通の私信が届いていた
  びっくりした
  こんなことは初めてだった
  うれしかった
  選挙の当選者と似ているのではないかと思った
  なかにはしょ ....
 

  路上からころがるビー球追いかけて草むらの中鳥が死んでる

  ヘラクレイトス持ち寄って読書会する三つ目ばかりの
 
  ブレーキをかけないままで港からそのまま海へ四人の若者

 ....
  

   ルイ・アラゴンか
   『狂気の愛』
   ぼくは4年間断続的に
   精神病院に入っていた
   狂気の愛
   閉鎖病棟で
   苦しんでいたぼくの来歴
   狂お ....
   風呂上りの缶コーヒーはうまい
   自動販売機で買っておいたものだ
   風呂上りの匂いは希望の石鹸だ
   たっぷりと湯船に浸かって
   嫌なことをすべて忘れる
   ほんとはビー ....
  仔犬のトイ・ヌードル
  ももちゃんは
  六ヶ月になった
  体重も2.7キロに
  いまはとっくんちゅうである
  お手 
  お座り
  ふせ
  ハウス ....
  
  AM4時になった
  烏もなかない
  あんなにゆきとあめをふらせたのだから
  きょうは晴れだろう
  まだカーテンは開けていない
  眠剤が効かないので
  朝早く起きてし ....
   雪は雨に変わって降っている
   みずからの重さを溶かして
   まるで自分を打ち消しているかのように
   その姿を相殺している
   真っ白だった自分が嘘だったのだろうか
 ....
 

  六本木ヒルズ
  森ビルに行く日が決まった
  3月11日だ
  森ビルの最上階には現代美術館があるという
  美術の最先端がみえるのだ
  新しい美の追求にどんな装置が
  ....
  
   真珠を育てるあこや貝のように


   ぼくは詩を育てるあこや貝でありたい



         2005・02・17
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
初代ドリンク嬢さんの天野茂典さんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光臨- 天野茂典自由詩1106-5-15
不眠症と戦いながら- 天野茂典自由詩11*06-4-3
この詩を読んでくれる人に- 天野茂典未詩・独白605-3-3
太陽はひとつの窓なのだ- 天野茂典未詩・独白305-3-3
一滴の血- 天野茂典自由詩405-3-2
かわいいことばたち- 天野茂典自由詩105-3-2
キーボードがみえにくい- 天野茂典自由詩405-3-2
なあ、相棒- 天野茂典自由詩205-3-1
沖縄で桜が咲き始めるのはいつだろう- 天野茂典自由詩405-3-1
それでも矛盾は残る- 天野茂典自由詩305-3-1
ブーゲンビリアの花咲く空よ- 天野茂典未詩・独白305-2-28
ローカルバスに乗って- 天野茂典自由詩305-2-28
アフリカへ- 天野茂典未詩・独白605-2-27
竜宮城は江ノ島からも行ける- 天野茂典未詩・独白305-2-27
苦悩しながら- 天野茂典自由詩305-2-26
あしたがあるさ- 天野茂典未詩・独白205-2-26
土曜日サンバ- 天野茂典未詩・独白705-2-26
彼女らが帰ってくるのは2週間後だ- 天野茂典未詩・独白305-2-25
ぼくも水槽の中にいた- 天野茂典未詩・独白305-2-22
朝マックしよう- 天野茂典未詩・独白205-2-21
もうぽかぽかである- 天野茂典自由詩405-2-21
オナニーを始める娘- 天野茂典短歌605-2-20
汚れてしまった履歴書- 天野茂典自由詩405-2-20
あそこの鴉を撃ち落せ- 天野茂典未詩・独白405-2-20
ももちゃんとお食事- 天野茂典未詩・独白505-2-20
あんなにゆきとあめをふらせたのだから- 天野茂典未詩・独白305-2-20
雲の上は晴れているのに- 天野茂典自由詩305-2-19
都会には烏が多い- 天野茂典未詩・独白105-2-17
あこや貝- 天野茂典未詩・独白505-2-17
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16

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