すべてのおすすめ
すって、はく
浅く、浅く、深く
浅く、
ふり向けば
いつか化石になる
踵へ
膝から、大腿骨、骨盤へ
はらへ
心臓から動脈へ
おおきくすって
ゆきわたるそのなかを
息が
駆け抜け ....
なんだか灰色の空だな

シャブ中で捕まっている夫と
くらしていた家は
おじからかりていたもので
おじは今
母の働いている透析の
病院の
院長先生をしていて
このお正月に
すべてか
 ....
社員だけど 内職を頼まれるというのは前にもあった
普段は自宅にいて内職の方がする仕事が納期に間に合わず
日中の仕事を終えてから 仕事を家に持って帰り
家事をすませてから 内職をする しかし 内職 ....
 
ゴリゴリと命を削り生きてみる

飛び散るのは、魂の欠片

それが言葉だろ、詩だろ


 
笛吹きケットルが壊れて
笛吹かずケットルになってしまった
笛を吹かない笛吹きケットルは使い難くて仕様がない
ケットルを買い変えようと思った矢先のこと
突然 笛吹かずケットルが言った

   ....
たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すの ....
トマトみたいなランプが光り
道脇にヒマワリが咲いている
その葉のうえではカマキリが
カマを振り上げ威嚇している

山はもう嫌味なくらいしげみ
おばあちゃんの睡蓮鉢のなか
澄んだ水は空の色 ....
ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
みんな死んでしまった

スタートしたのはぼくだけ
急にグラウンドが広くなったみたい
走っても走っても
ゴールのテープが見えない
しかたがないので
 ....
牛込神楽の夜に帰りたいと思いました
新宿西口から練馬に向かうバスの中でそう思いました
氷屋がアイシーンと言う煙草を吸っていると言う
笑えない冗談を目の当たりにする下らない日常が
右斜線を通 ....
臭い物には蓋をしろと人は言うけど、此処数年 自ら閉ざす奴もいる
そんな時代にネットの世界で生まれた会員制の集団・ソーシャルネットワークサイト
皆でやれば怖くない
そう、仰る通りネットは臭いと
 ....
 
 
深夜の冷たい台所で
古くなった冷蔵庫が自分で自分を解体していた
もう冷蔵庫であることに
いたたまれなくなったのだ
時々痛そうにはずしたりしながら
それでも手際よく仕事を進めていっ ....
青のジャージ、歯の抜けたおっさんが、にへにへ洗濯機回り、ゴミ置き場周辺を回っている。


アパート備え付けのランドリーな所で変質者はいつでも登場し、不動産屋が不正な自転車が置かれてないかと見廻り ....
 路面が凍りそうなほど寒い朝
 彼は社長を迎えに行った
 自宅に着くと
 リビングのソファで社長が
 頭から血を流して倒れていた
 頭の中身は
 アンティークの柱時計に ....
あるところに男と女がいて
であって 好きあって
子供ができて 家庭を持った

あるところにできた二人の家庭は
明るい家庭で
子供は二人
跳ねて 飛んで

子供の頃によ ....
 






 なんて朝だ
 頭が取れて落ちそうだ
 二日酔いの後じゃ
 はらわたえぐられた青魚のように
 水面に浮かんで
 早く消えてしまうことを
 望むばかりだ
 パ ....
おひょろ


こわいねえ、
こわいよう、
にんげんよりこわいの。
そりゃ、おひょろだぜ、こわいよ。
おひょろは、こころがないんだもん、こわいよなあ。
にんげんは、こころがあるから、わる ....
ロシータっていうおばあちゃんは
サンホアンで一番年取ってて
猫にやさしくて
工房の隣の彼女の家には
いつも猫がたくさんいて
使い物にならないボートが
とまっている
 ....
あら どなた だったかしら
ずっと まっていたのに
ばか
いますぐ とんでいって
ひっぱたいて やるから
雨が降ってくると
金沢を思い出します。
金沢は年間六十日しか
晴れの日がありません。
大体曇りか雨です。

空はいつも
ブルーグレイの薄雲がかかっています。
雲のない ....
生まれて きた それは 事実か?
生まれたのだろうか
産む という 行為に
認められた 事実はあるのか?

生を 肯定すべきか
あの 夕陽に 飲む 女の声
死から 生まれてきても
それ ....
繰り返すことが日課になっています
歯並びはがたがたになってしまいました
またたくまに
バリボリ暇を潰している毎日です
遊びたいと思っていたんだけれど
叶いそうにありません
しょうがないです ....
弁当を開けると
中に海が広がっている
故郷の海のように
凪いできれいだった
朝の静かな台所で
君がどんなふうにこれを作ったのか
想像しようとしても
後姿しか目に浮かばない
帰れ ....
人生はめぐりあわせ
かたちあるものは必ずいつかはこわれてゆき
同時に精神の壁も崩落してしまわぬように
ぼくたちは両手首をコンクリートの中にぬりこめる
押し戻そうとしてもできっこないのに
 ....
あれは忘れもしない
一年前の8月6日
仕事を終えて
家に帰ると
あなたは待っていた

フリルのお母さんエプロンを
ひらひらさせて

おかえりなさい
待ってたよ
ばんごはんの支度が ....
青みがかった林檎の衰退を
思い描こう
猫の目で



白いテーブルクロスの端の
黄ばみから生まれた
獣性
屠り



塀のレンガの数だけ
 ....
凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ....
母は優しい
兄貴より遥かに出来が悪い俺は、
絵が好きで詩が好きで、なんだかいろいろ中途半端で、
でも、
生まれてきてくれて本当に嬉しいのだと
臆面もなく言うから
俺はいつもあなたの目を真っ ....
耳鳴りがしている

迎撃隊がツノ笛を「ピィー」と鳴らす音や

日没に雲がモクモクって立ち込めていく音

それから末っ子の象が地団駄を踏む音

ぼうっとする夢の中で

ぼくは耳を切っ ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
ミッキイのおもいでばなし


きみとぼく
いかしたマウス
キャンデイを山ほど食べちまって
虫歯が痛くて
毎日
泣いたね
初代ドリンク嬢さんの自由詩おすすめリスト(449)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いき- wc自由詩5*23-9-20
コカインスェット- モマリサ ...自由詩323-1-5
愚痴だから- 砂木自由詩21*14-3-2
それが- 殿上 童自由詩21*13-6-9
笛吹きケットル- ただのみ ...自由詩21*13-6-9
たまには自分の信仰について書いてみる- ただのみ ...自由詩20*13-2-11
12色のくれよん- 亜樹自由詩4*12-7-21
運動会- yo-yo自由詩15*11-10-7
死ねばいいのに- 虹村 凌自由詩711-5-9
命の電話とソーシャルネットワークサイト- TASKE自由詩210-4-13
手紙- たもつ自由詩2510-2-16
1階のコインランドリー- 山内緋呂 ...自由詩2408-6-20
下敷きになった卵みたいに- カンチェ ...自由詩907-2-9
あるところに- 水在らあ ...自由詩74+*06-12-19
アロンアルファを塗りだくれ- カンチェ ...自由詩406-11-24
おひょろ- m.qyi自由詩706-11-24
ロシータ- 水在らあ ...自由詩52*06-11-21
そろもん(ヒロインの返信の話)- みつべえ自由詩406-11-19
北と南のあいだ- とうどう ...自由詩28*06-11-6
現実- 奥津 強自由詩2*06-10-31
実験は繰り返しやらなければならないという診断書より- アサリナ自由詩9*06-10-26
空腹- たもつ自由詩3606-10-14
ちょっと一服しよう- 七尾きよ ...自由詩8*06-9-24
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。- とうどう ...自由詩25*06-8-12
林檎の衰退- カンチェ ...自由詩506-5-28
光臨- 天野茂典自由詩1106-5-15
no-title- 士狼(銀)自由詩20*06-5-6
象の耳鳴り- シャーロ ...自由詩106-4-10
不眠症と戦いながら- 天野茂典自由詩11*06-4-3
To_Mr._Carter_1:_ミッキイのおもいでばなし- m.qyi自由詩306-2-6

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