トビハゼにまばたきさせる中国人
ココロって
「ゼロ」だから。
足しても引いても
掛けても割っても
「ゼロ」だから。
だからって
何にもないわけじゃない。
「ゼロ」がある。
秤の支点のように、
....
ねえねえ
生命は海から出来たっていうじゃない?
だからさ
私死ぬときは
水に溶けて死にたいな
溺死とかそんな苦しいんじゃなくて
あなたに服を着せていただいて
ゆっくりじっくり ....
誰に教わったのだろう
こんなにも大切なこと
学校でならうことなど
殆どがつかえないのに
なぜかしらあやまたず
たいていは同じ格好で
けだものがくだものに
その逆もまた真だろう
私らのか ....
アイスランドの国民的グループを聴いている
宗教音楽にも似た轟音にも似た雨の雫のような
ときおり雷鳴のように存在を粉砕しにやってくる
ミュージシャンたち
原型はうしなわれても様式は変化し ....
視覚に頼りすぎている
真っ暗、闇の中
視覚が遮断されると
他の感覚が鋭敏になる
真っ暗、闇の中
嗅覚、聴覚、触覚 、味覚
あらゆる感覚が敏感になる
自 ....
何が無いのか
自信なのか
意欲なのか
まるで
ひどい通信簿をもらったような
夏休み
比べては落ち込み
比べられては憤る
創るのに必要な
腹の底の力が ない
筆名をコロコロ変えて賞味期限切れ
いけない虫が
さわぐ
さわぐ
いやだ
やっぱり
ほしい
と、蠢く
どうなるか
どうするか
遠くで雷がしている
光は見えない
雨も降らない
ただ暑いだけだ
おっさんの端くれとして
バスに乗っては降ろされ
名所を歩いてはまたバスを待つ
バスの車窓から街を見つめる
このひとたち ....
ふらふらする人に
イライラするの
なよなよする人に
イライラするの
過去のキスで出来た傷
今になったら
それはただの傷じゃないかな
あなたの服の匂い
あの時世界で一 ....
夕陽に吸い込まれるカモメ見ている
140827
その筋のものですと
あいまいに返事したら
無視された
厳格な言葉以外は通用しない
某ですと名刺を通じたら
通用門が開いた
監視カメラは厳格なのだ ....
おまえの、
痛みを思おう
肉体的なものにしろ
精神的なものにしろ
母とは、
思いやることしかできない
ここで、
同じように痛みを思おう
矛は真理を貫き、楯は真理を守る
真理は沈黙にのみ宿り、文字は幻想をさまよう
我々は真実(言葉)を置いてはいけない
真実(言葉)が我々を書かせるのだ 。
....
スパイダーマン
バットマン
スーパーマンたちが
こぞって
窓拭きをしている
ヒーローたちは
そこでは闘わない
闘っているのは
きみたちだから
餓えて
我慢出来ず
牙を剥く
自律神経の
SOS
音を
水を
朝に起きて
スヤスヤ眠りたいと願う
道を歩いていて
少しダラダラ汗をかく
授業でスヤスヤ眠る
3時のおやつを
モグモグ食べる
家に帰って
ソファでダラダラ寝転ぶ
....
なつとあきすきませますぎすきがなくだらけた暮らしすきをほしがる
さらさらときれいに流れない指がひっかかってひっかきもがくざらざら
タトタトと外ハネまわる半角で兼ねて ....
ダンボールがズタズタに切り裂かれて
ベッドの下に押し込んであった
当然だよね
片付けておいてね、って言ったの、
私だもん
田舎から都会での 新しい暮らしに馴染むために ....
先ほどから頭の中を 潮の臭いが通過している
文字と文字の列の間に 空洞を見つけて
遊ぶ子供が 砂場でカラカラ笑う
(ホラ、ミテ、コレガ、ボクノ、ホネ、)
そんなレトロな歌が ....
草原を遠望する瞳は
遥かに一閃する時の煌めきを見逃さなかった
確かな四肢は沃野を愛し
太陽や月や星座と寝起きをともにし
ときおり微細な流星が空をよこぎってゆく
瞬間を感じそのものを生 ....
あなたの願いや思惑が
うまくばかりゆきますように
そう立派な神様にでも祈ろうか
ほんとは立派でもなんでもない
立派な神様にでも祈ろうか
海から津波
山から土砂
....
誰もさわれない地獄の中で
独りだけの夢を見る
どうか醒めないで 醒めないで
眠ったままで
居させて下さい
告げた
告げられたこともあった
書いた
書かれたこともあった
そんな、繰り返し
サヨナラと書かないサヨナラ
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった
半分こして座ることもできたのに
いっしょに座ることもできたのに
何となくというセリフなんか吐くな
きちんと表現したまえ
されど私は優しいからそれを吐息と
あえて描いてきたんだろうと思う
書き込んで書き込んで
描き回るあなたの専攻のない ....
ROKUROKUBI (ろくろ首)
夕暮れの観覧車に
絡みついた
わたしを解いて
BMWの助手席に
しがみついた
わたしを引き抜いて
あなたの吐息と唇が
辿った
....
青田風旅立つ君を送る歌
いい武器持っていて使う機会がない
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