星が結んだ絵に

子は指を使い描く

それは何万年と

変わらぬイラスト
蹄を雲にかける

群れ離れた

媚びた羊
 人を
 好きになるのに
 理由なんてないよ

 雪の結晶みたいに
 君という心のかたちは
 この世に、唯一つしかない

 純粋とは、
 澄んでいるのではなく、
 自分の色に染 ....
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ....
 空に延ばされた
 無数の手が
 草原のように
 なびいていて

 その上を漂う
 タンポポの種が一つ

 象徴とは、多分
 そのようなものだ

 手の届かない
 約束のような ....
 あなたは昨日、
 つめたかった。

 やわらかい刃物で、
 切られた気がした
 血も流れないのに
 いたくて、いたくて。

 あなたは今日、
 やさしかった。

 その笑顔は
 ....
 この折り紙を広げたら
 思い出がひとつ
 消えていく

 ここは
 思い出の小部屋
 一日の最後に訪れて
 折り紙を一つ置いていく

 その日、私が
 過ごした時間が
 一つの ....
水溜り

男は死に

葬式は

遺言に従って

和装
きこえてくるのは拳(こぶし)
吹き抜けるかぜだ
三人で掴んだ世界の頂点だ

親父は独善的に漫画の世界のテクニックを教えた
それしか知らない親父の悲しさを
俺たち兄弟は世界に出て初めて気付く ....
 人には身体があって
 それを包む心があって
 更には世界がそれを包み込み

 玉ねぎのように、
 剥いても、剥いても
 涙しか出てこない

 私たちは
 芯なのか

 それとも ....
♯、髄膜腫術後

ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
ねた切り、・植物に近い状態
 ....
心の言葉と 言葉の心
写し身流れ 姿はともる

おりごとの戸の 金具は錆びて
つけかえる鍵 やがてはつきる

のぞきこむ目が 目隠しをする
指文字が消す しめった曇り

息吹きかけて ....
次に接近するのは60才後半かな?
その次は90才近く?



そんなんで大丈夫?
って、
年季が入っているから
大丈夫なの。



衝突して
どちらかが消滅するま ....
   透明な空に
   透明な鳥が
   飛んでいる

   草を蹴って
   跳ねる子供が
   捕まえようと
   手を伸ばす

   晴れた空は入口
   空想の世界への入口 ....
時空のゆらぎを感じて漂う心情。
ある時は旅情となり、またある時は慕情となる。
孤独に縁どられた私の過去の墓標の前には、
今はもう懐かしさを感じさせるものばかりが並んでいる。

私が嫉妬を ....
箸が並んでいます
きれいに連なって並んでいます
じいっと
待っているのです

箸が並んでいます
もう
ここには帰ってこないのです
 見たくもないものが
 見えてしまう時
 人は、目を閉ざす

 そうして
 彼等は裸となり
 波打ち際に寝転がり
 片耳を、砂に押し付けて

 波の轟きに
 聞き入っている

 ....
雨が降っていたので そのように感じました
空と自然の営みの 湿と陰と灰の しぶみ
晴れは いつもいつも 迎えに来る 至福を吹く 生きの道

全うを急がない 備えの遺書の目次の下書きの浮き絵
 ....
レイラ、振り向いてくれ
朝の光のなかで鳥達は飛び交ってる

待てど暮らせどやってこない福音を捨てて
死が迎えにくる前にこっちへ来いよ
レイラ、振り向いて
最高の晩餐と最高の時間を
お前の ....
前のワゴン車が35回目のブレーキを踏んだ
そのうちの24回は自分を守るために踏んで
残りは、修理費と野良犬のために踏んだ
「ア・イ・シ・テ・ル」のサインなら7回分だ
愛するよりも死んだり殺した ....
冬は重なり
遠のいていった
蒼は銀になり白になり
やがて見えなくなり
聴こえなくなり
さらに見えなくなった


映った力が生きていて
刷毛のように支配した
塗り ....
タラレバがやって来るときは憂鬱だ
タラレバには輝く空がない
これを言うとみんなに叱られるから
タラレバはいつもひっそりと隠れている

タラレバは食い物じゃない
タラレバは歩くのが遅 ....
 豊かさで生を飾りたて
 その終わりまで、しがみ付く
 爪を現世に突き立てて

 煌めく衣装を脱ぎ捨てれば
 露わになるのは、荒れ果てた魂

 電池のように使い切ったら
 死出の寝床に ....
写真の側溝に 子猫がいます。
なぜか、写真の向きは かえられませんでした。
****************



葡萄の実は はじめは みな 緑色
やがてそれぞれに似合った熟し方をす ....
店先でいきなりりんご齧ってやろうか
店番は慌てるだろうな
噛んだら血を吹きそうな赤いりんご
いきなり齧って
お金も払わずに逃げてやろうか
みんな唖然とするだろうな
舟に乗って逃げてやろうか ....
おれの明日は
今日ではないか、と
もちろん分かってはいるのだけれど
今日が
それはおかしいではないか、と
異論をはさむので
悩んでしまうのだ

今日が
おれのどこに異論をはさむのか
 ....
 言葉は釣針
 この胸の泉から
 秘めた思いを、釣り上げる

 言葉は銃弾
 憎しみを込めて撃ち
 いつか、その報いを受ける

 言葉はスパンコール
 貧しい心を飾りたて
 目抜き ....
ある日
道の真ん中で
ヒョイ、と逆立ちしたら

世界も一緒に
ひっくりかえり
地面が上、空が下、
積み上げた一切合財が
元の木阿弥、振出しに戻った

海から魚が落っこちて
滝のよ ....
五円玉 募金箱の底 金属臭 人の世渡る手垢とともに
熱き血潮 関東一円に縁無く 3,4がなくて 御縁なし
ぼくたちの見たこともない色って想像できる?
陽向さんのおすすめリスト(677)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「星と子」- 宇野康平短歌413-12-18
「羊」- 宇野康平短歌213-12-18
純粋のかたち- まーつん自由詩713-12-17
新春へ「二」- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-11
象徴- まーつん自由詩13*13-12-8
吊り橋- まーつん自由詩6*13-12-7
日々、折り紙- まーつん自由詩9*13-12-6
「死装束」- 宇野康平短歌213-12-4
拳(こぶし)- 草野大悟 ...自由詩2*13-12-3
玉ねぎと宇宙- まーつん自由詩18*13-12-3
入院診療計画書- 草野大悟 ...自由詩2+*13-11-27
指_タクト- 砂木自由詩14*13-11-24
彗星- 鵜飼千代 ...自由詩17*13-11-23
霊感の鳥- まーつん自由詩9*13-11-21
幸福のゆらぎ- ヒヤシン ...自由詩9*13-11-18
- 乱太郎自由詩2213-11-18
灰の雨- まーつん自由詩8*13-10-26
雨が降っていたので_そのように感じました- 朝焼彩茜 ...自由詩17*13-10-23
レイラ- 黒髪自由詩5*13-10-16
断片的帰路- ストーリ ...自由詩213-10-12
ひとつ_翠光- 木立 悟自由詩513-10-3
タラレバ- アラガイ ...自由詩12+*13-10-2
美しい死- まーつん自由詩10*13-10-1
マスカット- るるりら携帯写真+ ...7*13-9-30
りんご- 春日線香自由詩313-9-30
かもしれない- 草野大悟 ...自由詩2*13-9-29
言葉にまみれて- まーつん自由詩8*13-9-29
逆立ちで、歩こう- まーつん自由詩313-9-26
おかねのはなし- Neutral短歌213-9-16
みらい- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-16

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