凍窓に
陽、昇りし今朝の
比良を見ゆれば
お引摺りの花嫁御寮
おもわせる
逆側から触っちゃったから
もう何にも始まりなんかじゃない
なんてコップの中に差し込んだ
ストローにぶくぶくぶく
なんか始まっちゃった
壊れてもないのに作り直してる
新しいものなんてでき ...
手垢がついて
ボロボロに千切れた言葉たちを
螢火の瞬きで拾い集め
溜息の渦で洗濯し
風力3の西風にさらし
9度傾いたアイロンをあて
一針一針 丁寧にかがり
ひとつの僅かな{ルビ理 ...
新興宗教の教祖のような声
疑ってはいけません
わたしたちは目がつぶれたセミのようにらせん状に
舞い上っていく
むろん数字だけの高みから堕ちるために
夜は男娼で
朝日とともに西から吹く風 ...
電子レンジを開ける
中には海がある
波間にレンジが漂っている
泳ぐことは苦手だけれど
意を決し飛び込む
君との二人分の
ご飯を温めたかった
何とかレンジに辿り着き
扉を開ける
...
独りきりの夜の隅に
誰の邪魔にもならぬように
ランプの灯をそっとつける
私は低廉なグラスをかかげ
タリスカーをその灯に透かしながら
本を片手に煙をそっと浮かべた
...
らぁ~! らぁ~! と 叫んだ夜は沈みゆく
静か過ぎて聴こえない
破短調{ルビ奔=はし}る{ルビ宵=よい}に酔う
突破する壁は厚くて泣き濡れた
ドクドクと胸は彼方に飛んでゆく
...
だし巻きとか
オムレツとか
きれいに形を整えるの
苦手だから
ぐちゃぐちゃな胸の中
スクランブルエッグみたいな
わたしの詩
ベーコンくらい ...
頭蓋骨から足の先まで写してきた
あぁ… 美しいモノクローム
{ルビ自惚=うぬぼれ}れて
躰の骨を丁寧にたどり
骨格標本になりたくなった
子供の頃 何にでも興味津々な
そんな人間を演じていた
そうすれば
博士枠に入れると思っていた
友達ができるのじゃないかと 期待していた
真似ることは学ぶこと 格言に勇気を ...
かくとだに
想いを馳せて
きみはいま
祈り捧げる
満月の夜
たらちねの
忘れた歌を
想い出す
今宵静かに
ぼくは歌うよ
あしびきの
夏に登った
山なみに
今はもう亡き ...
俺「向日葵がうな垂れるほどの猛暑の中、
ヤッケを着ての作業、
水、泥水、土のけむり、構内のホコリ、そして自らの汗、
そしてときには鉄骨、
そんな、
荒々しい太陽にまみれた ...
昨夜
オマエから電話があり
今週末にまた骨を拾うことになった
オマエの父さんは理性と優しさをそなえ
オレを何時も歓迎してくれた
二十歳の真夏日にビールをしこたま飲みながら
ぼくの屁 ...
冷やりとした洞窟をたどり
やがてアダージョが聴こえて来た
底に広がる幾万の骨が静かに共鳴しながら
ぼくを迎え入れてくれる
あぁ… 何と美しい光景か!
コンテンツは嫌だコンンテンツは嫌だ
山に向かい
白く田の拡ごる道で
霜に打たれる 踏まれ草
われ知らずして
星降る原野、夢みる花壇の球根とは
同じ心のゆらぎは あるのか
苦肉を溶かし、
ガラス戸開け
空に星の瞬き
向かい家の燈
救いにして謎。
真夏日に
ビールもてなす
友の父
罰当たりなんです
もう何回目?
あくび噛み殺すのは
僕の街では何も起こらないって
ワクワクするような
事件でも起これば良いのに
僕の街では何も起こらないと
罰当たりな事を考えるロ ...
二本足で立っている間は人間だった
それなのに
うまくいかない事ばかり
ひざまづき頭を下げていたら
動物みたいに丸くなって
今いる場所を温めてるだけ
誰も触りに来なくても
体温があ ...
空無無人、
森影親しく
魂を逸脱して
森の深奥に澄み
現に在りて果たせぬ
果たし切れぬ残部抱え
色付き始める若芽の輝き
開き染める花々乙女眩しく
*
空無絶対、
森 ...
ひきつづき雑談スレッドその7です。
雑談スレッド6 http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=25621
雑談スレッド5 http://po-m.com ...
肉が食べたあ~~~~い
んならよ、心の罪おかしてんじゃん
なんの為に?え、なんか
妄想の世界で罪を犯すのが楽しいんじゃないの?
日本は嘘臭い、僕ら何信じ込まされてるか分からない
もし ...
{ルビ焔=ほむら}咲くポインセチアで暖まり
おはようを再び言う日冬至前
鍋の具を買いに行くけれど鍋はなし
一年が再び巡り冬至来る
カーテンを閉めて迎えるクリスマス
悲劇とは名ばかりなりて真冬の日
ため息に混じる希望 ...
右の鼠径部からポコンと脱腸
加齢によって腹壁が弱くなったことと
立ち仕事が原因でしょうと言われ
「手術で最低でも四日間
入院が必要ですね。」
泌尿器科の医師の説明に
入院できないこ ...
〇← これは〇か?いや、〇に見えるだけか?
俺からしたら〇に見えるだけか?
いや、〇ではないのかもしれん。大昔の人にこれは何かと聞いたら〇というだろうか?
いや、〇がここに存在していると思う俺は ...
ただホノオばかりが焚き付けられた工房で光芒のもと
たしかタブは『種よ、もがく。』
すいぶん
たんぱくしつ
...
陽の光の、
裸木の枝々を滑り銀の色
裸木の枝々の、
微かに震え揺れ揺れ
銀の輝き透明に
この冷える冷える冬晴れに
銀の輝き透明の
光はいつしか
間断なく降り続け
街を静かに洗 ...
プリンタが壊れちまって
あの好きなアニメも印刷できなくなっちまった
この敗者の文化も最近は良さげにすらなってるね
だってそれは科学的とも宗教的ともつかないのさ
誰かがいう、あんたはどういうとこ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
五行歌 一首「雪化粧」
リリー
自由詩
6*
24/1/9 15:25
マッシュポテト
竜門勇気
自由詩
1*
24/1/9 13:19
パッチワーク
馨
自由詩
3*
24/1/9 11:12
アサヒ記者
室町
自由詩
4*
24/1/9 7:51
漂流
たもつ
自由詩
5
24/1/9 7:04
Solitude at midnight (...with ...
静
自由詩
5*
24/1/9 2:34
よるのうた
レタス
俳句
3*
24/1/9 1:51
スクランブルエッグ
おやすみ
自由詩
3
24/1/9 1:30
五行歌 レントゲン
レタス
自由詩
2*
24/1/9 0:55
独り言1
短角牛
自由詩
4*
24/1/9 0:31
枕詞
レタス
短歌
5*
24/1/8 23:44
残高
本田憲嵩
自由詩
8
24/1/8 23:20
送り人の時間
レタス
自由詩
3*
24/1/8 22:32
五行歌 カタコンベ
〃
自由詩
2*
24/1/8 21:52
_
長束静樹
俳句
0
24/1/8 21:25
冬草
リリー
自由詩
5*
24/1/8 21:02
五行歌、この世界1
ひだかたけし
自由詩
6
24/1/8 20:42
二十歳の想い出
レタス
俳句
2*
24/1/8 20:28
初シンドロー夢
まいこプラズ...
自由詩
0
24/1/8 19:34
夜明け前
ミナト 螢
自由詩
3
24/1/8 18:35
詩想57◯意志というもの3
ひだかたけし
自由詩
6
24/1/8 18:09
雑談スレッド7軒目
会議室
24/1/8 17:31
菜食主義の分析
陽向(2躯-...
自由詩
3*
24/1/8 17:16
ポインセチア
馨
俳句
2*
24/1/8 16:55
つれづれと俳句
おぼろん
俳句
3*
24/1/8 16:50
鼠径ヘルニアのこと
板谷みきょう
自由詩
1*
24/1/8 16:25
〇を探究する人
陽向(2躯-...
自由詩
5*
24/1/8 16:18
種よ、もがく。
あらい
自由詩
2
24/1/8 15:42
この冷える冷える冬晴れに
ひだかたけし
自由詩
5
24/1/8 15:36
俺頭悪いからよぉ
陽向(2躯-...
自由詩
2
24/1/8 15:24
38
39
40
41
42
43
44
45
46
47
48
49
50
51
52
53
54
55
56
57
58
59
60
61
62
63
64
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
加筆訂正:
残高
/
本田憲嵩
[24/1/8 23:43]
修正。一行削除、一行追加。
0.07sec.