あなたがはやく眠る夜

悲しいことのながれる夜

でもね

あのお店や土手の道には

外灯や緑の匂いが

ひとや自転車が

ぼくらの轍や優しさが

過去から未来に吹く風が
 ....
緑の匂いがします

鼻と胸が気持ちいいです

外灯が目にしみます

夜風が腕にやさしいです


くっきりあなたを想うのです

いつもあなたがそばにいます


緑の匂いがしま ....
人間になりたいなんて思ったら

そんなはしごをのぼったら

ぼくはペットみたいなもんだ


ペットの悲しみ

ペットの悲しみ


ぼくはペットみたいなもんだ

そんなはしごをのぼったら

人間になりた ....
つかれすぎたら最高の忘我がひつようだ

それがおまえだからおまえがそばにいたらなにもいらない

おまえがそばにいたらなにもいらない


勝俣が気の利いたことを言った

そして朴訥なドヤ顔をしていた

 ....
傷ついていたんだ

うんと傷ついていたんだ

それを思い出したくないんだ

そうじゃない

つぎそうなったら

こわれてしまうのが分かるんだ

思い出せないみたいになって

ぼくは言葉をうしなっていた ....
あああ

うああああ

ウウウ

わあああああ

あーわーわーわー

あああ

うああああ

ウウウ

わあああああ

あーわーわーわー


俺にだけついてく ....
幸せになりたいのか

苦しみたくないのか

苦しみのないことが

幸せということなのか

幸せになりたいのなら

いま幸せではないのか

いまより苦しみたくないだけのか

 ....
比べられている

ぼくは精一杯精密に生きている

はしごにのぼることが怖くて出来ないでいる

ぼくは言葉をなくしている


比べられたあと

選択されない痛みや壊れをおぼえている ....
鳥よ、あなたは自由なのか

風を大気をコントロールする羽よ、

自分が自分でいられなくなるくらい

鳥よ、あなたは自由なのか


こころとからだを

あたまでかんがえる

こ ....
そこにはもう

これ以上いることができなかった

からだもこころも

いることができなかった

ひとの幸せ願いたいのに

自由はどこにもないようだった

だからこの殺伐へ

 ....
ながい土手を

むこうは鉄橋

むこうはビル

風が吹きつける

風に飛ばされる

両腕を羽にして

ぼくは鳥になる

あなたも鳥になる

おーい

こっちこーい
 ....
ぼくは孤独をあたえていたのだ

元気で長生きしてほしいのに

毎晩やすらかに安心して寝ていて欲しいのに

ぼくは淋しさや不安をあたえていたのだ


だからあなたは

だからあなた ....
甘えていた

甘えているとは

自己本位だということだ

あたまで考えたこと

こころで感じること

バランスではなくて

優位性でもなくて

甘えずにいるには

沈黙 ....
悲しくて

からだじゅうの細胞が泣いている

でも涙はでていない

がんばってるからだろう

あいつもがんばってるからだろう

涙は細胞にまかせたから

ぼくは目のまえのことにがんばろう

呼吸もいち ....
ぼくはまだそれを途中だと思い

あなたはそれを

途中ではなく逡巡と受け取っていた

自然にまかせることができなかった


ぼくは不要だった

死を想ったら

もうなじんでい ....
計算して

失わないようにする

計算?

自由にならないことは

そう、計算!


損は失うこと

失うって何?

得は失わないこと

失わないって何?


 ....
ぼくらが思うだけで

綺麗であろうと汚かろうと

先祖のいるイメージとしての次元

そこはぼくらに掃き清められてゆく


こんなことから楽になりたくない

こんなことで死んじゃな ....
真っ暗な闇に五月のきらきら

打ちのめされて酔いどれて

ぼくのこと面白かった?

そうでもなかった?

100才になっても、そんなこと分からない!


アスファルトを娼婦とあるく

香水のわだちがト ....
悲しすぎると

胸が痛い

それどころか

背中まで痛い

時間がとまっている

きらきらと静かなひかり

新緑は幽霊みたいにふくらんでいる


女々しく泣いた

声が聞きたかった

あたまに血がこび ....
新緑、あれは、土の匂いだ!

土よ、地球と生き物たちの棲息よ!

あまくてやわらかなおまえの匂いに

おれの細胞はハッとして喜んでいた

土よ、地球と生き物たちの棲息よ!

新緑、あれは、土の匂いだ!
軽くしなけりゃ

悲しみも

痛みも

哀しみも

失望も

苦しみも

疑心も

憎しみも

軽くしなけりゃ


跳びはねなきゃ

疾走しなきゃ

新し ....
緻密な救出作戦は

人質の寝返りにより

全く意味を失った

人質たちの目はぼくら側の準備よりも

生活レベルの向上に向けられていた

なのにまだ

人質救出作戦は続けられてい ....
幼稚園のとき

ぼくはまだ透明なまま

この世の不平等に

まるごと理不尽を感じていた

小学生のとき

ぼくはまだ型通りのまま

真実はひとつ、だと

冤罪を晴らすかのよ ....
ぼくはぼくのからだを

出発点にしてしか考えられなくて

不愉快になっては悲しくてぬれている


ぼくはたぶんきっと絶対馬鹿なんだ

永遠なんてない

答えなんかひとつじゃない

最初っからない

裏 ....
ぼくは最低だ

出さなきゃ普通になれない

ぼくは望まれていない

きっといないほうがましだ

それを謝りながら

おやすみなさいをする


外灯に輝く新緑を

羨ましく見つめていた

季節に輝く香り ....
駅まえのケーキ屋さん

クリームのたくさん入ったスポンジに

黄土いろのそばみたいなのがのっている

セロファンをなめてフォークで食べる

つらい

さびしい

小学生だったこ ....
冗談だって微笑んで

ぼくは怒らないから

引っ張りすぎた冗談だったと

ほんの冗談だったと

頼むから言ってくれ


新緑がやわらかな鉱物色に輝いている

灰色のひかりにも

つめたい風にも

藍色 ....
成熟めざすやわらかな自由

繰り返すいのちの加速度

緑の効用を想うとき

かならず思い出すのは雅子さまのことだ

東宮御所のあの緑のなかで

それでも御病気がよくならない雅子さま ....
いっかい打って

それがどうなったのか

なんでそう打ったのか

ああすればよかった、

なんて思わないで

続けては打たずにおく

ゴールなんてないんだ

ああすればよか ....
いちにち

なあんにも考えないで

寝ていた

なんか

考えそうになったら

眠った

寝ていた

死んだふりしていたら

幾らでも


考えなければ動かなけれ ....
吉岡ペペロ(4238)
タイトル カテゴリ Point 日付
あなたと五月とぼくらの夜自由詩313/5/12 22:51
五月の匂い自由詩213/5/12 22:12
ぼくはペット携帯写真+ ...113/5/11 9:49
忘我よ、そばに携帯写真+ ...213/5/11 8:47
思い出せない携帯写真+ ...513/5/11 8:21
うああああ自由詩013/5/10 23:41
幸せ苦しみ自由詩213/5/10 23:25
言葉をなくしている自由詩213/5/10 21:42
鳥よ、あなたは自由詩413/5/9 23:12
からだもこころも自由詩113/5/8 23:34
ながい土手自由詩213/5/8 20:59
だからあなたは自由詩113/5/8 20:50
なんどもなんどでも自由詩113/5/7 0:35
がんばってる携帯写真+ ...813/5/4 23:07
途中自由詩713/5/4 11:40
計算自由詩413/5/4 10:55
先祖のいるイメージとしての次元自由詩213/5/4 9:09
きらきら携帯写真+ ...113/5/3 17:48
悲しみの因数分解携帯写真+ ...213/5/3 16:50
土よ!携帯写真+ ...313/5/3 13:06
軽くしなけりゃ自由詩013/5/3 11:25
緻密な救出作戦自由詩313/5/3 10:15
まるごと自由詩313/5/2 22:34
普通のこと携帯写真+ ...113/5/1 8:10
ぼくは最低だ携帯写真+ ...013/5/1 8:08
大人のモンブラン自由詩113/5/1 8:03
帰らぬ時携帯写真+ ...013/4/30 22:55
緑の効用自由詩513/4/30 17:47
距離感の練習自由詩213/4/30 9:06
いちにち自由詩3*13/4/30 7:26

Home 戻る 最新へ 次へ
19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 
0.13sec.