快速貨物船讃岐丸が
潜水艦に見つかって
撃沈したのは
一昨日のことだった
夢みたいだった

逆さ狐に狸汁を振る舞って
今朝も降る降る雨が降る
土俵の上は水浸し
錆びたトタンに ....
アンドロメダは
悪い子
悪い癖があって
悪いことが大好きで
悪賢い家来を連れ歩き
出会う傍から
おとなしい子の
頭をぽかり
ぽかりぽかりとぶん殴る

おまえ悪い子
良くない子 ....
JR新宿駅東口
土曜日の今日も
空には白い鱗雲

駅の出口からは
紅衛兵みたいな
威勢の良い人たちが
ぞろぞろと急ぎ足

台風の翌日の川のように激流となり、
海のような繁華 ....
日傘達磨さ獣道
獣の道を獣通る
通る目玉は蛇の目傘
つんつん躓く斜眼帯
傾く笑顔にかたえくぼ
左の胞子が藪睨む

ギンダラギンダラ歩く道
地代足代車代は上り坂
金目鯛は干物に ....
短歌はとにかく
詩というものは、
俗っぽくてはいけません。

繊細で青味がかかった伝統の自然色の赤
明るい日光を浴びた色は全て

と表現された

白と赤
青は後ろに隠 ....
雀がちゅん
川面でちゅん
三時のおやつを探してる

岸辺の葛の葉しらんかお
空に向かってあくびして
見えない月を眺めてる

傍には眩しいお日さまが
にこにこ笑う日曜日

 ....
まだ幼くて小さくて
舌がもつれる女の子
一所懸命読んでいる
あきはゆうぐれやまのはいとちこうなりてからすのとびいそぐさへあはれなり
小春日和の昼下がり
声高々と
空に届けと祈ってる

 ....
空襲警報の夜
逃げ遅れ
群衆に踏みつけられて
押し潰された
松岡君のランドセル
遮断機の上にも拡がる空
雨の日も
上がったり
下がったり
忙しい暮らしの中で
溜息をつく暇もない ....
肉食が
人類の
脳の巨大化を
うながした
肉という
脂が付いた高エネルギー食物を
盗み出しては食べ出して
美味しい美味しいと言い出して
人類を人類たらしめたのだ
そんなこと言われ ....
死ぬのを忘れたカナリアは
月夜の晩に酔いつぶれ
死んだふりする卑怯者
二月の雪を貯め込んで
春の来るのを妨げる
迷惑至極の無礼者
如意棒もどきの長い竿
背中に担いで歩いてる
10円くれれば5円やる






------------------------------
作 中学一年のころ
安い
板チョコ
Bチョコを
買い物帰りに
頬張る

踏みつけて
蹴りつけて
おもいきり
1日を
虐げる

気をつけろ
やつらは
悔し紛れに
跳ね回り
隠し ....
ビタミンB

カミキリむしのC

ジャイアンのA

目玉焼きのK
に殺されるので
メガー!!

爆発するメガー
爆発印の常識米
食べ過ぎて
腹が膨れて
爆裂弾 ....
宿題すんだら水汲みに
宿題すんだら水汲みに
宿題すんだら水汲みに
宿題の五月は逆さまに
三月は四角にされて
二月の雪を隠してる
一月は耳の穴に吸い込まれ

バレンタインの祭日は ....
芦ノ湖遊覧船の上から
ハンドバッグ落とした
なにもかも無くなった
象牙実印も入っていた

ブラックバスを釣った
匂いの為に皮を剥いだ
Kさんの知恵だ
焼きたてを食 ....
            
わたしの子は今ごろ
どのあたりを歩いているのか
母を恨むな
父を軽蔑するな
生まれた子
親のない子
母に見捨てられた子
生まれなかった子
 ....
水力発電所の前で
一休みした
谷川に丸木橋が掛かり
女子大生が恐々渡る
写真に撮る
若い男が怖そうに渡る
男なら走って渡れ
近くに来たので見たら
いつも世 ....
              
家事にかまけて読書をさぼる
ざけんなよ 罵声一声
こてんこてんに殴られた

古典抱えて駆けて行く
ふたりづれにも殴られた

追っかけても追っかけても
 ....
        

カブトムシ
17匹
もらったの

貰い得の
キノコ
コクワガタ
タニシ

みんなよく来たなと
戦場で死に損なった父が
夏休みの天麩羅を揚げていて
熱 ....
みじんと鳴って落ちる月
高い梢にキタキツネ
朝露の
濡れる重さに耐えていた

非体験の罪状は
朝日の中でも暴かれて
憎々しげに現れる
認否を迫る百済の観音
内蔵する
輪廻 ....
朝、目覚めたが
からだがかたい
かたまった
うごけなくなる
心臓まで止まるので
ふだん着のままで
こそこそと道路を渡ったら
車に轢かれた

よそ行きに着替えて
タクシーを止 ....
冬休みには
寒いので
サーモスタットを自作する
簡単だ
膨張率の異なる薄い金属板を張り合わせれば出来上がる
なぜかというと
常温で同じ長さにしてみても
温度が上がれば金属は伸びる
 ....
酔った勢いでマンホールの蓋を開けた
深い井戸の底のように停止している水

薄暗い中で理不尽な差別にじっと耐え
黙って光を貯めている馬鹿野郎め
 と
思い切り悪態を付いてから
 ....
あなたが
ほんとうに
マヨネーズを
好きだとしたら

貴女が明日
迷い込むのは
迷子の世話する
児童相談所ですね

あなたは
可愛い子を
相談なんぼで
空売するなんて ....
このごろ
ヒデコさん来ないの
あの人も忙しいから
なにしろここには
鈴木さんが
三人もいるから
話し相手には不自由しない
あんたも(イラクで)
虜にならなくて良かったね
元気にし ....
0型新幹線車両が
トンネルで脱線した
誰の性だ、詮議は後回し
この忙しい時に集まるか
100人の男を呼集して
モーターカーに載せて
急行する
手にはゲバ棒、では ....
スラリと、女の美人2人も
連れている若い奴
頭を臼ですり潰す
頭がないまま座ってる
一番の美人を床に突き倒し
足で踏み潰す
肉団子になり死んだ
肉はみんなで ....
 
刹那の色が大地を紅に染める
遙かな夕陽は影を引きずり
生きる者も死者のように佇んで
木下の草亀も石のふりして
影の谷間で木の実を拾う

120円で電車に乗るためには
何十個木の実を ....
                       
まるい月から足がでた

お船が通る、
  ぴーびか ぴーびか

小舟が通る、
  すーすか すーすか

小舟のせんどうさん、艫にすわっ ....
裂け目から
真紅のマグマが吹き出して
あっという間に
その名を残す
鞍馬山

では
義経にしておけ
そんな文句も納戸に仕舞って
冷たい雪の降る日には
温かい
牛丼が食べた ....
あおば(1462)
タイトル カテゴリ Point 日付
紅梅自由詩105/2/27 1:15
アンドロメダ行き未詩・独白205/2/26 0:02
至福の人自由詩005/2/24 1:34
飛行船自由詩0*05/2/24 1:22
水島号[group]自由詩1*05/2/22 3:19
葛の葉自由詩3*05/2/21 23:23
チャシャーキャット自由詩3*05/2/20 23:32
遮断機自由詩2*05/2/18 1:36
終戦後散文(批評 ...3*05/2/17 21:35
自由詩2*05/2/17 1:54
1日で厭きられたギャグ未詩・独白2*05/2/14 1:58
微温湯の羽自由詩2*05/2/11 21:28
メガー自由詩3*05/2/5 0:15
如月自由詩1*05/2/2 22:04
なにもかも沈んだ散文(批評 ...2*05/1/31 23:43
春に自由詩2*05/1/31 23:38
発電所自由詩2*05/1/31 23:17
温故知新自由詩105/1/30 23:49
夏休み自由詩105/1/22 0:10
A River Runs Through It[group]自由詩4*05/1/9 4:37
自由詩5*05/1/4 16:29
サーモクライン自由詩2*04/12/25 23:56
返さなくていい自由詩2*04/12/23 16:45
マヨラー自由詩3*04/12/22 0:22
山の三日月自由詩2*04/12/12 22:38
えっちらおっちら自由詩1*04/12/8 1:03
通勤快速[group]自由詩404/12/8 0:46
バラ色自由詩1*04/11/28 20:56
女の子自由詩0*04/11/25 0:29
裂け目未詩・独白1*04/11/18 1:15

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