黄金の太陽、陶然と
茜に燃やす、この部屋を
開き放て!己のすべて
持続スルこの永久の時に

  ああ、俺の両眼は割れ砕けそうだ!

目が眩む目が眩む
眩暈、眩暈
光の海だ
黄金に躍 ....
小さな白雲一つ、
ふわわ漂い流れ来て
唐突スッと消えた、視界の無

己、只只ア然とし
驚キ沈黙の青を凝視スル。






3月25日(金)記.
死線狂乱をさ迷いコエ戻り帰れば、
この界もあの界もソレ単独では
只のまぼろし。
       ー壊れた片腕に奥まる意識に   

  ▲○■    ■○▲

千、億、兆
千、億、兆
 ....
狂った魚は
     おひれはふり
宙に浮かんで
      あなたを捜す

浮かぶ女は
     どこにここで
みなもを割って
       天へと沈む

透明宇宙と地球の真ん中 ....
丈の長い草密生する
4月の草原を吹き抜ける風は、
艶やかに波打ち移動する緑の透明。

このひたひたと押し寄せる冷気に、
覚醒していく意識の輪郭くっきりと
風の息の律動と 私の命の鼓動が
 ....
こんな青い青い日に
額を一発撃ち抜けたら
どんなにスッキリするだろう 
看護婦さんは皆フレンドリー
大変な仕事なのに溌方若々しく
人の話も良く聞いてくれる
ついつい込み入った話もしたくなる ....
日が暮れて 時の進んで八時過ぎ
地平にどろんと浮かび上がる
巨大な下弦の月女
濃く黄緑に鈍く輝き
顔半分を失ったまま
うっとりどんより横たわる
朱に染まりひかる千切れ雲散らし


死 ....
愛し合っていたのだから
奈落の底まで堕ち溺れ
ポッカリ共に浮上
ソンナコトも
出来たハズなのに
一人だけ先に逝ってしまうなんて
また哀しみ打ち寄せる 広い病室 独り夜
この謎としての世界にナゾナゾ迷走して生き
原点の独りに戻り 愛を共感を持って
内なる霊性に開き委ね自然と死んで行けるなら
これは素晴らしいことだな
未練は未だあるけれど
衰弱が少しは救ってく ....
ガードレールに寄り掛かり
白いスリムを履いて黒い髪を掻き上げ
冬の陽射し浴びながら
眩しそうに目を細める
今 ソコに居た君
ふっと消えた 今日この青空の下

一瞬結像した鮮明な過去の現実 ....
僕の朝は米研ぎから始まる

米袋から米粒を五握り深鍋に
シャッ シャッ シャッと開けていく
冷蔵庫から前夜冷やしておいたペットボトルの冷水を取り出し
米粒で満たされた深鍋に注ぎ込む
手の平 ....
んふふっ

いきなり外付け階段の狭い踊り場に下から現れ ぶつかりそうになって 僕が「びっくりしたぁ」と思わず言ったら
見知らぬ君はずいぶんと余裕の微笑み

こんにちは!

へぇ 階段わざ ....
鉄の臭い 匂い立つ
布団半分が血糊ベッタリと
昼間片目で歩いていて転げ
これはイカンと部屋に帰り着き
そのまま鎮痛剤ガバガバ飲み
いつしか眠りに落ちて
夜に目覚めればこの様だ

自らの ....
あ オチタ
 あ オレタ
  あ コロガッタ
   あ キエタ


もう 何も無い
ただ 結果だけが
自由な行為の結果だけが
ひろくひらき広がっている
高曇りの薄白い空の許
モノ ....
静かな時の流れ
 空白を充たし
  ズレていく思念と思念の
   溝を埋める
    子供達のはしゃぐ声
    花はカンバスに咲き
   瑠璃色鳥が跳び出し飛び立つ
  続く晴天、遠い ....
ピークだ!

見上げれば
樹木生い茂る急傾斜の山道の先 雪を被った一際高い平らな山影
鉛と化した両脚 スッと軽くなり
速足半ば駆け足 息切らし到着
してみれば またしても山腹の丘 泰然と平 ....
口笛の奏で、目覚めてこの夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
広がり ....
あばら家、破れ屋、壊れ家 晴天
差し込む陽光、隙間だらけの板壁から
床に降り積もった雪、凍り付き
裸足で滑る、裸で踊る

絹糸束ねた光の帯
肉身に巻き付き熱と化す
内から沸き出す熱流、合 ....
視界暗み閉ざされていく止まっていく心臓
立ち上がる声が声が
遠い壁を創っては消え
私は全てを委ね明け渡す
否の許に、否の名の許に
私に喜捨餞別している余裕はナイ
シアンに明るむ空に 私のす ....
残響ヒビキの渦中
透過されていく意識、白く

朝から潰れ閉じたままだった瞼
開いた夜半、差し込む光

大小無数の半透明な橙光球となり
白い意識のスクリーンに浮き沈む

遠い異郷の優し ....
痛み 超え
恐怖 超え
快楽 超え
嫌悪 超え
絶望 超え
希望 超え

死を前にして、死を前にして

外界 銀に照り映え在る
純粋にオドロキ確認し
内界 漆黒の光点広がり在る
 ....
走破の矢、
琥珀の的 時の揺動
まぁるく明るむ天、天、天。

異郷から落ち来て 異郷へ昇り戻る
変化し続け〈変化〉を知らしめ
漆黒の星とカガヤキ肉燃え尽き
新たな〈魂の愛〉を育む人々を ....
風が吹いてる風が吹いている

根を失えば失う程
その獰猛な冷たさに気付く
自らが自らに呼び込んだ試練だ同伴者だ

風は吹いてる風は吹いている

全ての在るモノに
それぞれの風が吹き付 ....
蒼い夜底の真ん中
白壁の沈黙、ふと絶え

薄い格子戸開ける女の白手
手招き三度、ゆらゆら揺れる

傷だらけの幼子の抱擁
骨組み晒し、癒されぬまま

格子戸の向こうに開ける界
二体の ....
林檎の甘酸っぱい匂い
鼻腔いっぱい広がる広がる 
一日中肉引き裂かれる激痛と闘い
夜に進んで解放され
冷水求め冷蔵庫開ければ
懐かしい匂い 君の匂い

君はいつも
なぜか仄かに林檎の匂 ....
どてらカボチャが降って来る
滝のように降って来る
頭をぶるんぶるん振り回しても
私の脳は考えない感じない

どてらカボチャはオンオン鳴く
夜陰を軋ませ鳴き続ける
私は感じ考える
無人大 ....
花 開く
冬の君の白い肌
紅に染まった頬愛し

愛は束の間 燃え上がり
二度目はないと 雪の降る
脳髄に流入し浸透していく
この響く気ヒビキ残響は
また未定形の透明熱流
(ゆっくり、ゆっくりと 時を育み)

脳水を押しやったり引き戻したり
流動するままに瞬時瞬時
       モコモ ....
なにか に
何かに包まれているこの感触
背中から 気泡幾つも浮かんでは滑り消え
そのたび全身温まり
じわじわジンワリ熱くなる
〈前進しろ 停滞するな〉と

感じるんよ
背後から背後から ....
外に在る木 ガ
気になった ラ
内に鳴る木 ト
響キ愛、捧げ愛

ガラトキ、なら時

生い繁るキ なら
  森とナル
 もくもく黙々
   内は外
たけし(147)
タイトル カテゴリ Point 日付
気付きの刻自由詩316/4/7 14:53
消失自由詩216/4/6 20:04
帰還〇こえぬけ自由詩316/4/6 13:19
哀しみ〇ひとつ自由詩416/4/5 21:24
旅〇人自由詩2*16/4/5 16:20
自由詩616/2/4 13:46
魂の己自由詩5*16/2/3 19:05
諦念〇病床おセンチ自由詩616/2/2 4:37
意識あるうちに魂の広場へ自由詩5*16/1/27 22:46
タマシイの浮力自由詩516/1/27 13:59
一日の始まり自由詩5*16/1/26 15:32
微笑み姫自由詩416/1/25 14:32
血 噴き出るままに自由詩516/1/24 22:07
切断〇補強自由詩6*16/1/23 14:59
空無オン自由詩4*16/1/22 20:22
魂の営み自由詩3*16/1/21 15:58
告知自由詩416/1/20 20:47
湧出沸点自由詩4*16/1/19 15:14
ブラックスター自由詩416/1/18 14:39
遠い一日自由詩516/1/16 0:17
黒い星自由詩1016/1/14 15:30
BOWIE暴威BOWIE自由詩5*16/1/12 15:07
リアル・ラヴ自由詩716/1/11 21:58
逝く骨組み自由詩7*16/1/10 14:20
最愛の人自由詩816/1/9 23:01
ノォノォ脳ガクシャ自由詩5*16/1/8 15:30
恋愛雪自由詩7*16/1/6 22:59
時の運動〇在る世界自由詩5*16/1/6 14:57
自由の意志自由詩5*16/1/4 20:52
成就ノ森自由詩4*16/1/3 13:42

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