たけし

こんな青い青い日に
額を一発撃ち抜けたら
どんなにスッキリするだろう 
看護婦さんは皆フレンドリー
大変な仕事なのに溌方若々しく
人の話も良く聞いてくれる
ついつい込み入った話もしたくなるが
それは傲慢 相手の許容範囲を超えている

こんな青い青い日に
拳銃くらいなぜないんだ
孤立は一発で無くなるのに

看護婦さんは皆フレンドリー
多忙なのに廊下でハーイ
笑顔絶やさず
明日退院だって?なら今日くらい大人しく寝てなさいよ

友好的集団に接し続けていると
独り が 孤立と混濁し
孤独という曖昧な蟻地獄
自分という存在の異和無帰属性だけが顕わになる
それは恐怖だドウニモナラナイ

青い青い世界 が 蒼白となり迫ってくる時


自由詩Copyright たけし 2016-02-04 13:46:09
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