三月、姉と一緒に歩くコンビニ帰りの冬道では雪が降っていた 夜気で烏賊墨がかかったように黒い近所の景色がこんこんと降る雪で白く塗り替えられていく様子はそれだけで普段と違うちょっとした非日常だった 姉はお .... 夏の盛りの訪れに木製の扉が開かれ、庭は一面青い草や花々でうっそうとする むせかえるような夏の草の匂いがして女は如雨露でマリーゴールドや向日葵に水をやっている 軋轢都市の水位は上がり、樹で蜜を吸うように .... 校舎の屋上から青空の広がる町の景色 縁の手すりに腕を置いて俯せて俺はふるさとの町を見てる
2限目の授業を体調が悪いと嘘をついて保健室に行くフリをしてぼんやり
心の中は砂嵐。 枕についた涎のあとみた ....
味噌煮込みうどんを食べストロングゼロ350mlのレモン味とグレープフルーツ味を2本飲んでしたたかに酔いお気に入りのハメ撮り系のエロ動画でオナニーをした後僕は布団にぐったりとうつ伏せになって腕を枕にして .... 朝 煙草を吸う朝
コンピューターを開く 血行はながれよく 生政治は正常
けれど無為の情況?
簡単に作ったゆで卵とチリドッグを食べる
食い終えたあとシャーペンをノックしてノートを開いた
今日も ....
9月になればまた学校が始まり、けれど暑さはまだまだ過ぎ去ってくれず、プールに入り終えたような夢見の感じが幻熱のように僕らを冒している 時間をゆるやかにしかし直角に左折するような季節のうつりかわり 教室 .... 夏の始まりは曇天 灰色の雲がたなびき 川として日常は過ぎ
ランチにはまだまだ早いな 僕は思った
流れ星を探すよりタイムカプセルを埋めよう
そんな僕は 飛行機の乗客で
23歳 透明なはずの身体が ....
通学の電車から見る空の青み 妥協世界のSKOOL DAYS

他ならぬAはZに憧れて春の夕方の風に吹かれる

吃り気味の少年が授業中夢に見る専制君主的シニフィアン

少年が二次関数を学んで ....
「おはよう」と昨日の正負が入れ替わる 今日もいっぱい<理解>しようか

監獄で囚人と喋る体験に真の詩、映画の原基があった

深淵のスーパーフラットに配置され駄目で元々の超越論かな
 ....
夕暮れの電車で賢治を読んでいる 換骨奪胎 世界を騙せ

朝が来て頭に楕円を今日も描く There are two colors in my head.

本当は待ってるんでしょ教室がテロリスト ....
超越論的観光に出かけよう ガイガーカウンターを片手に

25℃で沸点に達し汗まみれランニングハイの火ここになき灰

長いこと放置してたらトルコ風アイスみたいになってたアイス(当然捨てる)

 ....
コンビニで買ったイヤホンのケーブルがやたら太くてきしめんみたい

異常者でも日常からは逃げ切れず 夭折以上の非常口無し

目覚ましを窓から棄ててまた寝入る 放っておけば、やがて未来

働か ....
彗星の 下の田に居る 田螺かな
曇天に 天麩羅を喰い 水を飲む
六月の 一二時限目の プールかな
真っ黒が 真っ白になる 夏の午後
飯ほぐす 杓文字持つ手が 震えたり
パーカーの フード萎ん ....
蝉の殻が凍る
日没
静電気だらけのコートを着る
日没
じゃらじゃら冷たい硬貨を取る
日没
人がすれ違う 人が追い抜く 人が追い抜かされる
日没
前の人が付けているマスクが白い
日没
 ....
獰猛な二頭の虹が空に吼えすかさず雲を呼んだ青空
公務員が供述的に詩を書くと頭蓋が赤光せざるを得ない
陰茎をラーメンに漬けて書いた詩をラーメン好きが読むはずはない
Tehu君の意識高い系ツイートを ....
第三次世界大戦まで昼寝
レシートの丸まる音を聞いて冬
僕の血を飲んだ蚊が飛ぶ僕を置き
死にそうな夏に撃たれる水鉄砲
茨城で bmw ぶっ壊れ
働けという声がして夏が死ぬ
無駄骨を折って肉断 ....
想像の友達と来てるボーリング 何度投げてもスネークアイ

昼頃におはようと言える友達とかいたらと思う土曜日の朝

焼きそばとご飯を共に食べている 炭水化物に炭水化物

ドロドロのザーメンを ....
朝顔の顔面を殴る夏の朝

神社にてジンジャエールを飲みにけり

梅干しの種を吐き出す夜一人

茶柱に歓喜している人柱

暇過ぎて短歌作りし授業中

眠れずに睡眠薬を噛み砕き

 ....
工事現場の作業音は窓越しに聞こえる
家を出る時 ドアを閉めるとその音は ドアの外の俺には聞こえても 家にはその音は聞こえないという
世界とそういう関係性にあることを いつも通り確認したら
鍵を閉 ....
考える飛び降り自殺するときの身体の向きの上下左右

祖父母らを朝飯前にぶっ殺す朝の陽射しが家を包んだ

新作の暴君ハバネロ食べてみた何ぼなんでも辛すぎるやろ

自爆したイスラム教徒が即死か ....
いつの間に値上げされてる缶珈琲私を置いて時は流れた

昼飯を食べる私の箸止める高空からのヘリコプター

潮騒のような樹木のざわめきに心預けて夏のぬけがら

吐く息は白いかどうか確かめる十一 ....
夏終わりしゃがんで花火する男

夏過ぎて頭を垂れる扇風機

死ではなく待つ事こそが恐ろしい

朝部屋の壁にはりつく蜘蛛殺す

黄昏にカッターナイフ弄ぶ
一段進むごとに前の段は消え去り見えなくなってしまう階段を
すぐイメージできてしまうのは毎日の生活がまさしくそういうものだからだ
風は吹かず 窓から申し訳程度にさす光は
そこをより巨大に占拠する影 ....
いつからか僕は
どこかで明日という落とし物をしていたらしい
その落し物を見つけるために
日々をおくっているのかもしれない

健忘のように
今日という開かれたページを
もうずっと読んでいる ....
この地球何億年も太陽のまわりをまわるあったかいんだから

2時過ぎにレジへ持ってく商品の賞味期限は昨日で切れてる

月火水木金土日月火水木金土日月火水木

鰹節が冷たい豆腐にかかっているそ ....
映画観た女の眼球まっぷたつ

蒲公英の綿毛が上昇下降する

水田の田螺の上に彗星が

黄昏を切り抜く揚羽の黒い翅

起きてすぐ口内炎に気付く朝
不適合階段を見て笑うだけ二度と再び社会に出ない

毎日は飛行機の中見てる夢誰か私の目を覚まして
雨が降り砂浜の砂泥になり

火のついた煙草が路上で虫の息

朝専用缶コーヒーを昼に飲む

朝専用缶コーヒーを夜に飲む

梅雨明けの半袖へ打つ注射針

六月に心臓発作で死亡する

 ....
日射しは敗北で
日々は屈辱的な弛緩で

時がたつことと年をとること
変わっていくことが
一体に世界をなしていたころは
もはや遠い記憶なのか

今私は後ろ向きに前進している
足りないの ....
ある時点で
僕は全て
いや全てといえるものがあるということなど
含め
全て疑って
憑かれて毎日日記帳を尖るボールペンで彫刻した
僕の日記は
僕の毎日を綴ったり紡いだりもしたが
それはと ....
山犬切(30)
タイトル カテゴリ Point 日付
汽水域自由詩023/1/16 9:16
カーニバル自由詩222/12/1 16:00
しばづけのおにぎり自由詩0*22/11/6 9:13
しがらみのふるさとに自由詩1*22/9/22 17:27
ない夏自由詩122/9/16 12:55
時と町自由詩522/8/29 21:44
タイムカプセル自由詩622/8/29 21:43
SKOOL DAYS短歌121/8/13 11:54
射精の物語短歌121/8/5 13:51
3学期の天使短歌0*20/3/16 8:53
瞬間の王短歌020/2/18 15:38
tanka書きました(^-^)v短歌118/3/25 0:04
haikuです('_')俳句018/3/25 0:02
末期的な日没自由詩217/9/12 7:22
短歌書いたンゴ短歌117/5/12 21:46
俳句書いたンゴ俳句117/5/12 21:42
短歌書いた短歌216/7/17 14:25
俳句書いた俳句2*16/7/17 14:20
僕の町の包帯自由詩5*16/3/18 11:53
新作の暴君ハバネロ食べてみた何ぼなんでも辛すぎるやろ 他五首短歌0+16/2/29 10:54
短歌4首(2015年10月)短歌2*15/10/25 6:44
川柳5句(2015年10月)川柳1*15/10/25 6:42
僕は階段を置き去りにする自由詩6*15/10/25 6:29
今日自由詩2*15/8/3 4:53
短歌2短歌1*15/7/21 16:36
俳句2俳句2*15/7/21 16:35
短歌1短歌0*15/6/10 23:42
俳句1俳句015/6/10 23:41
往路自由詩4*15/5/16 19:11
心臓自由詩6*15/2/26 23:47

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