傘のない世界で
きみに傘の話をしている
小さなバス停に並ぶ他の人たちも
そぼ降る雨 ....
「ほんとの自分は」っていう人が苦手です
そんなものはペルソナを知らないだけにすぎなくて
だか ....
「スカッとしたい！」
ただそれだけのこと
年上同僚と上司からの絶え間ない
ツートッ ....
なにをやってるんだって言われるよりも
よくできたねって言われるほうに
どきりとするようになった
....
世界にはこんなにも海ではないものがある。
愛していると、言ってくれる誰かを捜している
愛していると、 ....
｛引用＝
敷居を跨いで 声高に罵ってくれ
トゥーレを歌いながら 首を絞めてくれ
あらゆる支配で ....
こんにちはさよなら きっとまた会おう
君がそれをまだ信じてるなら なんて切ない
灰色の木洩れ日 ....
青い糖衣錠に含まれる植物性成分は
パッシフローラ 40mg
セイヨウヤドリギ 10mg
カギカ ....
わかってる
わかってる
うん、
大丈夫
わかってる
うん
そう、
わかって ....
街、に行く
ふあり
掌を反す
どうにかなる全てのことを
届いてしまういつ ....
春の雨が降る
アスファルトが匂いたつ
雨があがる
すこし唐突に星が散っている
....
能開セミナーで
綺麗なお姉さんが
額に手をかざしてくれた
あたたかな波動
とてもいい気持ち
....
電線を泣かせるのは
木枯らしだ
冬のからだの
声だ
何も掴めないのは
街路樹だ
....
わたしがうまれて
あの子がしんだ
透明なせいぎふりかざして
にやりとわらうおおぜいの人
....
ごろごろと 枯れ葉の下に だんごむし 見下す人を 知ってか知らずか
気が付いたら、朝だった。
いつ眠ってしまったのか、全く覚えていない。
最近はいつもそうだ ....
掃除の時間
私はキミと同じ当番
キミにみてほしくって
へたくそなほうきをガンバって ....
絶望を信じてたって
何にも変わらないんだ
僕らの前にあるのが
巨大な壁だとしたって
使い ....
もっと聞かせて もっと紡いで あなたの言葉の 深みを旅したい
梅の花 香りと共に 消え ....
週末、定期的に届く招待状はまるで
光年先の異星からやって来る奇妙な使者のよう
青 ....
大好きなあの子が笑っているとき
ぼくは空気になった
冷たいアスファルトの上
共有す ....
如月の小春日和を駆けぬけるオープンカーとユニコーンの群れ
指切りして
交わしてみれば
ほんの少し
軽くなるけど
混ざり合うと
馴染むほどに
痛くな ....
ゴリラは頼まれた事を人にやらせて怒られた
「ゴリラ君僕は君に頼んだのだよ何で人にやらせるのかな」
....
子どもみたい そう言おうとした私のことを
子どもみたい と君は言う
都合よくさみしい ....
君はもう
違う本棚にきちんと
しまわれている
きっと
いくら私のページをめくっても
君 ....
20代後半くらいだろうか
その女性はｻｯと席を立ち上がり そこに自分のｶﾊﾞﾝを置いた
....
あなたの寝顔が愛しくて
そっと頬にふれました
されるがままになっている
あなたがだいすきです
....
ゴルゴダから見下ろす
紅い紅い夕陽は ....
二人の場合
女のほうが連日連夜の残業で
おまけに今時
接待なんてもんまであって
ノ ....
朝のような
首すじだから
遠くから見つめている
階段をのぼっているだけなのに
人生だ な ....
・国語
休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで
「死」という字を習い17年 ....
マンゴーのドライフルーツを
食い
リンゴのドライフルーツを
食べる。
今日も行け行けガン ....
めんどくさい病になってしまった
今日やろうと思ってたこと 明日にしよう
めん ....
お尻の穴を広げて 世界を包みたい
何が 愛なのか 知りたい
君を抱きしめるすべしか知らな ....
青春18きっぷ…
春休み、夏休み、そして冬休みのお楽しみ
5日使えるけど、5人いたら1日で終わる ....
寂しいだけの人間として決めつけられたのだろうか
何も知らないけれど 自分とは 人間ではないのだと知 ....
テレビで見た車がそこを通りかかった。あれは確か水色のやつだったと記憶している。誰かの大きすぎるような ....
春の陽気は
あなたのひざの上
ほんのりと
５
みつばちやはなあぶがたわむれて、
そこに垣根があることも、
花が咲いているこ ....
海の稜線が光ると僕は
それがある種類の
誘導光だと
感じる
あの光が誘導する物事は
とても ....
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