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冬は重なり
遠のいていった
蒼は銀になり白になり
やがて見えなくなり
聴こえなくなり
さらに見えなくなった


映った力が生きていて
刷毛のように支配した
塗り ....
川辺の泥に倒れたまま
扉はひとりうたっている
烈しい生きものの光が
近づいてくる


夜を焚くむらさき
自らを混ぜるむらさき
羽の切れはしを
こぼすむらさき

 ....
愛はカナリア
憎しみは高く
僕はフクロウになりたかったネズミ

掴まり立を始めた願望の宿主

目に映る全てを食べて
すくすくと成長を続けている










 ....
カラカラと

秋の終わりの晴れた空
地に帰る落ち葉たちが
燃える 燃える

その存在を燃やしながら
この命を暖める

ああ、いつかはこの命も
燃え尽きる

その時にもどうか
 ....
宇宙から
星がふってきました
言葉
でした

広大な大地に
ぽつん、
とふってきました

やがて芽をだし
おおきな
おおきな
わたしに成りました

雨がふり
風がふき ....
夕暮れの窓辺
瑠璃色の切子硝子の一輪ざしに
梔子の白が映える
夕凪 無風状態になれて
心が弛んできたら
闇が迫る少し前 風が頬を渡る
どこからか声を運んできた

楽しい声 悲しい声
 ....
チワワの向こう側に虹 墓荒らしの墓を荒らす       薄縹の空のした浜辺をひとり歩く
      潮の香りと眠りの匂い
      拾った貝に耳をあてれば
      なつかしいひとの声

      「元気かい」

      ....
先生、私ファンタジーが書きたいです
現実のうらみつらみごとくさいものや自傷自虐自意識性狭窄や無節操な欲目や退廃堕落どろどろだらりんや排泄物じみたものとかこととか虚無的悲観などとは、無縁な ....
(瞳をもたない
(いきものの
(においがする

夏が
眠りにつくよりも
早く
底辺の夜は
その
密やかな手のひらを
ひらいてゆく

仄かにひかる土のうえ
満たされない
季節 ....
雨や風にさらされて
月日が過ぎて
崩れては消えてゆく

光と影の浮き沈みで私に語りかけ
三味線を鳴らし唄うのは石の像

笑っているのか
哀しんでいるのか
なんだろう
くすくすとささ ....
人生ってね
曲がり角がいくつあるのかな

いつも
間違えている気がするけれど
曲がった方が私の道になる

今日も分岐点
知らないうちに選んでる

普通のさようならをして
二度とあ ....
その身や

その心が

痛みを覚えるごとに



キミよ

優しき人と成れ
夢だとすればそれはとてつもなく残酷で
現実だとすればそれはとてつもなく突然で

求めていたはずなのに
焦がれていたはずなのに
近づけそうになると怖くて震えが止まらない

手を伸ばすと ....
すべてがそよともせずにそこにある
流れるものからとりだされる静止画

こんな時間もいいとおもう
背景はつねにうつろいとどまることはない
いっしょにながれるのもいいさ

でも自分のなが ....
    それは声にだした途端
    ひび割れ砕け散る
              
    鎖のようにつなぐもの
    絡まる蔦のように
    知らずに互いを
    縛 ....
『心理学を勉強しすぎて色恋沙汰には全く興味が無いんだキャラ』を崩せずに仲間に入れない やさいをそだてる
くさとりをする
はたけの
ちかくの林で
うぐいすがないている

山は
さぁ雨上り
風に戦ぐ今日も
悔いは無し
ながめる
雲ゆく

鬼蜻& ....
輝く想いを
お気に入りの
箱にいれて

静かに
鍵を
掛けましょう

胸に抱いて
ゆっくり
頬擦りしてから

心の海に
そっと
沈めましょう

落ちて
落ちて
底に ....
  朝がいそいでいる
  子の笑う声のような
  光たちを小脇に抱えて
  ガラスの球は真ん中から
  はっきりとふたつに割れた
  きみが急に
  うたうからだよ
  ゆうべ見 ....
おばあちゃんは栗をむく
背中を丸めて栗をむく
かたいかたい栗をむく

息子にも
娘にも
孫にも食べさせたい

むいたほうが食べやすい
ただそれだけで
もくもくと
真剣に

一 ....
 一

 夜の水平線が
 両の腕をさしのべ
 その手で満月を挟み

 嘆く空から引き離し
 海の底に沈めた

 光が闇に溶けて
 波の下に燃えつき

 殺風景な夜空に
 取り ....
星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
僕らは全てを持ってたはずだのに
少しのパンと野菜とサカナがあれば
それでお腹いっぱいだったのに
キラキラ光る時間を立て替えて
何をあくせくしてたんだろう
キラキラ光るあなたの笑顔を ....
深夜2時
透明な夜
水の中にひとつの石
落ちて。
静かな音


眠れない
眠りたくない
夜。

死にたくはない。ただどうやって生きていけばいいのか
わからん。

なんか、
 ....
昔の思い出が不意によぎる
頭の中を
鏡の中として 部屋で 見つめる
友達がいたころとして
誰もいない 誰もが消えた 部屋は
孤独な誰もが 寂しい旅人
僕は 考えていた
そんな 窓は  ....
茜色の夕景に
深く肩を落として

聞こえない音に
耳を澄ます


流れ着いた場所で
振り返ってみても

瞼の裏側に帰ることは
できないけれど


夕刻の光の
あま ....
結婚してからも二人は別々の道を歩いた
二人の間が広がっていったとしても
二人は詰めようともしなかった

二人の間に他人が入ったとしても
二人の間を埋めることも
ひろげることもできなかった
 ....
8人兄妹の7番目がエリンギ
キダタカシさんの自由詩おすすめリスト(431)
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消えゆく落ち葉から昇る願い- ぬーん自由詩313-10-2
わたし- ニワコ自由詩3*13-10-2
【_風の栞_】- 泡沫恋歌自由詩16*13-10-1
チワワの向こう側に虹- 北大路京 ...自由詩513-10-1
墓荒らしの墓を荒らす- 北大路京 ...自由詩413-10-1
鈍色のひかり- 石田とわ自由詩16*13-10-1
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『心理学を勉強しすぎて色恋沙汰には全く興味が無いんだキャラ』 ...- 北大路京 ...自由詩613-9-29
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