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人は必ず
先人の犠牲
弱者の犠牲
多くのものの犠牲
その元で生かされている
人は往々にして
日常に埋没してしまう
はらりと剥がれ落ちてしまう
見失ってしまう
怠惰な自分に気付 ....
いつもありがとう
わたしは
あなたの顔を知りません
あなたの名前を知りません
あなたの住処を知りません
あなたの歳を知りません
あなたのことは、ほとんど知りません
わたしは
あ ....
溢れだした輪郭の色鮮やかに染まる新しく生まれた海
舟はどこか遠く一人懐かしい風に手を引かれ一へ復る感覚を得る
トランペットを吹く少年は今日も名前の知らない曲を奏で居場所を示し続けた
....
母、という、呼び名の
揺るがないところで
たいせつにしたい誰かを
おもっていたい
叶うとか
叶わないとか
ドキドキの
かけひきを言葉で
昨日みた夢の話
みたいな
つ ....
時にゆっくりと或いは急に速度を増して上下する人生
君は金の木馬に僕は銀の木馬に くるくると廻り続ける 音も無く
それはやがて闇に溶ける 美しい二人の風景だ
まるで回文のように行ってはもど ....
昼すぎ、
私の2メートル先
短歌と俳句と川柳が
歩いている
散文は空中を漂い
どこかとリンクする
一枚の写真が削除され
殺風景が投稿される
誰が言ったか知らないが
海は広いな大きいな ....
やりたいこと
やるべきこと
満たされること
見つけようとして
もがいていく道のり
探しても、探しても
見つからないのはざらで
一生かかって
見出せなくても何ら不思議じゃない ....
湯気の体が
空をつんざく音に
いったん裏返りまたもどる
王冠の金色よりも
はげしい色と形をして
夕立の前に吹いていた風は
僕の胸に火をつけていった
残忍で透明な蠍の火種
その影 ....
星もない空に
月だけが
のうのうと居座っている
暗い空をより暗くする街の光を見下ろしながら
私はおまえと窓際にいる
くすんだ窓は靄のように月光を宿している
私たちは酒を飲んでいるの ....
愛すべき息子へ
いつも心にこの母の愛を感じながら
常に強く生きていなさい
振り返ることもせず
ただ前を向いて歩いていきなさい
現実を肌で感じ
夢を諦めそうに ....
心の中に闇があり
心の中に太陽もある
あなたのことを想う時
少しあったかくなるのは
太陽が加速したから
私が歩けば
心もころがって
ほんのすこしずつ丸くなると信じたい
....
もし僕が君の瞳になれるとしたら どういう世界がうつるんだろうか
もし君の心が盗めるとしたら どこに隠しておこうか
僕は身に余る沢山の夢を持っていた 海の向こうに新しい地平線が見えていた
....
大切な時ほど
大切な人ほど
「ごめんね」の一言が
なかなか口には
出せません
「雲は水蒸気からできている」
学校の授業ではそう教わったように思いますが
小さな 小さな 水の粒や
小さな 小さな 氷の粒で
本当は出来ているのだそうです
私 ....
ふと君を思い出す
晩夏の暑い日
君のためにと
一片の祈りを捧げる
ただ
君の幸せを祈って
そして僕は
ブルーハワイの
かき氷を食べるんだ
私に語る言葉はなく
だから、世界は私には不透明だ
どんな、言葉も何がしかの意味を持つので
私は私の言葉を沈黙させたい
そして、それはピアノのキーのように
誰かが叩 ....
本当に綺麗なものをみてしまった
夏のキラキラした海
ピンクの甘い夕焼け
帰り道で偶然一緒になった
好きな人の後ろ姿
雑草なのにあまりに可愛い
小さな花
一人遊びし ....
ねぇ開いてみせてよ
君が手でぎっちりと握っているものを
それは君の『夢』なんだろう
本当は飴玉のように甘く休息を感じさせるものなのに
そんな風にギュッと握り続けていたら
とても固く ....
オズの魔法使いにマホトーンかけてやった
自分の昔を投影している
もうここにはいないあの人を
ただひたむきに思って
涙している自分が好きなのだ
わたしは女にはならない
あなたに好かれるあの ....
何をか想うその瞳
何をか語らぬその口よ
私に教えてくれないか
キミの「恐れ」を少しでも
キミの「弱さ」を少しでも
キミの「願い」を少しでも
私に教えてくれないか
私は「秘 ....
あの月をおぼえている
かつて輝いた太陽を知っている
その手に触れたものも
触れ得なかったものもぜんぶ
それは、
緑陰にそっと揺れていた
真昼のしんとした光を浴びて
それは、
あ ....
ハリー・ポッターと便秘症のカズコさん
ハリー・ポッターとお父さん不整脈の予言
ハリー・ポッターと快適床暖房
ハリー・ポッターと殺人おむすび最後の戦い
ハリー・ポッターと白菜ジュース早搾り大会
....
僕は夢見る人が好きだ 当然僕もその種族だろう
ただ夢を見ながらも 自分と正対できたらいいと思っている
夢を見る自分を受け入れ それでも夢を夢となずける強さがあれば
毎晩暑苦しくて 真 ....
真昼傾き 首も傾き
燃え上がる厚かましい温度 脳の涼みが分泌されない
真昼空にカモフラージュされて泳ぐ満月
昨夜はフラスコの中の液体を気体を 雇ってもいない錬金術師が
徐に首傾げ こっちを ....
ある背景
それはひとつの主題による架空人物を創りあげること
しかし
君を忘れた
時は既に70年近く過ぎ去ろうとしているのに未だ未解決な題材を前にして
【拝啓日本人の皆様へ】いまになっ ....
何故、これほどまでに多くの詩が存在するのか
・・・ふと思うのだが、この世界の詩の大半は
詩的ではあっても、詩ではない
それは詩への憧憬ではあるが、詩ではない
そして、詩を形 ....
君と二人で
走れればそれで良い
同じ時を 風を感じれば
多くは要らない
持ち切れないくらいの
赤い花束のプレゼントよりも
一輪でもあなたが育ててくれた
その紅い花 一輪が嬉しい
....
きっかけは僕だったのかも
優しくなかったわけじゃないんだ
ただタイミングが合わなかっただけ
冷たくしたわけじゃないんだ
まだ大人じゃなかっただけ
嘘をついたわけじゃないんだ
それは ....
時々 本当にたまにだけど
こう思う時があるんだ
君が吸い込む空気
君が飲む水になりたいって
笑わないでくれよ
本当にちらっと思うことなんだからさ
....
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