つよいひとより

よわいひとのほうが

たくさんくるしむような

きがします



だから

よわいひとのほうが

ひとのかなしみを

よりふかく ....
ななめ45℃に体かたむけて空を見る

とんびがくるくっるとんでゆく

仕事がえり

足が大根になってゆく

シンドイナってつぶやいて

ちかちかと電信柱に灯がともる

いいこと ....
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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
すばらしい
愛を見つけた
このため僕は
幸福だ

春も来た
桜の季節
このため僕は
幸福だ

愛のこと
を歌っている
このため僕は
幸福だ

夢のよう
に感じている
 ....
一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく


一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
 
赤い糸があるなら

断ち切りたい

だって、自ら紡ぎたいじゃないか




 
まるで舞台セットのよう
蛍光灯の光が融け込んで
透き通った 小さな庭園で
   
  水草ゆれて

   ふわりと
  
 紅金色の着物も褪せた
 年増女が二人
  よもやま話 ....
一枚一枚じぶんをひきはがしてゆく

夜の電車の窓に映った
つり革にぶら下がった幽体
遊隊を離脱し
こんなところに居たのか

勘違いした片恋の記憶
まだ薄皮がひりひりと痛むが
おわらい ....
ヒカルリズミカル刻々 音など立てずに滑らかに
 ヒカルリズミカル刻々 素顔の中に陰りに満たしたり リズミカルヒカル

  仲良しというより 繋がっている 味方の光 余韻の光
  メッセージの反 ....
まいにち、テレパシーをとばしている

とどいたのかなぁ
今日は雨だけど ・・・


れんちゃんにとって
六月はもう、真夏とおなじだった
朝から暑くてたまらないみたい
ひんやりつめたい ....
元々ある それ

「今、ここ」 に 現れる


喜び
悲しみ


皆それぞれに、真実の命

嬉しいことを分かち合う命
辛いことを分かち合う命

希望を覆う命
絶望を増幅さ ....
群れから飛び出していった記号たちに

生ぬるい視線がからまった

ひとつも理解しないまま頷く作業に戻って

なんとか息を整えた

たぶん

 あの博物館には虹を作る機械が展示さ ....
空がせつなく見える日は
誰かのためいきが聴こえる

ためいきは
透明の煙になって
立ち上り
つどいあって
やがて白い雲になる

空がせつなく見える日は
あなたもためいきをついている ....
あるところに
色を嫌うレンズがあった

それが愛したのは形
そして光と影の
バランスだけ



そのレンズを通して見ると
総ての花が おしゃべりをやめた

春の日差しの ....
私に優しいあなたは 
私じゃなくても優しい
それが悔しくて 
唇を強く噛みしめる
ひとり占め出来ない男は 
心を{ルビ蝕=むしばむ}む

胸が苦しいの 
肌が紅く染まっていく
女の身 ....
朝起きたら
おもいのほか寒かったのです
肩がひんやりします
すっかり秋ですね
早起きしても
ひぐらしの声はどこにもありません

朝起きたら
寝違えていたのです
眠りながら何かを間違う ....
秋とは肩を寄せ合い歩きたい

約束なしで出会っては

流れの渦に留まり続ける

紅葉とイチョウの落ち葉のように

ゆっくりと語り合いたいものだ

何一つ声に出すこともなく

 ....
発酵と腐敗は兄弟で
人間生活に有用なものは発酵
有害な場合を腐敗というらしい

母の遺産のふるーい缶詰がある日でてきた
台所のすみで静かに時を過ごして
僕と対面したわけだ

すでに缶は ....
秋が始まる頃
ようやく
旅人が帰ってきた

ちょいと
長い散歩だったかな

悪びれもなく

おかえりというのも
待ち焦がれていたようで
まったくもって
しゃくなので
おみや ....
 
あなたの言葉が わかんない つまんない

そんなんもわからへんのかとか

もっと、つまんない



 
琉球の秋

感じるに尊く少しばかり

ここにも秋の巡る風は流れて来る

されど 蒸しる

太陽だけは涼しげ てぃーだかんかんのおぼろげな空

青は青にしか 収まり切れない 南の空
 ....
{画像=120921223131.jpg}


遠くに星が見えているように
人には遠く目指すものがあるのだと
その男は言った
目は漆黒の闇の奥の奥の
遠い輝きを見詰めていた



 ....
            万物が一つの花ならば
            誰が愛でてくれようか
            蕾のままに枯れて逝く
            誰が涙を流すのだろう
     ....
夜の闇にあたしも消えたいな
落ちこんだらね
とことんあたし透明人間になりたくなるの
人間なのに
人間がいやになっちゃう
言葉が嫌いになっちゃう
夜の闇は優しい時間くれる
忙しいとこころま ....
あおぐ うちわ
木漏れ日 舞い
ついばみ 鳴く 白い雲

腰掛けて 揺れる
飲み散らかした花びら
風爪 斬り 羽織る
草の夢 露の戸

繰り言 湿るサンダル
絡む炭酸 甘く 指に
 ....
よほど不在が気になるらしい。
忘れたころには必ず電話がかかってくる 。
それもきまって夕食を済ませた後か、食事の最中にである 。
べつに何かあるわけでもなく、何も無いのがわかっているから* ....
蝶に似た花に
花に似た蝶がとまっていますね

うろこに似た雲が
ここではないどこかから流れてきて
ここではないどこかへ泳いでいきます
そこは空ですか
ええ
海によく似た空です

せ ....
肩すぼめて
背中丸めて
でも 指先だけは
常に軽やかに踊らせて…
そんなにいつも
誰かと繋がっていたいの?
アドレス帳には200人
このうちの何人と
本当に繋がっているの?

電車 ....
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
浴室にこおろぎがいた

おまえ、どこから入ってきた?
こんなところにいたら
いずれ泡にまみれて死んでしまうよ
ここは地獄のお湯屋だよ
どこの世界にも
ちゃんと生きているつもりでも
なぜ ....
灰泥軽茶さんのおすすめリスト(1083)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つよいひと_よわいひと- 多紀自由詩6*12-10-3
あしたはあしたの風がふく。- じじ自由詩25*12-10-1
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
すばらしい- 舞蛍等自由詩9*12-10-1
紙の民- そらの珊 ...自由詩17*12-9-28
紡ぎたい- 殿上 童自由詩28*12-9-27
水中戯曲- ただのみ ...自由詩20*12-9-27
脱皮の記憶- 梅昆布茶自由詩1812-9-26
ヒカルリズミカル刻々- 朝焼彩茜 ...自由詩912-9-26
ぼくのテレパシー_2010- たま自由詩29*12-9-26
湧現- 侔義自由詩3*12-9-25
市立博物館前- カマキリ自由詩512-9-25
ためいき- そらの珊 ...自由詩812-9-25
色を嫌うレンズ- まーつん自由詩10*12-9-25
【_柘榴_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-9-24
なで肩の運勢- そらの珊 ...自由詩17*12-9-23
秋の気持ち- ただのみ ...自由詩19*12-9-23
台所のかたすみで- 梅昆布茶自由詩10+12-9-22
露草- そらの珊 ...自由詩15*12-9-22
つまんない- 殿上 童自由詩23*12-9-20
琉球の秋- 朝焼彩茜 ...自由詩9*12-9-20
遠くに見えるもの_/__わたしはいつまでも分らないのだった- beebee自由詩28*12-9-20
____________夕日のように微笑んで________ ...- ただのみ ...自由詩26*12-9-18
やさしい時間- じじ自由詩25*12-9-18
伏せ字_渡る野- 砂木自由詩25*12-9-17
古い電話- アラガイ ...自由詩7*12-9-17
うつろい- そらの珊 ...自由詩24*12-9-15
忘れもの- 夏美かを ...自由詩16*12-9-15
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
こおろぎ- そらの珊 ...自由詩2612-9-12

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