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パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描いた 猫のヒゲふるわせてとおるやんちゃな風の春

春の音木の芽の薫り日向に干したせんべい蒲団

いいことがあったのよと三度目の電話僕にはないけど

分解された春をまた組み上げるそんな季節のちから ....
死を拾う 空に斧振り上げたまま腹見せて転がっている

詩を拾う 弔いもなく涙なく乾いて虫の命逝く夏
   下駄をはく爪さき紅くはにかんだほら朝顔がしじまに惚れた
           
              

   かなしみのかなしみの声聴こえたら痩せた背中の骨なぞらえる ....
乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて

ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます

玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと

玉葱の ....
図書室の匂いがしてる森の中 紅茶一杯つぶす一日 遠いおとこころの音と聞き違えふと振り返れば下りの電車

陸橋を登らずまわる踏切のむこうにみえるあしたの尻尾

高崎から都心をむすぶ銀の矢の止まらぬちいさな駅にたたずみ

湖にうつる一日なが ....
ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
線路脇ヒメジョオンに見送られ次の駅で降ります、わたし

信号にたどりつくたび赤になる 誰かに 急ぐな! と言われたみたいに

夏蝉は耳がないと聞きました だからことごとくおしゃべりなの ....
ぼくときみは違う水路をたどって岩に孵化する山椒魚さ

無限のかがみの列から零れ落ちたひとひらのきみの笑顔

体温をかんじながらぼくらは越境する夜よ冷えろ

この曲をききながら羊水のなかに浮 ....
一、告白


{引用=
飛行機が頭上を通りすぎている さよならのなか密かな発作



骨の間を縫うように飛ぶ飛行機に印字する風 わざと会いたい



透明に傾き無色の戦場を駆 ....
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で

豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし

あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡

白鳥になったとはいえ醜さは変わ ....
刹那花ひらり乱れる春の風 脳裏かすめる君の幻影 

週末は桜吹雪になるのかな君の簪姿を見たい

桜散る頃に逝ければ葬式に付き合う子らも寒くなかろう  

満開の桜の下に捨てられる悪い ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
【配】
遊園地デート中でもうわの空 別れた人の心配ばかり

【万】
5万円貸した相手が雲隠れ捜索費用5万を越えた

【溝】
どうやって埋まらない溝埋めようか試行錯誤で終わる人生

【 ....
【有無】
恋人の有無気にしないお年頃 好きだから好き 好きだけど好き

【墓】
墓穴を自分のぶんも掘っておく いつでも誰か呪えるように

【丈】
身の丈に合わないギャグをしたために オレ ....
小学で人の靴を隠した 中学で自分の机がなくなった


制服学ランじゃないからってなにもブレザー切らんでも


好きなアーティストのラジオ聴いてるだけでオタクとか


結構前から居まし ....
南風オレンジ色の夏休み青春というオーラを纏う

雨の夜母からの手紙読み返す敬語ばかりが並んでいるね

蛇口から流れ出ている天然水湧き出す恋の色は複雑

遠くても一瞬で来るEメール遙か ....
私の事実は小説より平凡です


すし詰め電車遠ざかる吊り革自分の足で立つのを断念


沈黙車両老婆の鼻歌窓の外行きずりの雨


爆音に埋もれてる間は強く在れる気がしてた


わ ....
気が付けばまたルーターの点滅を凝視している


人の意見を覆す度量がないばかりに口癖が「確かに」


言うほど気にしてないことを人に言われてがっつり凹む


どうしても言いたいほどの ....
出鱈目で意味も不明でハイファイさ
夢でキスして蹴飛ばすラジオ

意地悪な従姉がくるよ日曜日
すぐに逃げたい宇宙旅行へ

淋しげなコラージュセンス武器にして
カウボーイたち家を出るのさ
 ....
とまどったかたつむりたち目の前に信号がまだ青にならない

くちびるの荒れぐあいさえ忘れてる降り叩く雨呼吸の中に

いたむのは見とれすぎた胃ぶくろで蒼ざめるのはあなたの番だ

以上を持ち ....
灰泥軽茶さんの短歌おすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パフュームとやさしい雨に包まれて君の背中にR-a-i-nと描 ...- 北大路京 ...短歌414-3-26
猫のひげと春- 梅昆布茶短歌1014-3-15
蟷螂- そらの珊 ...短歌17*13-8-24
ひとつぶ- 石田とわ短歌11*13-8-17
玉葱なひと- たま短歌25*13-6-29
図書- 北大路京 ...短歌512-11-16
夕暮れじょうず- 梅昆布茶短歌512-9-10
ちぎれたしっぽ- たま短歌23*12-7-27
各駅停車- そらの珊 ...短歌1612-7-10
水脈- 梅昆布茶短歌1112-6-21
短歌二篇- 佐藤真夏短歌4*12-5-26
童話短歌- 北大路京 ...短歌19*12-5-4
桜散る2012- 北大路京 ...短歌13*12-4-23
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
題詠blog2011_081-090- 北大路京 ...短歌12*11-12-31
題詠blog2011_061-070- 北大路京 ...短歌15*11-12-17
「気付いたら忘れてた傷跡」自由律十篇- faik短歌3*11-11-5
南風- 夏川ゆう短歌111-11-1
「私が泣くと、紙屋が儲かる」自由律十篇- faik短歌4*11-10-28
「遂には雨まで降り出したわけで」自由律十伍篇- faik短歌6*11-10-17
ねおあこ- 北大路京 ...短歌16*11-10-13
うう- 唐草フウ短歌10*10-6-21

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