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夕方の終わりを見つめる

夜とはひとつの物質だ

夜とはたぶん雲のようなものだ


幼い頃を

洞窟のようなところから

覗いている



影とは雲のことだ

傍観 ....
週末の三日間

成功者たちのセミナーに参加した

講師たちの話に

俺はたえうる受信機でありえたのか

休憩のたび

俺は携帯で仕事を片づけていた

それが現実だ


理 ....
すでに家でくつろいでいます

TVで天空の城ラピュタを観ています

シータが空中に浮いているシーンを観ていたら

あなたに話した

ふしぎな記憶を思い出しました


スカイダイビ ....
ひとは切なくなりたくて

生身のひきだし持ちたくなる

それは薬にも毒にもなるけれど

愛とか恋とか呼ばれたりしている


新緑もやや落ち着いて

季節の陰を染めています

 ....
いろんな人生のベストセレクション

そんなものを読みとばすみたいに

生きてゆけないのが感情なんだよね


化学工場の煙突からは

ちいさな火があがっていた

夜の宙空をちろちろ ....
名古屋にも

とつぜんの雨とカミナリ

神戸のあなたからの

メールから数時間後のことだ


天気は西から来るのよね、

夕焼けきれけりゃ、あしたは晴れよね、


名古屋に ....
夜が深くなると

風が太くなっていた

六月の風が

ふたりの熱もさますだろう

月が外灯よりも白い


泣きたくなるときは

ひととうまくやれない

だから過剰になるよ ....
アキレス腱をきられて

殺された少女は

濃い光のなかで

音楽を探し求めていた


セットされたような

絶望の瞳孔に

探し求めていたものを

少女は映したと思いたい ....
ふるさとの夜

光り

ちりばる

輝き

時のかなたに


宝石にもみせてあげたい

星とあなたをあなたと星


ふるさとの夜

光り

ちりばる

輝き ....
この世は

不完全なところだ

だが、不完全なものを

うつくしいと思えるこころを

ぼくらは持っている
あたらしい経営をしたいのに

モチベーションの高め方にしても

あたらしいものをさがしているのに

またきょうも

接待ゴルフかなんかで土曜日だ

昭和のビジネスまだやってるよ
 ....
風のある五月の宵は

うつくしい青たちが

宇宙のものまねを演じている

この地球は、いまうつくしい


うつくしいと観ずる現象や

みにくいと観ずる現象は

地球という環境 ....
五月のあいだは

まぶしいけど

風に吹かれて

わからなかった


この六月の

乱反射する鏡の河に

吐き出した


五月のあいだは

まぶしいけど

風に ....
他人に敬意を払えないばっかりに

いやな世界をつくってしまう

こともあるけれど

ぼくらがたとえ

試験管から生まれたのだとしても


ここにいるよ

そんな声がします
 ....
朝、平日の朝

住宅街を歩いた

洗濯の匂いがした

ツツジが鼻先をかすめた

鳥が鳴いている

掃除機の音がする

新緑が風にゆれている


遠い記憶のようだ
月に向かった

こころに?マーク

紫いろのオーラ

肌につけて

ミレニアムのすこしまえ

夕刊にきみを見つけた


まだ

会うことはないけれど


月に向かっ ....
新緑がつくる

外灯の影

五月のファド


セルロイドのひかり

大人しく、白く

ハナミズキ、まわる


新緑がつくる

外灯の影

五月のファド
ことし

目を落とした

植え込みに

つつじ、つつじ汚れる

五年まえより

きょねん

気づいたときより

植え込みに

つつじ、つつじ汚れる
さよなら

引っかきキズ

小焼け夕焼け

ちっさな破裂

さよなら


くもり空まい散る

悲しみの水

黒い鳥まい過ぎる


さよなら

引っかきキズ

 ....
きょうもあしたも

風に

こころは吹かれている

風の

ようなものに吹かれている


路上の塵

こころ

こころ

こころたち

夏へと影をたくわえる

 ....
そんな愛もあるんだと

証明してやるさ、疾走してやるさ、

モーツァルトみたいに
見えない、けれど

雨が降る

相対的な

雨が降る

桜が夜の

川でライトアップ


水いろ

灰いろ

ピンクいろ

銀河のようにも

珊瑚のようにも
 ....
三月三十一日は

なにかしら

ほっとした

ぼんやりとあかるい

さびしい一日だ


徒手空拳の毎日にいると

一年はあっというまであるのに

十年にも思えるほど遠い
 ....
花巻に来ている

宮沢賢治と遠野物語の

風が吹いている

土が匂っている

せつない、ただせつない、


全車両禁煙の新幹線で

もうすぐ

この風と土から離れます
 ....
昼を見ても、夕方を見ても、

夜も、朝も、

まどろっこしい人々に苛々している

幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう

街明かりが、家々の明かりが、

まどろっこしい人々を照ら ....
この道を、町を、田んぼを

まいにち自転車ではしっていた

そんな風景をしまい込むために

写メをとったりしているのは


世界をつまらないもんだと

傍観者となっているアタシな ....
風のいたみを忘れてた

空はかおを変えている

ぼくは気持ちをなくしてた

空はついでをなくしている


ねむたくなるだけ

みやこ落ち

やさしいひとよ

空はあたらし ....
時が吹いてる

風が経つ

風が吹いてる

時が経つ

なんの違いがあるだろう

おんなじ力の連鎖だろう


一生という時間を想うとき

一生という風を観てしまう

 ....
錯乱した

曇天の

ハーケンクロイツ


だれかの 閃光


白い声をめくり

棲息を

纏いながら廃墟をとじる


かなたの 問答


見えない洞窟

 ....
subaru★さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(479)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
傍観者- 吉岡ペペ ...自由詩607-9-8
アンテナ- 吉岡ペペ ...自由詩207-7-30
パラシュート- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-15
生身のひきだし- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-12
他人が書いた詩を読むように- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-11
神戸のカミナリ- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-10
六月の風- 吉岡ペペ ...自由詩307-6-10
アキレス- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-7
星とあなたをあなたと星- 吉岡ペペ ...自由詩207-6-6
幸福- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...707-6-4
欲ばりなのかな- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-19
うつくしい地球- 吉岡ペペ ...自由詩507-5-14
鏡の河- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-13
ここにいるよ- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-11
- 吉岡ペペ ...自由詩307-5-9
まだ- 吉岡ペペ ...自由詩207-5-6
ハナミズキ、まわる- 吉岡ペペ ...自由詩307-4-29
つつじの汚れ- 吉岡ペペ ...自由詩207-4-29
さよなら- 吉岡ペペ ...自由詩607-4-21
こころたち- 吉岡ペペ ...自由詩407-4-21
疾走してやるさ- 吉岡ペペ ...自由詩307-4-7
銀河のようにも- 吉岡ペペ ...自由詩207-4-6
三月三十一日- 吉岡ペペ ...自由詩307-3-31
花巻にて- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-28
咳やまぬ春- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-26
静寂をはしる- 吉岡ペペ ...自由詩407-3-23
風のいたみ- 吉岡ペペ ...自由詩507-3-12
時は風のようなもの- 吉岡ペペ ...自由詩607-3-9
ぼくらは宇宙大の- 吉岡ペペ ...自由詩207-3-3

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