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凍った蛇口をあきらめて

くんだ水をリヤカーで押していた

すこしぬれただけで

手が冷たく痛くかたくなっていた

それを思うとなみだぐめた


ぼくの身代わり?

あなたの ....
また、おもしろいはなしあんで

ぼくが聞いたらおもしろい

感じるところもおんなじだ

また、おもしろいはなしあんで


前髪ぱらぱら静電気

手櫛でぱらぱらもと通りに

裸 ....
法則を聞いてみる

雲のうえに

青空に

ひかりに

法則を

発見せずに

決めつけずに

雲のうえに

青空に

ひかりに聞いてみる


市電がとおる
 ....
ただ見ているしかなかった

こんなに弱い俺なのに

なんでかそれを見つめていた

そんなつもりもなかったのに

しがみついていたのだと

押し流されるのを見つめていた


理不尽?

無常?

離別
 ....
あしたも朝から会社だった

こころやからだを使う仕事だった

思考や感受性をフル回転させながら

自問自答や己の正当化をくりかえしながら

反省や確信を行ったり来たりしながら

お ....
秋なしで冬が来た

水が温めば

春の匂いがした

休みの日の朝

まだ青灰色の雨の朝

ぬれた裸木の香のなかを

肺やわらかくさせ歩いていた


抜かずにいかせたかった ....
俺が悪い

価値は相対的なものだから

俺が悪い


俺が悪いってことで

たしかにそうなんだから

その心許してやれよ


俺が悪い

価値は相対的なものだから

 ....
海は青く大きくて

波はいい波ま白い飛沫

海は暗く明るくて

分厚い意味も光り輝く

おーい海、海よ、

風化させじと俺は行く


惨事の爪痕

整えられて

風化させじ

と俺は行く

校舎の張替 ....
中村勘三郎が死んだ

勘九郎のイメージがぼくには強かった

ハッと驚いたようなとぼけたような目と口を思い出す

そばにいると誰もが惹かれた男ぶり、人間ぶりだったと言う

ぼくがそうなる ....
月はあんなに高いのに

その真下しか海は光っていなかった

ぼくがこうやって命を使っても

世界じゅうを照らせないのとおんなじだ

ひかりはこの世の一部分しか照らせないのだ

そのことがぼくを静かにさ ....
冬の祖国から君はやって来た

ぼくは君にサーフィンを教えた

君はぼくに祖国の秋の美しさと

命を使うということを教えた


君は祖国に殉ずる

冬の祖国から来た君に殉ずる

ぼくは君に殉ずる


冬 ....
命は異相にも存在する

断て断て

忍耐

断て忍耐

でも命を使うのは此処


ばら色の人生からまる

いばらの人生からまる

美しさは永遠からまる


命は異相 ....
ひとの嫌なところばかり目につくようなときは

いつも体調の良くないときだった

窓ガラスに切り取られ

ビルから眺める

都会の光や影そのもの

そんなことはこんなところじゃないと ....
残酷なギャングスター

銃口をむけながら

若いふたりと談笑している

こころでは泣いている

目では笑っている

顔では遠く考え込んでいる


みんな帰ってゆく

どこ ....
青い水いろの空

公園からはみ出たさくら木

電信柱と電線が

拮抗しながら騒がしかった


世界はじっとしていない

何通りもの風景を

何通りもの異世界を

僕らはただ

奇跡のなかに浮かんで

 ....
いろんな時空がひとつに在る

それが

ひとつが在る

そういうことを教えてくれている


遠い朴訥なこえ

山の端にかかる虹が

柔らかい

たまにわがままになる

 ....
空や大地や山河には

草木やからだやひかりには

水の記憶がやどるだろう

水は変化のたとえではない

水は異世界の存在をたとえている


変化もそう

異世界の存在をたとえ ....
言動のピース

DNAに左右される

言動のピース

思考が言動にかわる

言動のピース

環境で言動がかわる


一秒まえもわからない

一刹那あともわからない

 ....
いちばん大切なことがなんであるのか。

そんなことは分からない。

たぶんケースバイケースであるに違いない。

ただ、正しいことは絶対ではない。

この遠い絶望を認識するところから、理 ....
ぼくにだれかが運を運んでくる

だれかとは

人かも知れないし

鳥かも知れない

石かも知れないし

木かも知れない

なんであろうと構わない

運とは

なにものか ....
まだ紅葉の見られない

山々に囲まれて箱根でゴルフをした

のんびりと適当に球を打った

一緒にまわるひとや

キャディーさんとの

人間関係を積みかさねながら

何かを我慢しながら

何かは主張しな ....
死後の世界ではいま

生きてる僕らを弔っていることだろう

そんな閑かな象徴を

車窓を過ぎる風景に見つめていたのだ


密集する集合住宅の横を走っていた

それは生きているとき入るお墓のようで

一 ....
そう呟かれて

ぼくはそのひとを殺してしまった

悲しかった

静かだった

淋しかった

自殺するひとの心が見えた

ぼくは飛び降りた


ぼくが殺人も自殺もしなかった ....
いいなあと羨む気持ち

誰にでもあるよ

いいなあと羨む気持ち

少し淋しくもなるよ

けど気にしなくていいよ


そうなりたいだけなんだ

ぼくらはただ

そうなりたい ....
好きだから好きになると

いずれ好きでなくなるのかな

嫌いだから嫌いを通していると

いずれ嫌いでなくなるのかな


永遠とよく似た言葉を探しています

どれだけ僕だけが大切にしたかったのか

逃げ ....
そうだ

ぼくじゃないだけさ

それだけのことさ


永遠など存在しない、その理由が

続きゆく時間にある、という矛盾


慈しむ

ぼくじゃないだけさ

それだけのことさ
偶然や必然のふりをして

なにかがぼくらを試している

みんな失いそうになるたび頑張っていた

だって世の中すべて

失いそうなものばかりだから
ひとは誰かのために梯子をのぼってゆく

そうでもしなければ生にしがみつけないのだ

移りゆく刹那を

永遠にすりかえる

そのような作業を

慈しみ歌にする

そうでもしなけれ ....
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ....
なにがほんとうか分からなくなっていた

夢のなかで見たことなのか

現実に起こっていることなのか

ぼくはおかしくなっていた

たぶん夢のなかでの出来事だった

それを現実の出来事 ....
subaru★さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(479)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-31
おもしろいはなしあんで- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-31
信じる- 吉岡ペペ ...自由詩812-12-24
離別- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-12-23
いつか分かる日が- 吉岡ペペ ...自由詩612-12-21
雨の朝- 吉岡ペペ ...自由詩212-12-16
悪者- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-16
海よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*12-12-11
中村勘三郎を思い浮かべる- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-8
ひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-11-29
冬の祖国- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-29
ばら色の人生- 吉岡ペペ ...自由詩312-11-28
いのちを使って- 吉岡ペペ ...自由詩212-11-28
寝場所- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-21
騒がしい秋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...712-11-20
ひとつが在る- 吉岡ペペ ...自由詩712-11-18
水の記憶- 吉岡ペペ ...自由詩812-11-16
言動のピース- 吉岡ペペ ...自由詩412-11-15
オバマ再選- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-8
- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-7
のんびりと適当に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-4
閑かな象徴- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-11-4
そう呟かれて- 吉岡ペペ ...自由詩412-11-4
いいなあ- 吉岡ペペ ...自由詩712-11-3
色欲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-11-1
矛盾- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-10-30
慈しむ- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-30
永遠- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-29
自然界- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-28
午前2時33分- 吉岡ペペ ...自由詩712-10-23

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