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眠たいのに眠れない夜

死なない程度にリスカ

目をそむけてうえを見つめる

蛍光灯ほどの明るさで

天使がばらばらと降りてくる


風が吹いている

真夜中を駆け抜ける
 ....
43歳の大人の男なら

こんなふうに言うんじゃないか

こんなふうに動くんじゃないか

そんなことを考えながら

喋ったり行動したりしている


たぶんみんなもそうなんだろう

「普通」ってなんなんだ ....
朝日のうえには宇宙

朝日のしたには地球

朝日のなかには明日

今日なのに明日

今なのに今日

行く先だけが今

朝日のなかには明日

朝日のしたには地球

朝日の ....
スタバの外で寒風にやられながら

さっき買った煙草

ビルディングの中

おとなのひとが突き刺さってゆく


貰ったものは捨てられないのに

なぜなんだろう

撮ったものなら捨てられるのは


スタバ ....
きみが傷つき力が入らなくなる

無理をしているきみも

息抜きしているきみも

ぼくが抱きしめ支えているから

地球のおもてでこんなに淋しい

うまくいかないときも

うまくは ....
在りし日の粗雑さ

ほこりのまじった水の匂い

ひとつふたつの梅の香です

あなたの帰り道愛おしくて

思いが詰まってる


もうすぐ春ですねえ

梅がひと枝ほころんでいます ....
貧しい言葉たちを見かけると

原発を思うときのような

途方もない気持ちになってしまう

この違和感は正しい

だからといって

正しいことは絶対ではない

それは世間的な話と ....
虎穴に入らずんば虎児を得ず

君子危うきに近寄らず

どちらが本当なのかが問題なのではない

君子は虎穴には入らないのだ

虎児を得ようとはしないのだ

これは君子の消極性によるも ....
変化をおそれるな

適者生存なんだから

幸せになろうと思うな

思えば今が

不幸せってことになるから


ぼくらの経験なんて

誰かが既にしていることなんだ

哀しい ....
現代音楽のようでいて

懐かしい旋律も現れたりする

シマノフスキーにはそんなピアノ曲が多い

冬の夜に近い朝

外灯は暗い空に圧されるように

地に貼りついていた

柔らかな天地の香り

宇宙から与 ....
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ....
記憶いがいに興味ない

目に映るものが

生まれて初めて見るものだとしたら

気がおかしくなっちまう

記憶があるから認識するのだ

目に映るもの

記憶を刹那のうちに総動員して

認識しているぼくら ....
約束に目を向けるんだ

苦しみに目を向けるな

約束に目を向けるんだ

大物ぶらなくてもいい

継ぎ接ぎだらけでいい

約束に目を向けるんだ


にじみつづける

みじめ ....
カンニング竹山がいた

おっさんというオーラは出ていた

竹山さんだ、というひとはいたが

立ち止まるひとはあまりいなかった

メガネをかけた女の子に

畳み掛けるように喋っていた

撮影がおわると竹 ....
検査が終わったら美容院に行こう

きょうの予定にふたつめのイベントを入れる


夜はいっしょに食事をする

今朝の地震は最近のいつものとは違った

浜通りが揺れずに山梨が揺れた

 ....
帰れる場所なんてなかった

みんなを傷つけた報いだろうか

果たして帰れる場所なんて

最初からなかったのではないか


一人で楽しいことや面白いことを

見つけられる天才だった僕じゃないか

帰れる ....
よわくてつよい

ひまでいそがしい

いきてあいしてたたかっているんだ

ぼくたちは

いきてあいしてたたかっているんだ


某地有人

誰かがどこかで

雪かきされなかった雪が

日陰で凍って

ひ ....
冬夜のアメリカ大使館

湿っぽい澄んだ星空が覗いた

ビル群の明かりのなか

棲息する命たちが星のようだ


星とはなんだろう

唐突に現れる別れのようなものか

それは無限 ....
花火のようなものを幻視した

こぼれる火花は涙のようだった

熱いはずなのにぼくには涼しかった

そうだ、成熟した孤独を生きてゆくのだ


なにもかもを破壊してしまったよ

ぼく ....
雪まみれになったあなたの道

清く浄くつづいて

それはやがてふたりの道にもなるだろう


会えないより

会わないほうが

大好きより

大好きでいられる


紅茶の ....
鳩が二羽しかいないことをアマリアはあらためて不思議に思うのだった

ここにはカマンヌとスダーイとアマリアの三人がいる

ということは鳩は三羽いなければならないのだった

そんな当たり前のこ ....
朝どこかで

読経の声がする

一日のはじまりの

静かの時間に

慎ましやかな叫びが

聞こえてくるのだ


明日への祈りや過去への懺悔

今を強化し越えてゆこうとする ....
一人じゃないよって言うけれど

一人じゃないのに孤独だよ

だから

一人じゃないよなんてまぼろしなんだ


でもそれでも

好きという気持ちが残るんだ

あなたのために存在したい

ずたずたになって ....
森のなかにその広場はあった

その広場にだけ光が降り注いでいた


広場には

どうしても二つ食べたくなるホットドック屋があった

ホットドック屋のそばでは

サッカーに興じる者

ベンチから立ち上が ....
左目からなみだがとまらない

なんども手首でぬぐったけど

乾いたふりをしてしみている


プライドが破壊してゆく

その破壊が正解であったことだけが

このミッションの成果だ
 ....
あなたを暴力から守りたいのだ

ぼくの暴力から守りたい

決めつけたり懐疑したり

そんな暴力から守りたい

ぼくの美しい心を守りたいのだ


まだ暗い朝の空気は

つめたく ....
海まで自転車を傾けながら走る

耳のわるいおじいちゃんが耕している田んぼを通る

民家の建ち並ぶ屋根のうえには雲が光と競争している

太陽がぎらぎらと当たって汚い川が美しく見える

静 ....
ふたりになる

ふたりだけになる

あなたを暴力から守りたい

素直な気持ちがほとばしる

あなたがいる

あなただけを見る


それが自由だった

それがあったかかった ....
こどもの頃からだ

ひとに相談なんてしたことがなかった

可愛いげもなかった

しても仕方がないと分かっていた

こころに届いてくるものなどなかった

見当違いのスコップで

 ....
服をみっつもらった

生きてゆく智恵のような服だった

じぶんを護る服だった

きれいなこころを護るような服だった


あなたからみっつの服をもらうことで

僕はあなたに

みっつの服を着せてあげてい ....
subaru★さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(479)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使にふれたい- 吉岡ペペ ...自由詩812-2-20
大人になれば- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-2-20
形がさわれた- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-2-18
朝駆けの空のした- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-2-18
地球のおもてで- 吉岡ペペ ...自由詩712-2-17
思いが詰まってる- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-16
貧しい言葉たち- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-15
君子危うきに近寄らず- 吉岡ペペ ...自由詩512-2-12
適者生存- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-11
シマノフスキーの調べ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-2-10
ふたりで見た海- 吉岡ペペ ...自由詩2012-2-4
記憶いがいに興味ない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-1-30
約束に目を向けろ- 吉岡ペペ ...自由詩412-1-29
立ち止まるひと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-1-29
土曜日- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-28
帰れる場所- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-1-28
某地有人- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-1-27
冬夜- 吉岡ペペ ...自由詩112-1-27
成熟した孤独- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-26
- 吉岡ペペ ...自由詩612-1-24
月の石(順不同)- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-22
美しい大作戦- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-21
まぼろし- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-1-20
その広場- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-1-19
左目からなみだ- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-17
青と白- 吉岡ペペ ...自由詩612-1-16
海まで- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-15
素直な気持ち- 吉岡ペペ ...自由詩212-1-15
孤独の告白- 吉岡ペペ ...自由詩1012-1-15
みっつの服- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-1-13

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