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夏のひかりがきらきらしている

微風にみどりが揺れている

存在には影が寄り添っている

音だけが聞こえない

空の水いろが黙っている

雲がこころのように浮かんでいる

外界まであとすこしの

白い ....
夜は来るんだ茜色

紫ブルーの茜色

そんなに遠くはないけれど

幸福と傷にゆれている

そんな筋合いはないけれど

紫ブルーの茜色

夜は来るんだ茜色
幸福ってあるんかな

傷ってあるんかな

幸福ってあったら

それオレの傷やねん
心配しても

そんな筋合いはないよと言われたら

それも無言で言われたら

ひとがどれだけ傷つくのか

それをわかってそうすることが

ひとをどれだけ傷つけるのか

おたがい

わかっていなかったのか ....
女と高台までのぼった

簡素な公園がそこにはあった

商店街で買ったトッポッキと貝を食べた

ソウルの町を一望しながら舌をからめた

白い夏だなと思った

白内障ってこんな感じだろ ....
ひかっているのは自然か人工か

暗闇にひかりを

ひかっているのは自然か人工か


見えないものが

何十ねんかけて悪さする

見えないものが

いますぐぼくのそばにいる


ひかっているのは自然か人 ....
インド料理のお座敷で

王様気分で料理を食べた

トマトのスープもほうれん草のスープも

オレンジ色したドレッシングのサラダ

マトンカレーにインドウィスキー

あれがあんなに
 ....
愛のかたちを燈していたよ

それはあなたのからだにではなくて

ふたりぼっちのたましいに

宇宙一こどくだった

ふたりぼっちのたましいに

愛のかたちを燈していたよ


この小山のように

愛らしい ....
きのうおれは

わるいことを思った

じぶん中心

きわまりないことを思った

そんなじぶんを憐れみ

さげすみ

困り果てていた

やっぱり限界だった


(いま起 ....
長い夢から覚めたなら

戦略会議に移るだろう

一.電話をしない

一.電話にでない

一.絶対会わない

長い夢から覚めたなら

戦略会議に移るだろう
おまえのこころに

見つけた刃物は

七年まえとおんなじで

虫けらみたいに冷たかった

そうだおまえは

体温のない

虫けらのいのちを有していた


首を振ってはみた ....
あなたの轍を見つめながら歩いていた

自転車に乗ったあなたのこころを感じていた

すべてがあなたを守るためだけに

存在している、ぼくは邪魔なの?

帰りの電車でとなりのひとが

 ....
これじゃいままでの恋とおんなじじゃないか

あたしだって必死だったんだ

必死であればわかってくれるはずじゃないのか

生命が、あたしのことわかってくれているように


朝起きるとあ ....
こころよ、からだよ、がんばってくれ

俺はいま

疲れること

めんどくさいこと

そんなことを一生懸命やりぬいて

たましいを高みに運んでいるのだから
月と星、かれらは

ぼくがひとくくりにして

いま見つめていることを知らない

それをどうのこうの

ぼくは言いに行こうとしている

それでいいじゃないか

そのままでいいじゃないか

それでいいじゃ ....
京都なあ

京都はなんかなあ

久しぶりのあいつらしい台詞

なつかしくて

すぐあたりまえになった
ぼろぼろになったっていいよ

しあわせになったっていいよ

自然をコントロールするために

知恵があるわけではない

台風一過の夕焼け空を見つめながら

かなしくてもあたたかかった

さびしくてもつな ....
月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を

ひとは明るいと呼ぶ


明るいひととは日を

受け止めているひと


月は日のふりをして

夜道を照らしている

日のふりをする月を
 ....
いのちにあらわれる

きけんなものはいろにあらわれる

おとに

かなしくなるとねむたくなるねん

すいがらすてるやつ

そうなりたいそうでありたいそうってなに

ねころんで扇 ....
じぶんの柔らかなところや

じぶんの弱いところを知ってしまったひとを

それでもいいのだと教えてくれたひとを

うしなってしまったら

僕はどんなふうになってゆくのだろう


七年まえから

六年くら ....
あなたがはしごを外してきた

ぼくがそこから落ちずにいるのは

愛なのか意地なのか


エヘンと黄と茶と黒の顔をして

ぶっとい緑の背を見せて

おおきな葉っぱで

おいでおいでをしておいて


あな ....
楽しいのもぼくひとりきり

悲しいのもぼくひとりきり

宇宙の

太陽系の

第三惑星の

そんな炭素の塊の

土くれみたいなぼくだった

守れるのはぼくひとりきりしかいないと思った

傷つけるのもぼ ....
7年まえもそうだった

心がわりにはじかれて

ぼくは駅の構内で

ひとりぼっちになってしまった

拒否すれば現れる

注げば閉じられる

ぼくはこんなに幸福なのに

7年 ....
ひかりを見ただけなのに

もう冬でも春でもなくて

春に近い夏に通うようだ


胸が弾かれたようになる

嫉妬や失望の時みたいに

胸が弾かれたようになる


ひかりを見た ....
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま ....
タコ焼きやさんは足ぱんぱん

寒い日、雨の日、足ぱんぱん

市役所さんから立ち退き命令

とおりすがりの常連さんたち

ゆるい反対してくれるけれど

タコ焼きやさんは足ぱんぱん
 ....
ゆるがないじぶん探して

ひとは旅にでる

そうだ、ひとは

だれもがじぶんの人生の

じぶんが主役なのだから


ゆるがないこと

じぶん以外にゆるがされてしまう

じ ....
また会えるからさびしくなる

花粉のせいで涙めになる

振りむいて手をあげる

はなれてゆく

みえなくなる

歩きだすしかなくなる

花粉のせいで涙めになる

また会える ....
さびしくはないか

雨を歩いている

鉄工所の匂いがする

イ短調から変ホ長調へ

その悲しみ転調させますか


切削油の

骨みたいな香り

金属加工の

歯医者み ....
ねずみが心配している

太陽はどこにある

ハンバーグはお早めに

滝壺の下見はやめておけ

ねずみが心配している

信じることは見守ること

車のナンバーには暗示

元気 ....
subaru★さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(479)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
音のない夏- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-4
紫ブルーの茜色- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-8-3
幸福と傷- 吉岡ペペ ...自由詩111-8-3
共感- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-2
白い夏- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-1
セシウムの夏- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-31
暗黒宇宙のそのなかで- 吉岡ペペ ...自由詩411-7-30
愛のかたち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-30
きのうおれは- 吉岡ペペ ...自由詩211-7-29
夢のあと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-28
虫けらのいのち- 吉岡ペペ ...自由詩111-7-28
教えてくれないか- 吉岡ペペ ...自由詩411-7-27
朝起きて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-7-26
生きる- 吉岡ペペ ...自由詩311-7-25
月と星- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-7-25
京都なあ- 吉岡ペペ ...自由詩211-7-22
台風一過の夕焼け空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-7-20
日と月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-19
春ノ近イ夏ニ通ウ(断片)- 吉岡ペペ ...自由詩211-7-18
助けて下さい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-7-16
意地悪な向日葵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-7-15
炭素の塊- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-7-15
冷たい夏- 吉岡ペペ ...自由詩111-7-15
春に近い夏に通う- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-27
応接室- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-26
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-21
ゆるがないこと- 吉岡ペペ ...自由詩211-3-19
改札口- 吉岡ペペ ...自由詩411-3-4
その悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩709-11-17
ねずみの心配- 吉岡ペペ ...自由詩109-10-31

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