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気付きもしなかった。



こんなにも空が変わらずに流れていたこと
雲は世界をみまもっていたこと
時が流れても、なにひとつ変わっていなかったこと
永遠を信じられるくらいのうつ ....
リンダ お前は顔が小さいな
リンダ お前は顔が小さいな…

白いラバァソゥルでこの街を闊歩
成人して踏み出すその感動をもう一歩
思わず進む煙草 合法喫煙もう一本
ってな具合で進んでく変わら ....
ジニー馬鹿馬鹿しいほど簡単に
   こんなところ捨ててしまおう

ジニー笑い転げているうちは
   世界に光なんて射しやしない

   人の言い草ばかりを気にする輩と
   共に笑いあう ....
 1
蛾sボンベイのカタコンベにて
エミールが列記した花々のミイラ
瓦礫下の耳らを魅入るLP盤
擦過傷にてLoopす音楽は
「結婚行進曲」 を拝聴した
内燃仕掛けの蛾sボンベイは
灰から ....
古い体温計が、もてあそんでいた手の中で
音も立てずに割れました。

すらりと ななめに切れた指先から、
白いシーツに ぽたり と赤い血が滲みました。
体温計のガラスの管からは、夢のように美し ....
  古い町並み
  もう、思い出は薄れて
  それでもまだ
  オルゴールの音はかすかに響いた

  緩やかな下り坂の終わり
  あの曲がり角を越えて
  少女時代が
  降り積もった ....
すべての葉を散らした体内で
葉たちはもう
おしゃべりをしているころだ
3DKの家から
1トン車1杯分のゴミを運び出した

できるだけ静かに運ぼうとしたのに
荷台の上で何かが崩れ落ちる音がする

7年前の秋
そこで始まった生活が思い出せない
ゴミ袋に放り込 ....
定期入れから定期券が消えた
そんな話をかつて書いた
どんな些細なことにも顛末というものがある
発端は結果を生み結果はまた何かの発端となり
僕らの日常は限りなくその繰り返しだ
例えば僕らの誕生 ....
向かい風の吹いている
地図の上です
収縮と膨張を繰り返す波打ち際の
緩やかなカーブをなぞること
波音は届かずに
待ち焦がれるばかりの



海岸線が近い
そうで
少しずつ僕らに迫 ....
チョコチップクッキー
ひたすら食べ続けて
気分悪くなって
悲しくなってテレビつける

そしたら
チョコチップクッキーのコマーシャル
チャンネル変えても
チョコチップクッキーのコマーシャ ....
グルグル回って
いつの間にやら元通り
ピンクと緑のストライプ
グルグル回って
薄気味悪い茶色になって
食べてみたら
結構イケるぞオイ
と思ったら腹がグルグル
地獄の一週間が始まるのであ ....
 君はまだおんなのこだから・・・

 帰り道 
 ぽってりふくれたくちびるに
 まっかにそまったほっぺたに
 冷たい流れに逆らいながら
 煌々と光るネオンの海を二輪車で泳いでく。

 ....
待ち合わせの時間まで
僕は地下街の書店で時間を潰すことにした
詩集のコーナーで数少ない詩集を二、三冊めくってみたが
どれもこれもピンとこなくて他のコーナーにある書籍も
黙りこくったまま ....
一気に見た物語に
夜中のわたしはすっぽりくるまります
にゃあんにゃあんと泣きたい気分
全身でなにかを目覚めさせたい気分
全身だけで終わりを見たい気分

お昼寝の途中で
いきなり体が震える ....
  冬の木漏れ日の中で懐かしい歌を聴きました
  懐かしくてももう泣けない自分がいました
  それが寂しくてそっと瞳を閉じました
  太陽が淡く輝いた冬の日のことです


  太陽 ....
もう
走りつづけることは止めました
身体中の軟骨が
少しずつ砕け始めてきたから
バランスが取れない

あなたの所まで
たどり着けなかったけれど
走っていた過程が
充実していたから
 ....
  言葉を重ねれば重ねるほど
  伝えたいことが遠ざかるような気がしたんだ

  だから今日はもう何も言わない

  沈黙の中でこの感情は満たされるだろう
  目を閉じていても そ ....
雨、降ってきたかと
てるてるぼうず

雨、降ってきたよと
へのへのもへじ

雨、降ったやろと
黄色い傘

雨、降ったんかと
お地蔵さん

雨宿りの軒先を探しながら
帰り道 ....
夜中、目がさめて階下に降りると
君が僕を積み上げていた

たどたどしい手つきで慎重に積み上げ
途中で崩れると
ふうとため息をついてまたやり直す
時々どこか気に入らないようで
何か ....
職場の同僚と{ルビ口喧嘩=くちげんか}して
{ルビ凹=へこ}んでいたハートに{ルビ靄=もや}がかかっていた夜
やり場のない気持を抱えたまま、散歩に出かけた

家を出て、ひとつ目の角を曲がると ....
きょうは
のみこむという漢字の
  書き順を わすれてしまった 
教室のまど《白い》雪のつらなり
(宿題をわすれたので)
   水に浮くような影を
  指でなぞってゆく

あしたは  ....
ふるさとはとても寒くて、ちょっと雪だって積もっていて、吐く息がとても遠くまで届くのでマウスケアってやっぱ大事だよねって気付かせてくれるそんな場所。

山はすっかり削られて白っぽいコンクリートの幾何 ....
ぼくらはうまれた。

りゆうをもとめることなんかしない。

それはすでにぼくのなかにいきづいているから。

きみにあうためにうまれたんだ。

それだけをしんじてるよ。




 ....
窓、
つぶらにびく、びくして


隅っこで圧し倒す布際に覗くよ。午後2時はびゅんとした狭さが、がらんどうだ。この部屋のここに堆積しているもの、蹴散らすほどのことでもないので。潜ってゆく広がりを ....
ひとが愛した草花の名前を手帖に書き留めて、日記にしましょう

ああ、憐憫というものは

秋の日の袖口に風があたり空がやたらに高く仰ぎひとがいつまでも遠くにいてぼんやりとした輪郭をにじませている ....
庭の木にセミの抜け殻があった
手にとって握りつぶすと
ぬちゃ
それはセミの抜け殻ではなく
抜け殻のようなセミ
もて余した僕はこっそり
ぬか床に隠してしまった
夕食の時
今日のぬ ....
グレープフルーツを半分に
ぱっさり、と
切ってごらん
まんなかにはいつも
記号



ぎゅう、

しぼったら
記号のしずくが
溜まるから
飲んでごらん
沈殿するのは
 ....
夜が白々と明けると通勤が俺を捲くし立て俺は走り
俺は走るが走っているのは通勤快速だ
くそっ!通勤だ
くそっ!快速だ
身動き取れないそれでも走ろうとする俺の背中にボインちゃんのボインが
ポ ....
 涙を流しました

 それは雨のせいでもなく

 バスの乗客のせいでもなく




 流れるものに気がついたのは

 口へと水の感触がしたからです

 し ....
ワタナベさんの自由詩おすすめリスト(657)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の終わり- なるせ自由詩305-1-15
リンダ_連打_乱打_リンダ!!ラバァソゥル- 虹村 凌自由詩4*05-1-15
退廃するジニー- 佐久間  ...自由詩4*05-1-15
蛾とLP盤- 六崎杏介自由詩205-1-15
まり_と_水銀- イグチユ ...自由詩805-1-15
オルゴール- 嘉野千尋自由詩9*05-1-14
若葉の言葉- たもつ自由詩1005-1-14
費やした時間の重さ- ベンジャ ...自由詩11*05-1-14
身辺雑記より(十)- たもつ自由詩6*05-1-13
白い音の手紙- 霜天自由詩2605-1-13
チョコチップクッキー- 大覚アキ ...自由詩605-1-13
グルグル- 大覚アキ ...自由詩605-1-13
すき- 消しゴム自由詩105-1-11
身辺雑記より(九)- たもつ自由詩1605-1-11
ヒアゼア- 船田 仰自由詩605-1-8
十三月記- 嘉野千尋自由詩45*05-1-7
リタイア- かなめ自由詩205-1-6
_- 嘉野千尋自由詩7*05-1-5
あまがえる- AB(な ...自由詩605-1-4
身辺雑記より(七)- たもつ自由詩2205-1-4
「腰越_Z_」の野球帽- 服部 剛自由詩6*05-1-3
降り積む時間- 青色銀河 ...自由詩205-1-1
ふるさと- umineko自由詩504-12-31
0- なるせ自由詩204-12-30
スカイ・ハイ- nm6自由詩1004-12-25
影踏み- 日下日和自由詩1204-12-23
ぬけがら- たもつ自由詩1704-12-21
*- 望月 ゆ ...自由詩12*04-12-19
通勤快速- たもつ自由詩1104-12-16
スイ- ふく自由詩2*04-12-13

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