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ぼくはかみなりを聞いてゐる

かみなりは遠くなつたり近くなつたりしてゐる

外は雨のやうではないのだが

ぼくはかみなりを聞いてゐるのだ

いつも




 ....
90%知りたい
だけどそれはやめておく

死ぬのはいくつの歳か
それを聞きたいけど
聞かないことにする

と、57歳のおじさんが言った



ぼくの座る
駅前の公園のベンチの前 ....
漢字の
「小」って
お母さんが真ん中に寝て
子供が両脇に寝てる様子に
似てるね

まいばん
そうやって
寝ています
水面の緩やかな起伏をもたらすものは
波の行き来
風の息
プールならば子供たち

入射光による二次元投影
輪郭だけのモザイク
水底に
水底にゆらゆら

瞬間ごとには
結晶 ....
日記を、付ける



六月二十三日、昨日から降り続く雨が鬱陶しい
飛沫を弾きながら、打たれるがままの紫陽花を見つめている
我が家の北側の窓の裾、包み込む影は徐々に沈み
零れ落ちた空の色が ....
胸中に走る恐怖心を打ち消して
一口分の甘い水

リアルと理想が一つじゃないから
至福の罠を{ルビ食=は}む

やっと 今居る場所を把握しました
此処は貴方の部屋でしたね
さっさと退散し ....
木漏れ日が
どうして丸いのか知っていますか
私は
丸くない木漏れ日を見たことがあります

金環食の瞬間を待ちながら
大勢のひとが
空ばかりを見上げていたとき
木漏れ日はどれもみな
大 ....
もしも宇宙人がいるのなら

宇宙猫とか

宇宙犬とかも

いるのかな


宇宙金魚ぐらいなら

ボクはちょっと

会ってみたいです
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
・・・・・・父は営林署の職員だった。私たち家族は小高い丘の上に建てられた社宅のひとつに住んだ。数十軒の社宅が営林署の三階だての建物を円形状にとりかこみ、遠くから眺めると近世の城とその武家屋敷の集落のよ .... (Insomnia)
あのとき初めて聞いた「さよなら」という言葉
無音の爆撃のなか 僕はまだ惰眠を貪っていた
ただ胸騒ぎ
夢の続きを 夢の続きを…
グーグー


そうして断層で象ら ....
正常 騎乗 座位 側位 半回転して ハイ背面!
正常 騎乗 座位 側位 半回転して Hai Hai MEN!!
平常思考は 性的趣向
煩悩108 全てエロ 頭ん中は 全てエロ

 道行く彼氏 ....
僕の夢は
夢を見なくなる
ことだったりしたから

僕は夢を
宇宙に放り投げたり
地面深くに埋めたりした


ある日外へ出てみると
地面には夢が
もさもさ生えてきてたり

空 ....
What am I waiting for
After you said goodbye?
Is it a joke or something
That I give up before I t ....
伸ばした腕の先の
手のひらの先の
中指の先っちょが
触れるか触れないか、
のところまで
夏が。


列車を待つ顔たち
照らす陽射しの角度を
知ってか知らずか
右へ傾く


 ....
ある日 吐き出した唾液が
ニコチンで染まってて
嗚呼 これが僕が汚れた証だと
ふ と思ったのです

ある日 つっぷした枕が
涙で染みていて
嗚呼 これが僕が犯した罪だと
ふ と思ったの ....
 
線路を歩いた
草がたくさん生えていた
誰もいなかった
ずっと前に廃線になったのだ

線路沿いに坂を上っていくと
車両が置き晒されていた
子供が廊下を走っていた

もう少し歩いて ....
話したことも無いけれど

重なるこころを
感じるのは
こうして
見つめ合っているからですね

どちらかが
目をそらしたら
そこで
終わってしまうかもしれない

もしくは
すれ ....
鍵盤の流れ
書斎の壁
狂った額に優しく
私は受話器を落とす

「悲しみを愛せよ・・・」


無数の音符に巻かれて
加速する刃
氷を突き、宙を舞った

私は目覚める

衝撃は ....
釘打ち
塞いでしまったピアノを
蓋の上から叩いてみる

かたい
なんてかたいんだ
という思い出


指先が充血して膨れる
針で突いてみたいけど
ただ赤いだけでつまらない
 ....
あしたがこないと
カラスが言った

あしたはたべたと
夕日が言った

あしたはにげたと
闇は言った

あしたは遠い空の上

きょうは輝く月の下

あしたはじっときょうをま ....
この世の常識とやらは
情け容赦無い
時代は再び上昇気流の乗ったと
多くの人々は言うけれど
人々の一人一人の冷たい瞳が
今日にも人を少しずつ
殺している

二人でいればもはや
二人 ....
ピンポン球の
はねる理由を
知りたくて
開いてみたら
からっぽだった

どこかで
見かけませんでしたか
お誕生日、おめでとう
お母さんは、いつも居間で突っ伏していて
僕は、カーネーションも、あげたのに
お母さんにも、言ってあげたのに
4日後だから、僕の番なのに
でも

お誕生日、おめでとう ....
(1)

高校生のとき、
まだJRが国鉄だった時代、
三十日間三十万円日本一周鉄道の旅を計画した。
青春18切符があれば、不可能事ではなかった、
東京を通過しないとどこにも行けない関東圏、 ....
日が暮れていく、僕の脆弱な血管の中を
翼よ、あれがパリの灯だ
けれど、僕の翼はじゃがいもでできている
ポム・ド・テール!
大地のりんごよ、大空を飛べ、飛べったら飛びたまえよ

   ....
気がつくと きみは
魚になってしまっていたので
ずっと
きみを知っていたのに
はじめて見たような気さえした


望遠鏡をのぞくと いつも
波がよせては砕け
飛び散る


セロハ ....
信号を無視してあらゆる交差点を渡った 緩慢な自殺未遂もことごとく失敗に終わり
裁縫バサミで刺した腕の傷も今はもうほとんど目立たない


つながれた大型犬が吠える それにつられて隣の家の
つな ....
 塀の上のツツジの蜜をアゲハ蝶が吸っている
 硝子屋の軽トラが道の脇に停まっている
 見上げたら 
 茎のような電線の向こうに
 無期懲役の太陽がある
 自分の魅 ....
  


あ から ん までの

きみ のこと

ろくがつ だけが

かすんで る





{引用=fromAB}   
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